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*33*
パープ
「ていうかさヒルマよヒルマ、アタシにとってのダーリンなのは」
松山
「は?お前別人格に恋してんのか?」
パープ
「文句あんのか?」
松山
「別に?俺は興味ねーし」
アンジェ
「あーいるいる、全然寄ってこないから興味ないとかいって傷付いてないアピールする人」
幻徳
「23になって情けないな」
松山
「ちげーつってんだろ、お前ら全員この場で殺してやろうか」
パープ
「あーはいはい、ヒルマはずっと寝てるからお前らには分からんだろうけどさ、むっちゃいい男なんだよ」
黄名子
「ずっと寝てる男の魅力って?」
パープ
「言ったところで理解できんだろうし別にいい」
アンジェ
「というか、その恋って実るの?」
パープ
「人格っていうのは互いに会話できるんだよ、常識だろ?」
松山
「まぁ二重人格ではよくあるネタだよな」
幻徳
「今でもヒルマと話しているのか?」
パープ
「ううん、話せるのはヒルマが寝てるときだけ」
パープ
「ま、起きたらリアルタイムの朝まで寝ないしそれまでよろしくな」
幻徳
「そういえば時間把握出来てないな」
パープ
「アタシが起きるのが午後10時、眠るのが朝の5時って覚えとけばいいから」
シャルロット
「それでもご飯の時間を覚えておきたいですよね...」
アンジェ
「そうよね...お腹が空いたって言えばピザを送ってくれるけど...」
カイム
「おや、お困りですか?」
松山
「カイム!」
カイム
「確かに現代の人間は時間を気にしますからね...良いでしょう、時計を用意しておきます」
そういってカイムは目覚まし時計のようなものを用意する
カイム
「アラームを6時、12時、19時にセットしておきましたので、これからはアラームが鳴ったときに食事を用意します」
アンジェ
「へぇ...」
松山
「...カイム、聞いていいか?」
カイム
「はい、なんです?」
松山
「...それって、ゲーム中でも問答無用でアラーム鳴るのか?確かアニマトロニクスには音に反応して」
カイム
「ではごきげんよう」
松山
「あっ逃げるなテメェ!!」
カイムは目覚まし時計を置くと天井に渦を形成し逃げていく
松山
「クソ...あいつにハメられた...」
アンジェ
「面倒なことになるわね...」
幻徳
「...今はいいが、パープが起きたりしないだろうか?」
パープ
「あーそうね、ヒルマは寝るの邪魔されたら凄い怒るから騒音には気を付けろよ」
パープ
「ま、ある程度の音なら起きないけど」