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FNAF.game『END』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 74ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナルゲーム 
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*9*

パープは松山から説明を受けた

パープ
「ふーん、今そんなことやってんの」

パープ
「アタシでもなんかやれることあったら手伝うわよ」

黄名子
「気になることがあるんだけど」

パープ
「あ、どうかしたの?」

黄名子
「男?女?」

パープ
「人格的には両方ね、平たく言うと二重人格」

パープ
「普段寝ている奴が男の人格『ヒルマ』で、アタシは『ヨナカ』」

パープ
「ヒルマはさっきみたいに寝ることでアタシが活動するための体力を溜めるのが仕事よ」

黄名子
「ヒルマはずっと寝たまま?」

パープ
「起きないわけではないけど...ま、あんたらが見ることはないでしょうね」

パープ
「深夜なら基本アタシが動くし」

松山
「じゃあオルゴール巻いてくれよ」

パープ
「オルゴールね...はいはい」

パープはオルゴールのネジを淡々と回していく

幻徳
「...あっ!!」

シャルロット
「何か怪しいものが!?」

幻徳
「見ろ、松山」

松山
「ん?」

幻徳はクマのアニマトロニクスが映る部屋の画面を見せる

シャルロット
「さっきのものと似ていますね」

松山
「これは俺も知ってる、『Toy Freddy』って奴だ」

アンジェ
「これがどうかしたの? 」

幻徳
「よく見ろ...」

幻徳はカメラにズームをかける

松山
「ん...?」




幻徳
「こいつ、さっきから部屋に引き込もってゲームしてるぞ...」

松山
「どうでもいい!!」

幻徳
「どうでもよくなんかないだろう!?ゲームをするロボットなんて前代未聞だ!!ペッ○ーもビックリだぞ!!」

パープ
「つーか出来んのあんな体で」

幻徳
「...どうする?」

松山
「ゲームやってんなら平気だろ、ほっとけほっとけ」

黄名子
「そうそう!」

幻徳
「...だといいのだがな」

幻徳がカメラを別の視点に移そうとした瞬間

幻徳
「あ、ゲームオーバーになった」

松山
「だからどうでもいいっての!!」


アンジェ
「アニマトロニクスって本当にワケわからないわね...」

パープ
「あいつら単なる機械じゃないってことは確かだけど」

幻徳
「...おい!!あのオモチャがいないぞ!!」

黄名子
「えうっ!?」

松山達がカメラを覗くと、そこにToy Freddyの姿はなかった

アンジェ
「えっ嘘...一体どこに...」











プラスチックのような物がガシャガシャとぶつかる音が、扉の奥から迫っていき、やがて...



『AAAAAAAAAAAAAAA!!!』


【GAME OVER】

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