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FNAF.game『END』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 74ページ)
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*46*

しばらくして...

松山
「もうすぐあいつが目覚める10時だ」

幻徳
「いよいよか...」

シャルロット
「あの、大丈夫なんでしょうか...」

黄名子
「何が?」

シャルロット
「あ、その...少しの間とはいえ、ヒルマさんが動いてたんですよね?」

シャルロット
「ヨナカさんはヒルマさんがパワーを貯めていないと活動できないって...」

幻徳
「そういえば必殺技みたいなものも二つ打ってたな」

松山
「その時はまた待つ、目覚ましは破壊する」

カイム
【あっ、壊したら直すまでピザ抜きですからね】

松山
「いいさ、壊してすぐに直すからな」

カイム
【ちっ...お前という人は】

目覚まし時計が10時を知らせると、パープ...ヨナカが目を覚ます

パープ
「う、うーん...なんか体が痛いような」

幻徳
「待っていたぞパープ...いや、ヨナカ。」

パープ
「はぁ?」

幻徳
「ヒルマの...いや、村瀬蛭馬の事を詳しく聞かせてほしい」

パープ
「...まさか、起きたの?」

幻徳
「そのまさかだ、俺たちを殺そうとしてきた」

パープ
「ヒルマのやつ、また...」

松山
「どういうことだ?」

パープ
「あいつが目覚めたなら、アタシの事も説明しとかないと」

パープ
「アタシの本名は仲原真夜(なかはらまよ)、ヨナカってのは仕事するときのアダ名」

シャルロット
「あだ名?」

パープ
「うん、アタシもヒルマも紫がイメージカラーだったし」

松山
「お前は一体なんなんだ?」

パープ
「別人格...って誤魔化しが効かなくなったもんなぁ」

パープ
「アタシはいわゆる...あいつの世界で一緒に過ごしてた、ルームメイトってヤツ」

パープ
「アタシとあいつの世界は『電気』の世界」

パープ
「ありとあらゆるものが音を経てて活動していくネオンな世界」

パープ
「ヒルマはそんな『音』が尋常じゃないくらい嫌いだった、なんでかはアタシも知らんが」

パープ
「そしてある日、あいつはブレーカーが落ちたかのように行動に出た」

パープ
「そこにある仕込み刀を作って音を出すものをどんどん切り裂いてった」

パープ
「もちろん警察も出てきたけど、サイレン、声、拳銃の音、全てがあいつの怒りに触れるものだった」

パープ
「...けどあいつは人間、撃たれれば死ぬ」

パープ
「ある日アタシの所に血まみれのあいつが現れて...倒れながらアタシにこう呟いた」


パープ
「お前の体は無音で快適だな...って」

パープ
「その後...気がついたら、アタシの人格の中にヒルマは居た」

パープ
「ヒルマとヨナカは一つになったの」

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