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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 63ページ)
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*34*
天夢
「………マリー」
天夢
「大丈夫か………」
マリー
「お前、なんで………」
天夢
(不思議と痛みはない、だが……体が動かない、もう死ぬ寸前なのだろうか………?)
天夢
(あれ?)
天夢
(そういえば、前にもこんな事があったような、)
マリー
「お前、どうして、そんな体に…………アタシを、庇って………?」
剣丸
「天夢!!」
バイオ
「天夢君!」
マルキュー
「ん、あの男が死ぬ寸前か」
マルキュー
「ちょうどいい、こいつらももう戦える体でもない………と」
マルキュー
「贄に捧げる前にダンテに報告するか」
マルキューは再びミニチュアに近付くと、ダンテの姿が浮かび上がる
剣丸
(あれが暗滅教の教祖、ダンテでござるか………!!)
ダンテ
「おや、マルキューですか………任天堂戦士がそばに居ますが、いいのですか?」
マルキュー
「問題ない、奴らは既に戦えるからだではない………それよりも、光救教についてだが、反応の正体がわかった」
ダンテ
「その正体とは?」
マルキュー
「あの満身創痍の男だ、向こうは気付いていないが、どうやら魅入られてるぞ、奴に」
ダンテ
「それはそれは、是非とも私のところに送ってくださいな」
マルキュー
「了解した」
空束
(魅入られてる?)
…………
天夢
(俺はここで、死ぬのか?)
天夢
(まだ、あいつを倒してないのに、世界が救われてないのに………)
天夢
(まだ傍にはマリーや、剣丸さん達がいるのに………)
天夢
(死にたくない、死にたくないよ)
天夢
(大切なことが出来ないまま…………死にたくない!!)
【私にお前の光を見せてくれ】
天夢
「!!」
【お前に、力を………】
マルキュー
「うおおっ!?」
マルキューが天夢に触れようとした瞬間、天夢の体が光り輝く!!
マルキュー
「なんだ!?」
ダンテ
「こ、この光は………まさか、奴の………」
マルキュー
「どういう事だ!?」
天夢
「……………!!」
天夢の体が次々と変わっていく………拳が辺り一面から増えて、引っ込む!!
ダンテ
「………これは、【同じ】です!!」
ダンテ
「あなたと!!」