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＊20＊
晴香
「ああ死ぬかと思った」
那雄宏
「なんで死んでねぇんだよ」
早苗
「ＲＰＧによっては『戦闘終了時にＨＰ１で復活』ということもありますよ！」
晴香
「仕様に助けられた・・・」
蜜蜂
「これで『誰かさんが死亡フラグを言っても安心』ですね」
蝶々
「なんで俺に向かって言うんだよ？」
・・・
【宝箱①】
蝶々
「おお！３２３７８円も入ってるぞ！」
晴香
「中途半端だとリアル感溢れる」
冴子
「誰かの貯金でしょうか・・・」
【宝箱②】
蟷螂
「弓鉄砲か」
冴子
「ボウガンという奴ですね」
蜜蜂
「これと混ぜてみません？」
晴香
「こ、これは・・・！！」
【晴香は『痺れ弓鉄砲』を覚えた！】
【宝箱③】
晴香
「『すごいキズぐすり』がカンストするほど置いてある・・・」
ポプ子
『さてはチートだなオメー』
早苗
「データが壊れたら困りますし一個だけ持っていきましょう」
・・・
晴香 ＬＶ９→１２
那雄宏 ＬＶ９→１１
早苗 ＬＶ９→１２
蟷螂 ＬＶ１０→１１
冴子
「どうですか？晴香さん」
晴香
「うーん・・・まだあの時のような違和感はないけど・・・」
蜜蜂
「そろそろ山賊のアジトに到着・・・といった雰囲気があります」
蝶々
「やっとあいつの出鼻を挫けるってわけだ！なあ蟷螂殿？」
蟷螂
「・・・・・」
那雄宏
「ああ？おい！」
冴子
「どうかしました？」
弘司
「・・・匂うな」
蟷螂
「分かるか？」
弘司
「仕事柄な」
那雄宏
「スンスン・・・ああ、そういうことか、確かにな」
早苗
「え？何が？」
弘司
「血の匂いだ、この辺りで誰かが死んでいる」
蟷螂
「それもたかが一人という数でもない」
冴子
「・・・まさか山賊が？」
那雄宏
「俺はまだライフルぶっぱした覚えはねぇぞ」
晴香
(私だけ血の匂い分からなかったのは黙ってようかな)
晴香
「この先に『恐ろしい何か』が待っているかもしれない・・・」
早苗
「こんな時の為に『マヨネーズ』買い込んでおきました！」
那雄宏
「何勝手に買い込んでんだテメーッ！！」
・・・
～風鈴山頂上・ヒグマの根城～
蝶々
「山賊野郎！追い詰めたぞ！！」
ヒグマ
「」ﾁｰﾝ
晴香
「もう死んでる・・・！！『キャラ選の時点で何となく察していたけど』なんという出オチ・・・！！」
赤犬
『山賊は所詮・・・雰囲気作りの為の【死体役】じゃけぇ・・・！！』
眞子
『ハァ・・・ハァ・・・『雰囲気作り』・・・？』
姫乃
『乗らないで眞子ちゃん！』