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MM逃走中 イグニスの出られない1日(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 50ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 MM○○中 逃走中 ナントカ三術将編 3作同時展開 
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10~ 20~ 30~ 40~

*22*

メアト
「まだ不安なの?」

倫太郎
「まぁ兄が弟かはともかく、向こうにも話をつけないとダメですよ、イグニスさんの親族にも話をしないと」

ジーン
「待てっ水の剣士!!これ以上犠牲者を増やすのはやめるんだ!!」

メアト
「分かったわよ」



メアト
「今から次元層の奥深く行ってイグニスの兄を『『待て待て待て待て待て待て待て!!!』』


ジーン
「血迷うなメアト!!お前ほんとそれやったら許さないからな!?」


飛羽真
(あの貴方の家族も一体何が………)

イグニス
(……………聞くな!)

メアト
「もういいから結婚しましょ」

メアト
「ウェディングケーキもテーブルもドレスも用意したのよ」

ジーン
「お前いつの間に………というか、本気ですか?」

ジーン
「いいですか?あのイグニスですよ?真面目で冷静で、感情で贔屓も差別もしないイグニス相手に、本気で結婚出来ると思ってるんですか?」

イグニス
「……そうだな」

イグニス
「だが言っていいのか?こんな身も蓋もないことを」

ジーン
「この際だから言ってやりなさい」

イグニス
「メアト、お前が俺と結婚したいというのは勝手だ」

イグニス
「だがそれで俺は得をするのか」

メアト
「………は?」

イグニス
「いいか、結婚というのは好きだから一緒に住むと言った単純なものでは無い」

イグニス
「人生を共に過ごすということは、助け合うということ………俺達三術将のように出来ない事を補い合う関係だ」

イグニス
「万が一俺がお前と結婚したとして、だ」

イグニス
「俺はほぼ毎日働く、働いて給料を貰いそれをお前や家族に使う、休日は家族へのアフターサービスも可能な限り行う」

イグニス
「…………この際だ、お前は何が出来る?」


イグニス
「夢幻操士メアトは優秀だ、だが術だけではダメだ」

イグニス
「お前は、俺に、何が出来る?」

イグニス
「俺は家族になったお前を存分に助ける、だから俺と結婚したいなら、俺を家庭的に助けられる女になれ」

イグニス
「はっきり言うがお前にそういった魅力はない、好意を押し付けるより自分磨きをしろ」

メアト
「うっ!!!」ドスッ!!

ジーン
「ぐふっ!!!」ドスッ!!

倫太郎
「何故か流れ弾が!?」

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