完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
*37*
【第8話】
「ヘディングマスターズ」
………
たくっちスノー
「う…………」
ジーン
「ここは……?」
たくっちスノーたちは気がつくと、新たな部屋に来ていた
ジーン
「あれ、さっきまで魚釣りを………」
たくっちスノー
「どうやらチモッチャの奴が無理やり飛ばしたっぽいな………あいつめ………」
ユニ
「それで、次の道具はなんなんですか?」
メアト
「…………なにこれ?」
一同の前には巨大な装置………
たくっちスノー
「……………パンチングマシンか?」
ジーン
「殴り掛かる玩具なんですか?」
たくっちスノー
「ああ、こいつに向かってぶん殴ってな、その時の力を測定する奴なんだよ」
たくっちスノー
「どっちかと言うとゲームセンターに置いてありそうなもんが、なんでここに………」
ユニ
「………ふむ、なるほど」
ユニ
「この装置、殴り掛かるにしては当てるところが少し高くありませんか?」
ユニ
「拳を振る時に勢いが落ちそうですよ」
たくっちスノー
「え?…………言われてみればちょっと殴りにくいな」
ジーン
「ふんっ!!」スパァン
ジーン
「…………手応えはありますが反応しません」
たくっちスノー
「電源入ってないのかな?ちょっと調べてみようぜ」
……………
メアト
「…………あ、ここ、なんか書いてあるわよ」
たくっちスノー
「んー?製品名とかか?どらどら」
『ヘディングマスターズ』
たくっちスノー
「へ…………ヘディングマスターズ…………」
ジーン
「という名前ということはつまり…………」
メアト
「うりゃ!」バスッ
ピピピピピ
たくっちスノー
「頭突き力たったの3か…………ザコめ………」
ジーン
「何が面白いんだこの玩具!?」
ユニ
「どんな需要を想定したんでしょうか」
たくっちスノー
「俺にも分からん」
イグニス
「つまり俺たち5人で頭突きをしろというわけか」
イグニス
「この装置に」
イグニス
「顔面を」
イグニス
「思いっきり振りおろせというのか」
ジーン
「なんかカッコ悪くて乗り気になりませんね………」