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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 63ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 スマブラ戦記シリーズ 灯火の星 スマブラ
*61*
【最終話】
「星の灯火」
天夢
「…………ぐっ…………キーラ!!」
天夢
「この星を………渡してたまるか!!」
天夢
「くらえっ!!トースター!!」
天夢はキーラに向かって片腕を伸ばすが………
天夢
「ぐっ…………ぐううううう!!」
天夢の腕は光の玉の寸前で止まり、これ以上近づけない
バイオ
「と………届いていない!?」
空束
「いや、それどころか…………」
天夢
「っつうううううう!!!」
空束
「ダメージを受けているのは、天夢の方、だ」
天夢
「ぐわっ!!なんて強さだ………」
メイドウィン
「ふんっ!!」
メイドウィンも包丁を振り下ろし、攻撃を与える
メイドウィン
「…………効いてるっぽいが、ダーズより硬いな」
メイドウィン
「どうやらこいつ、マジで弱ってたフリをしてたっぽいぞ!」
ブルース
「なんでやつだ…………」
オリヴィエ
「こんな所で終わるのか………!?」
ダンテ
「わたしは、まだ………!!」
天夢
「何か、なにか手を考えるんだ………あっ」
天夢
「そうだダンテ!お前が持っていた、あのマガイモノという力で!」
メイドウィン
「えっ!?なんでマガイモノ知ってんの!?」
ダンテ
「いえ………あれはデスギアのものではありません、ここの者達が怪しいものがあると回収してきた物で…………」
メイドウィン
「…………ねぇ、少年!マガイモノ成分が必要なのか!?」
天夢
「え、ええ………」
メイドウィン
「ちょっと待ってろ!」
メイドウィンはポケットから携帯を取り出して、通話しながらキーラの攻撃を交わす
メイドウィン
【あ、もしもし俺だけど】
たくっちスノー
【おせーぞ黒影、今何してんの?】
メイドウィン
【宇宙人がめちゃくちゃ強くて、俺と仲間だけじゃ無理】
たくっちスノー
【………………はぁ?お前でも無理ってその時点で勝ち目ないだろ、おい】
メイドウィン
「そう言わずに何とかならない?」
たくっちスノー
【……………うーん、何とかって言われても】
たくっちスノー
【まぁこっちの方は片付いたから問題ないよ、何あった?】
>>
…………
たくっちスノー
【はぁはぁなるほど、なにその宇宙人半端ねぇな】
たくっちスノー
【てかダーズとキーラ?どこかで聞いたような………なんだっけ、設定の1つ?】
たくっちスノー
【…………で、それを自分のマガイモノ成分でなんとかしたいと?】
メイドウィン
【そういうことらしい】
たくっちスノー
【…………無理だ!!無理無理無理!!】
たくっちスノー
【宇宙人相手なんてやったことないんだぞ!?成分使ったところで何になるんだよ!どうしろと!?】
メイドウィン
【いや、だから倒すんだよ】
たくっちスノー
【倒すなんて無理だ!第一自分なんて黒影からしたらちょっと下位互換みたいなもんだぞ!?】
メイドウィン
【………んー、あのさ、お前断る権利あると思う?】
メイドウィン
【これ、こんなことになったの、お前がメイドウィンとして世界をちゃんと見ておかなかったからだよね】
たくっちスノー
【っ!!】
メイドウィン
【リアルワールドは地球だけ守ってけばいいと思ってた?悪いけど相手してるのは全てだ、メイドウィンってのはそんな軽いもんじゃないんだよ】
メイドウィン
【お前がやることは1つ、この世界を存命させる方法を今すぐ考えて実行する、それが出来なければお前もこの世界もおしまいだ】
メイドウィン
【一緒に滅んでもらう】
たくっちスノー
【………ま、マジで言ってるのか!?別に居るならお前がやれば】
メイドウィン
【やろうよ、結末を迎えたくないんだろう?】
天夢
(……………なんだ、一体どんな会話が繰り広げられている)
ダンテ
「……………同じだ。」
天夢
「え?」
オリヴィエ
「…………ああ、こんな所にも………【同じ】奴は居たのか………」
ダンテ
「………結局、デスギアに逃げ場などなかった………ということですか」
たくっちスノー
【………………さっきも言ったが、宇宙人の戦闘力なんて分かんない、マガイモノでどれだけ出来るかは分かんない】
たくっちスノー
【……………ただ、相手がどんなやつであれ………一時的に封印することぐらいなら………】
メイドウィン
【はい、よく出来ました】
>>
たくっちスノー
【ブラックイリュージョン!!】
たくっちスノーの声とともにキーラやダーズの真上から雨のように降り注がれる!!
メイドウィン
【ありがとう、それはそれとして覚えといてね】ピッ
メイドウィン
「さて、どうやら向こうが万事休すで封印しかないって言ってるみたいだ」
天夢
「…………_それでもやってやる!!今俺たちにできる全てをやるんだ!!」
メイドウィン
「元気がいいね!よし分かった!!」
メイドウィン
「じゃあ時間稼ぎ頼むよ!!」
天夢
「えっ!?」
メイドウィン
「よいしょっと!!」
メイドウィンは流れてきた成分を全て回収し始める!!
メイドウィン
「あいつ相当吸い上げやがったなぁ!!」
メイドウィン
「俺が集め切るまでに時間かかりそうだから、それまで逃げないように攻撃よろしく!!」
天夢
「あ、ああ………分かった!!」
ダンテ
「させるか!!せめて、ダーズ様だけでもお守りしなくては………!!」
メイドウィン
「邪魔だ、おまけ!!」
メイドウィンは包丁をぶん投げてダンテの周りの足場を破壊する
ダンテ
「あっ………」
天夢
「ダンテ!!」
天夢は再び手を伸ばそうとするが………届かない
ダンテ
「ダーズ様ああ あ あぁ ぁ ぁ ぁ …………
天夢
「なんで………そこまでしなくても!!」
メイドウィン
「もう、邪魔だと思ってね………大丈夫、死なないから」
ダーズ
「…………!!」
ダーズはダンテに反応したかのように触手を振り回すが、尽くメイドウィンの前で切り刻まれる
メイドウィン
「無駄!キーラならまだしもお前くらいなら問題ない!!」
天夢
「……………!!」
バイオ
「天夢君!!」
バイオ
「やるしかないわ………今しかない!!」
バイオ
「今は無理でも、またいずれ…………!!」
天夢
「………うっ、おおおおおおお!!」
メイドウィン
「ああ、次なんてない」
メイドウィン
「もう、物語は決まっている。」
天夢達には声は届かず、ただ無心で止めるために、全力で
天夢
「………!!!」
叩く。
>>
それから、刹那の瞬間であった
メイドウィン
「よし、出来た!!」
その男は、黒い成分を巨大な手に変えて
メイドウィン
「悪いけどもう暫く!!」
メイドウィン
「次の物語まで眠ってもらう!!」
天夢
「ちょ、ちょっと待って!!その位置じゃ」
天夢
「俺たちまで!!」
メイドウィン
「それがどうした!」
メイドウィンは天夢達諸共、巨大な腕でダーズ達を押しつぶす…………!!
そして、全ての意識は、物語は、途切れた
メイドウィン
「これでよし、あとは彩月達がここをぶっ壊してくれるはずだから………それまで彼らは………」
メイドウィン
「ま、気が向いたらでいいか」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
天夢
「…………っ、うん?」
暫くして、天夢は………目が覚めた。
天夢
「……ここは………っ!?」
天夢
「あああ!!?」
天夢は………お馴染みの住宅街、おなじみの景色に、何故か倒れるように居た。
天夢
「なにこれ………まさか、今のは夢?」
天夢
「いや、そんなはずは…………」
天夢は時計を確認すると………
天夢
「………い、いや、違う………違う!!あれは夢じゃない!!」
天夢
「確か、俺が死にかけた時は………2017年ぐらい!!」
天夢
「い、今………2021年だってぇ〜〜〜!!!?」
…………
天夢
「ど、どういう事だ!?てか俺生き返ってるし………」
天夢
「とは言っても………俺一人じゃ、わかることなんて何も………」
「う………ううう………」
天夢
「………!この声は…………」
天夢は声のした方に向かうと、そこには見覚えのある姿が………
天夢
「………お前は!!」
ダンテ
「…………!?わたしは」
ダンテ
「何故わたしは生きている!?それに、この場所は地球人の………!!?」
「……………あんたらが、虎伏天夢とデスギア人のダンテ?」
天夢
「…………!!」
たくっちスノー
「えーと、初めまして…………で、いいんだよな」
たくっちスノー
「俺はこの世界の神様…………メイドウィン、たくっちスノーだ。」
たくっちスノー
「あとこれ、お土産」
オリヴィエ
「…………」
天夢
ダンテ
「「オリヴィエ!」」
>>
…………
たくっちスノー
「えーと、どこから話したらいいか………まず先に言うと、ここまで起きたことは全て事実、現実に起きた出来事だ」
天夢
「……ここまで時間が経っているのは、なんでなんですか?」
たくっちスノー
「うん、そこなんだよ俺が謝りたい所」
たくっちスノー
「こっちも忙しくてな……事情があったんだ」
たくっちスノー
「あのバカ………メイドウィンと名乗ってたアイツな、アイツが結構厄介なやつだ」
ダンテ
「そんな気はしていましたよ」
たくっちスノー
「と言うと?」
オリヴィエ
「…………奴が話している時のそれは、キーラの支配と………似ていたからな」
たくっちスノー
「宇宙にもカーレッジみたいなやつはいたってわけね………それであいつは後からお前らを復活させる予定だったらしいが」
天夢
「…………忘れられて今ここに?」
たくっちスノー
「っつーことになる………いやお前たち全員発見するの大変だったよ…………」
ダンテ
「………数年かかるほど何かしらあったのですか?」
たくっちスノー
「まぁつまりはそういうことね…………」
天夢
「………あっ、そうだ!!肝心なキーラとダーズは!?」
たくっちスノー
「それに関してだが問題は無い、これこれ」
たくっちスノーはスマブラSPを見せる
たくっちスノー
「あれからキーラは先に復活して、スマブラファイター達を襲った」
たくっちスノー
「だが唯一生き残ったカービィが次々と仲間を解放していって、キーラを追い詰めたんだ」
たくっちスノー
「が、その後ダーズも復活………ってところでな?」
たくっちスノー
「あいつら、聞いた限りじゃ2体まとめて相手して勝利したらしい」
たくっちスノー
「雪が言うにはめちゃくちゃ強かったらしい、あいつを」
ダンテ
「…………………」
天夢
「…………………」
天夢
「はぁ………よかった」ドスッ
天夢
「というか俺どうしよう?多分死人扱いなんだけど、高校も行けてないし………」
ダンテ
「…………ダーズ様も同胞もいない、わたしもこれからどう生きれば…………」
たくっちスノー
「ああ、それに関しては問題ない、こっちで修正しておいたから」
たくっちスノー
「お前ら、今日からこいつまとめて3人暮らしな」
オリヴィエ
「らしい」
ダンテ
「…………」
天夢
「…………」
「「えっ?」」
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【CAST】
天夢
バイオ
空束
剣丸
マリー
オウカ
ギン
テンズ
灰路
ブルース
アイゼンベルグ
ダンテ
マルキュー
デスプレイ
マオーマ
シャドー・メイドウィン・黒影
たくっちスノー
たくっちスノー(SEASON2)
ダーズ
キーラ
【原作】
大乱闘スマッシュブラザーズSP
【スペシャルサンクス】
小説カキコ
ここまで見てくれたあなた
【作者】
メタルメイドウィン
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たくっちスノー
「家は用意しておいたから」
天夢
「…………マジで暮らすのか、俺たち」
ダンテ
「地球人、デスギア人、ディストティア人………みんなバラバラで、なんとかなるのですか?」
オリヴィエ
「………どうなるか分からない、でも」
オリヴィエ
「凄く………清々しい気分だ」
ダンテ
「奇遇ですね、それは私もです」
天夢
「…………ま、いいか!」
天夢
「ようこそ、地球へ!!」
【スマブラ戦記Another ジ・アースレジスタンス】
「END」