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*11*
松山
「なんなんだよ!!さっきから理不尽すぎんだろうがよ!!」
幻徳
「まさかここまで来るとは」
アンジェ
(あれ?私、また...)
松山
「カイム!!おいカイム出てこい!!」
カイム
「おやおや、どうやら彼にやられたみたいですね」
カイム
「彼は見ての通りゲームをしていますが、ゲームオーバーになってしまうと貴方達に八つ当たりしてきます、気を付けてくださいね」
松山
「気を付けてくださいね、じゃねーよっ!!」
松山
「そんなもんどうしようもねぇだろうがよ!!」
カイム
「確かにこれを自力では無理ですね...では特別に対処法を教えてあげましょう」
カイム
「実はそのタブレット、彼の遊んでるゲームとリンクさせることが出来ます」
幻徳
「ハイテクだな」
カイム
「彼はゲームが苦手なようなので手伝ってあげるといいでしょう」
松山
「なんでオモチャのやるゲームを手伝わなきゃなんねーんだ!」
カイム
「ゲームオーバーになると必ず貴方達の所に向かってきますよ?」
カイム
「少なくとも彼は引退しているのであそこから出ることもないでしょうし」
松山
「...はぁ、まるで子守りだ」
カイム
「そんな悠長なことを言ってられるのも今のうちですよ?」
カイム
「アニマトロニクスはまだ数えるほどしか登場していないのですから」
黄名子
「そういえば50個は居るって言ってたやんね...」
カイム
「それと既存プレイヤーの松山さん?貴方の今までの常識は通用しませんよ?」
カイム
「キツネは新しい技を覚えましたから」
松山
「は?」
カイム
「ではまた」
...
アンジェ
「キツネもいるのね」
松山
「アニマトロニクスは主にクマ、ウサギ、ヒヨコ、キツネを中心として作られてんだよ」
松山
「キツネのフォクシーって奴は目を離すととんでもねー速さでこっちまで迫ってきやがる」
松山
「その癖閉めるとドアを叩いて電力を減らしてきやがるんだよ」
幻徳
「それは厄介だな」
松山
「いいか?キツネを徹底的に見張れ、動かれたらオシマイだ」
シャルロット
「分かりました!」
アンジェ
「その上でさっきのクマも見ないといけないのよね...」
パープ
「アルティメットカスタムナイトって本来は好きな奴だけを出して遊ぶゲームだからね、全員出るとなると鬼畜だよ」
パープ
「そーいや、オモチャみたいな奴も居たって聞くけど」
松山
「マングルの事か、どうせ上から迫ってくんだろ」
パープ
「あーそっかそっか」