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*85*
野獣先輩
「なんだ?数人に負けるわけないだろ馬鹿野郎、俺は勝つゾお前?」
野獣先輩
「というより、死なないからどうってことはないっすよ」
K
「...確かにマガイモノに死はない、だがそれを免罪符にしたらおしまいだ」
野獣先輩
「は?」
K
「たくっちスノーの奴はそんなことを言っていた」
野獣先輩
「自虐っすか」
K
「そうなるかもしれないな...実際彼は不死を後盾にして好き放題していたし」
K
「一度あいつを殺した身として言わせてもらうと、君はあいつと何も変わらないように見える」
野獣先輩
「は?...よく言われるんすよねぇ...あいつみたいとかさぁ...」ピキピキ
野獣先輩
「それ、一番ムカつくんだよ」
K
「あーいるよなぁ、自分がやってるからって相手もやろうって考えてる奴」
K
「先に言っておくぞ田所、私がマガイモノキラーということを忘れてないだろうな」
K
「その気になればお前なんて軽く捻れるんだよ」
ゆかり
「小林さん...いいんですか?」
K
「たくっちスノーに頼まれているが、こっちにも守りたい世界があるし...何より、無事に帰ってこいってあいつと約束しちゃったからな」
野獣先輩
「ったくよぉ!!なんで思い通りにならねぇんだ!」
野獣先輩
「たくっちスノーもKもデーリッチも動けば大体望み通りになってたって言うのに!なんで俺は思い通りにならねぇんだ!」
野獣先輩
「なんで俺に気持ちよく好きなことをさせてくれないんだ!!」
三日月
「オルガ」
オルガ
「まだだ...もう少し待て」
K
「私は思い通りにとはいかなかったさ、もちろんあの子も」
K
「私たちを冬夜の取り巻きみたいな頭の軽い奴等と思うなよ、おかしいと思えば否定くらいしてやるさ」
野獣先輩
「オオ!?なんで俺はなろう小説の主人公じゃねーんだ!!」
ゆかり
「死んでないからじゃ」
黎斗
「ブウウウウウウンッ!!」
アライグマ
「皆、喧嘩はやめるのだ!!」
野獣先輩
「オオ!?」
アライグマ
「あ、アライさん達は...カオスを...倒すために...」
K
「なぁ田所、こいつって無理矢理連れ出したんだったか?」
野獣先輩
「ああ、戦力が欲しかったけどあいつしかいなかったからな」
アライグマ
「...タドコロは、アライさんを必要としないなら、それでいいのだ、ジャパリパークに帰ってまたフェネックを探すのだ」
野獣先輩
「お前それ本気で言ってんのか?どれだけ遠いと思ってんだゾ」
アライグマ
「でも...」
野獣先輩
「大体なぁ...もうフェネックなんていねぇんだよ!!」
アライグマ
「!!?」
K
「バカ!!それを言うんじゃない!!」