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ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 63ページ)
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*36*

………………


たくっちスノー
「なんだこの魚………中身………玩具なんだからゼンマイとか入ってるはずだろ」

切り裂かれてバラバラになった魚に入っていたのは………真っ赤な折り紙の束と、魔晶石のようなもの、そして………割れた風船

メアト
「ゴーレムみたいなもの?」

ジーン
「いや…….この程度の素材であんな優れたゴーレムが出来るのか?玩虹術士というのはそこまで………」

ユニ
「ゴーレムというより生き物その物です、あの動きあの抵抗っぷり、エレメントや人工物でもあそこまで出来ませんよ」

たくっちスノー
「…………ジーンさ、さっきチモッチャは低ランクではないかもしれないみたいな話してたよな」

ジーン
「はい」

ユニ
「人を殺した時隠蔽できる人物ですか?とも話しましたね」

たくっちスノー
「…………………」

たくっちスノー
「こういうので、1度考えたことがあるんだ」


たくっちスノー
「迷宮から帰ってきた被害者は、本当にそいつらなのだろうか?」

たくっちスノー
「………クトゥルフとか、そういう未知の迷宮でもよくあるやつな」

ジーン
「……………」

ジーン
「でも、もしあなたの想像通りの事が起きていたのなら………今ユニと貴方はこの玩具を………」

たくっちスノー
「俺だって何も考えずに破壊したわけじゃねぇ」


たくっちスノー
「反転ドロップ!!」


たくっちスノーは玩具にドロップをかける


たくっちスノー
「俺は化ける他に、他のマガイモノには出来ない成分のコントロールが出来ることが分かった」

たくっちスノー
「伸ばしてシールドにしたり、ガムのように引っ付けたり」

たくっちスノー
「手から成分を流し、設定に命令することで重いものを軽くしたり………」

たくっちスノー
「壊したものを再生することも可能だ」

たくっちスノー
「…………時空犯罪者だった頃の傲慢な俺なら、こんな技は思いつかなかったろうな」

ジーン
「おお、玩具が元通りに………!?」

ジーン
「いや違う!?再生が止まらない!?」

イグニス
「これは…………!!」

たくっちスノー
「……………!」

END

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