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MM逃走中 イグニスの出られない1日(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 50ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 MM○○中 逃走中 ナントカ三術将編 3作同時展開 
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10~ 20~ 30~ 40~

*10*

イグニス
「…………ふむ」

一方、イグニスは呪いをかけた謎の女性の情報を探すため街に出ていた。

イグニス
「目撃情報でもあればいいと思っていたが………」

イグニス
「魔王様の為にも無駄足で帰る訳にはいかん、もっと探らなければ」

イグニス
「しかし…………今日はやけに視線を感じるな」

イグニス
「考えすぎか?」


イグニスは何も気づかないまま、森の方へと進んでいく………


「………ねぇ、あの人ってさ」

「うん……あの人」

「すっごく……かっこよくない?」


…………

そして逃走中の最中、ジーンは………

ジーン
「ふぅ、ふぅ………結構堪えるな、これは」

ジーン
「これから少しは運動しておいた方がいいかもな………」

「………あの!貴方!三術将のジーンですか!?」

ジーン
「ん?」

ジーンの前に女の子が歩いてくる

ジーン
「いかにも私が三術将、彩喚士のジーンで…………」

ジーン
「え」


ジーン
「サイン!勿論ですとも!突然の事で少々驚きましたが是非とも………」

ジーン
「え?私じゃなくてイグニスに?書いてもらいたい? 」

ジーン
「………本人に頼めばいいものを、まあ一応伝えてきますよ」

ジーン
「え?貴方だけじゃない?」


ジーン
「うわっいっぱい来た!!もう知りません!!イグニスに直接頼んで!!もう!!」

…………

ジーン
「はぁ、はぁ………びっくりした」

ジーン
「イグニスってあんなに人気だったか………?でも三術将が好かれているんだ、喜んだ方がいいんだよな………」

ジーン
「あっ、そうだ………たくっちスノーからマガフォンというものを貰っていたな」


ジーンはマガフォンでイグニスに連絡を入れる

イグニス
【ジーンか、そっちはどうだ? 】

ジーン
「もう大変でしたよ………今、貴方凄い人気者で」

イグニス
【冷やかしなら切るぞ】

ジーン
「待つんだ!最後まで話を聞いてくれ!」

ジーン
「………おそらくだが、君にかけられた呪いというのは人々に好かれるようになる物だろう」

イグニス
【なるほど………解除する方法は分かるか?】

ジーン
「いいのですか?今のところデメリットはないかと」

イグニス
【呪いによって与えられた偽りの人気なんて必要ない】

ジーン
「分かりました……では、分かり次第また連絡を」

イグニス
【ああ】

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