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*99*
マクスウェル
「で、結局こいつらは何なんだ?」
イエイヌ
「草加さんとキュルルさんはここに住んでいるんです、ルームメイトというものです」
キュルル
「ちなみに乾巧もそうなんだよ」
巧
「悪いか、俺はタダ飯はしないんだよ」
草加
「女の子と親しくするってのはどうかなぁ?」
魔理沙
「事案起きそう」
キュルル
「で、その汚いシャツの山はなに?クッサイからおうちにおかえり」
イエイヌ
「おうちはここなんですが………えっと、台風が来そうなのでシェルターを開けようかと」
弘司
「シェルターだと?そんなものがあるのか?」
イエイヌ
「乾さんによるとそうらしいです」
巧
「この下にな……とてもデカいもので、これだけの人数が入っても問題ないくらいだった」
冴子
「なんでそんな凄いものがクリーニング屋に………!?」
草加
「へぇ………」
イエイヌ
「急ぎましょう皆さん、被災者の為のごはんも作らないと」
キュルル
「いいや、そんな必要は無いよ 」
イエイヌ
「え?」
草加
「………」スッ
眞子
「あの、なんですかそのレバー」
草加(あの顔)
「よくないなぁ…こういうのは」
パカッ
キュルル
「悪く思わないでね、この姿もそろそろ飽きてきたんだ」
草加雅人
「そろそろ………なんでね」
晴香
「えっ、なんで下が開いて」
巧
「草加ァ!!」
ヒュウウウウウウウ
草加
「………」
キュルル
「…………」
「あっ、どうもどうも!見事に引っ掛けたようだね!」
草加
「あの二人は単純だからね、簡単だったよ」
キュルル
「へっ、僕らの正体にも気付かないなんてやっば籠ってたやつは知能が低いな」
「これで僕も安全にここを荒らせるというわけさ、ハハハ」
………
〜シェルターよりはるかに下〜
晴香
「う、うーん」
巧
「起きろ!」
晴香
「はっ!!」
弘司
「気がついたか」
晴香
「あれ、皆………ここは?」
那雄宏
「シェルター………には見えねえよな」
巧
「恐らくだが、シェルターとはまた別のところだろう、草加の奴何を考えて……」
早苗
「それを考えるのは後にしましょう、ここから出ないと」
巧
「ああ………気をつけろ店長、危険な匂いがする」
イエイヌ
「は、はい………」