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*47*
シャルロット
「それって...一つになったというより...」
幻徳
「乗っ取られた...!?」
パープ
「ヒルマの時より、アタシに乗っ取られたときの方が殺した数が多かった」
パープ
「あいつによるとメイドウィンっていう神様みたいなヤツをぶっ殺して...新しくメイドウィンになったけど肉体はボロボロになって...アタシに押し付けたっぽいんだよ」
パープ
「だから今のアタシは些細なことでは死ななくなった、その体を利用して...」
パープ
「ヒルマはアタシ以外の全ての物を無音にした」
松山
「あいつの目的はどこまで知っている?」
パープ
「メイドウィンの事を調べるために監理局に入ったから多少は」
パープ
「あいつも自分好みの『世界』を作ってるんだろ?」
黄名子
「うん、確か音のない世界って...」
幻徳
「眠らなければ入ることもできない...とも言っていた」
パープ
「ヒルマがそんな事を...」
パープ
「ありがとう、ヒルマはそういうこと教えてくれないから参考になったよ」
パープ
「夢の中にあったのか...だからあいつ意地でも寝ようとするのか」
パープ
「ふーん、へぇ...」
松山
(なんつーか、俺達とは違う意味でやべーやつだな)
松山
(あいつは昔のたくっちスノーと同じだ、気にくわないヤツは消す、自分ひとりが思い通りになるためならどんなことだってやる)
松山
(なんでああいうのってエゴの塊ばっか所属してんだろうな...いや、どんな事をしても悪いと思わないほど自分勝手で、頭おかしいから『神(メイドウィン)』になれるんだろうな)
松山
(どっかの稲妻の神も『恐怖こそが神』って言ってたしな...)
松山
「ハァ...分かった、ヒルマの事は一旦考えないようにする」
松山
「よくよく考えればメイドウィンってあいつみたいなのばっかだったわ」
パープ
「だよなー...局長が新しくなってからは少しマシになったけど、そういうの絶えないよな...」
松山
「制度とかも新しくなるっぽいがな...絶対反感とか出てくるだろうな」
幻徳
「何の話だ」
松山
「オメーら原作勢には無縁の話だ」
パープ
「これでいい?ヒルマっていうのはそういうヤツ、あいつの回りには何もない」
アンジェ
「...最後に一つ聞かせて、貴方ってヒルマが好きなんだっけ?」
パープ
「うん、そうね...どこを好きになったかって聞きたいんだろ?」
パープ
「顔だよ顔、それでいいだろ?」