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*34*
松山
「...チッ!そろそろ三日目を始めるぞ!」
幻徳
「今度は何回で終わらせれるか...」
黄名子
「.....」
松山
「俺としても気になるからな、お前らのキオクって奴が」ガコッ
松山がレバーを下ろすと、部屋が一新され、三日目のチャイムが鳴る
カイム
【同じ見た目では飽きると思いまして、良かれと思って部屋のデザインを少々弄りました】
松山
「はあ!?」
カイム
【あと、タブレットに新機能を追加しましたのでご確認下さい...では始め!】
松山がタブレットを確認すると、見慣れないアプリが追加されていた
アンジェ
「これが新しいもの?」
幻徳
「使ってみるか」ポチ
黄名子
「あっ、説明見てないのに」
幻滅がボタンを押すと、天井のパネルが次々と開き、ガスが放出される
松山
「オエッゲホッ!!あの野郎!!」
幻徳
「凄い目に染みるぞ!!」
アンジェ
「ただの嫌がらせじゃないのよ!!」
開きっぱなしの扉から煙が抜けていく
松山
「あー、涙とまんねぇ...」
幻徳
「何の為の機能なんだ...」
カイム
【これですか?蒸気でアニマトロニクスを丸ごとショートさせる機能です】
カイム
【まぁ、貴方達も巻き込まれますし電力も結構かかりますけどね】
松山
「なんだよそれ!!」
パープ
「アタシ電気の力持ってるから充電したるぞ」バリバリ
松山
「サンキュー」
幻徳
「このガス何を使ってるかは知らんが滅茶苦茶目が痛いぞ!!」
黄名子
「ハンカチ!誰かハンカチ持ってるね!?」
シャルロット
「あ、はい...これで良いですか?」
シャルロットはポケットからハンカチを取り出す
幻徳
「ああ助かった...」ゴシゴシ
黄名子
「涙拭けるやんね」ゴシゴシ
アンジェ
(...あれ?なんでシャルロットだけなんともないの?)
松山
「チッ...あのガスのせいで監視カメラとかの確認が」
松山が目の前を見ると、汚れた熊がうっすらと映る
カイム
【あ、言い忘れましたがいくらなんでも亡霊は消せませんのでご了承を(笑)】
松山
「テメエエエエエエエ!!」
【HYAAAAAAAAAA!!】
幻徳
「うっ...また苦しくなった」
松山
「やべーぞ!空気清浄機が止まった!さっきの奴のせいだ!」
パープ
「ちょ...大丈夫かよ」
シャルロット
「.....?」
パープ
「こんなときでもこいつは能天気だし」