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[特別編:第9話]★トキマリ組×天敵組★
【回答一致するまで終われま10! 継続中】
お題bot「第18問~。問題:『体の大きい哺乳類と言えば?』open!」
コマリ→熊
美祢→シロナガスクジラ
禍津日神→知らぬ
由比→ゾウ
美祢「だああああああ、おいマガ野郎! なんだこの回答は!」
禍津日神「フン。我は過去に多くの動物を創造した。何万、何千もの種族を生み出した。いちいち覚えていられぬ」
美祢「意地でも思い出せっ。次っ!」
お題bot「第19問。問題:『パスタの具と言えば?』」
コマリ「うーん。私は王道のアレが好きだけど、トキ兄はあっさりした味が好きだよね」
美祢「ああ。良く作るな。潮の味がしておいしい」
由比「あ、僕分かった。ど、どっち行きますか?」
美祢「ここは王道で決めよう」
由比「ま、マガさんは分かりましたか?」
禍津日神「勿論」
お題bot「open!」
コマリ→ミートソース
美祢→ミートソース
由比→ミートソース
禍津日神→知らぬ
猿田彦「おおおおおおい戦犯! マガっち!」
禍津日神「我は人間の血しか口にせぬ」
美祢「ダメだこれ。おい由比、コマリ、この神の回答に合わせるぞ」
コマリ・由比「はいっ」
美祢「スマホの情報によると、宇月たちは順調らしい。俺らも早くタスクを終わらせないと」
お題bot「第20問! 問題:『敵が膝をついて倒れています。貴方ならなんと声をかけますか?』」
由比「(僕だったら『大丈夫?』になるけど、マガっちさんはそんなこと言わないよな)」
美祢「(あいつは人の気持ちなんて考えていない。簡潔、それでいて冷酷な一言を考えろ)」
コマリ「(えええええ、分かんないよお。『どうした、立てないのか?』とかかな? あ―ダメだ、どうしても読んでいるマンガのセリフになっちゃう)
お題bot「open!」
コマリ→フッ。愚かだな人間
美祢→雑魚め
由比→人間風情が
禍津日神→どうした、大丈夫か
一同「なんで!??」
禍津日神「合わせろと言われたので合わせたまでだ」
コマリ「マガっちさん、もう合わせなくていいんですよ。私たちが合わせますから。話ちゃんと聞いて下さい!」
美祢「せっかく俺らが合わせに行ったのに、なんで逆を行く??」
由比「キャラに合わない言葉書いちゃったよ……」
美祢「あああああああ、もう! イライラしてきた! おいbot、質問ジャンルの変更とか出来ねえのかよ」
bot「出来ます」
一同「できんの!?」
bot「皆さんが答えやすいお題ですと、憑きもんに関するものがございます」
美祢「よし。それでいこう。特別編から俺らのことを知ってくれた読者の為に」
コマリ「私たちで宣伝して好きになってもらうってことね!」
由比「でも、合わせちゃいけないと!」
禍津日神「フン」
お題bot「第21問。『憑きもんのイメージソングを答えてください』」
美祢「イメージソング???」
コマリ「むうちゃんがYouTubeに保存して、よく聞いてるよね。モチベになるからって。つまりそれを答えるってこと?」
由比「これは一致するんじゃないかなあ? むうちゃんから皆、話を聞かされているからね!」
美祢「それじゃ、宣伝もかねて行ってみるか。せーのッ」
コマリ→プライド革命
美祢→プライド革命
由比→プライド革命
禍津日神→人間っていいな
美祢「なぁんでだよッッ!なんでそれなんだよッ」
禍津日神「人間のことを唄にした曲で、真っ先に思い浮かんだのがこれだったのだ。これをイメージソングにすれば、皮肉っている感じがして非常に気持ちいい」
美祢「それはお前の感想ですよね!?」
由比「マガさんの流行り曲は、昭和で止まってるんだね」
コマリ「ってことで、憑きもん!のイメージソングはHoneyWorksさんのプライド革命だよ!キャラごとのイメソンは、【キャラ深堀紹介】に記載してあるから是非聞いてみてね!」
お題bot「第22問!」
美祢「いい加減決めたい……。おい、みんなラスボスの気持ちになるんだ。いいな!」
コマリ・由比「はいっ」
美祢「そんでおまえは意見を曲げないこと! 頭に浮かんだものをそのままフリップに書け。いいな!」
禍津日神「御意」
お題bot「22問。『憑きもんで一番強いのは誰?』」
コマリ「来たっ、ラッキー問題! これはあれでしょ!」
美祢「おい禍の神。自分を貫けよ頼む」
由比「もうほぼ答え言っちゃってますよ美祢先輩」
お題bot「open!」
コマリ→禍津日神
美祢→禍津日神
由比→禍津日神
禍津日神→我
お題bot「パンパカパーン! クリアです! 皆様には次の部屋の鍵をお渡ししましょう!」
美祢「よっしゃああああああああああああ!やっと出られるっ(ガッツポーズ)」
コマリ「長い道のりだった……。ラスボスの気持ちになるって、難しいんだね」
由比「うんうん。まさか、童謡が来るとは思わなかったよ」
お題bot「それでは鍵をお渡ししますね」
~天井の通気口から、銀色の鍵が落ちてくる~
一同「いや適当すぎる!!!」
美祢「うおおおおおおおおっ、誰か拾って!」
由比「任せて!右手だけ実体化させて……。(スイィと飛行移動。パシッ)キャッチ!」
コマリ「おおおお。流石幽霊」
由比「えへへ。この鍵を鍵穴に差し込んで」
~カチャカチャ~
~ギィィィィィィッ~
由比「! 開いたっ。みんな早く外へ!」
~一同が、部屋の外に出ると~
扉の先は、広い廊下だった。幅は一メートルほどだろうか。左手にある突き当りの壁は行き止まり。右手側は、シャッターで封鎖されている。
どっちに行けばいいんだ、と辺りを見回した美祢。
その視界に突然、ある人影が映り込んだ。
宇月「うわ、ちょ、なんでここに居るん!?」
美祢「! 宇月!? ま、まさか俺たち、戦闘組のすぐ近くで終われま10やってたってことか?」
宇月「なんやよう分からんけど今取り込み中やねん!巻き込まれんのが嫌なら、はよ逃げや!」
美祢「へ? うわっ、あれはさっきの、ゴキブリロボ!?」
宇月「知っとるんかいな!」
振り向いた先に、鉄製のゴキブリ型ロボットがいた。目を赤く光らせ、ホース状のアームを伸縮させている。
それは間違いなく、美祢が数分前モップでバコーンと倒した、例の敵だった。
コマリ「宇月さん!? なんでこんなところに居るんですか?」
宇月「そのセリフまんま返すわ。なんでこんなところに居るん? ちょ、今マジでやばいから動かんどってな」
コマリ「? うわ、何あのロボットッ」
宇月「コマリちゃんがたちが何のお題やったかは知らんけど、ボクらの共通お題はアレを倒すことやねん。やから、ほんま動かんどってな」
宇月「【黒呪符】!」
ロボット「ウ゛ッ」
宇月は、白衣のポケットから一枚の黒いお札を取り出し、それをロボットに向かって投げつけた。
呪符はシュッと空気を切り裂いて、有刺鉄線の縄へと姿を変える。
縄に右足をグルグルに縛られ、ロボットは大きくよろけた。
宇月「今やヒエ!」
飛燕「了解っすセンパイ! どりゃああああああああああああ!」
曲がり角に隠れていた水色髪の少年が、宇月の掛け声を受けてバッと飛び出した。
リスのような素早い動きで、敵の背後に回る。右足を踏み込み、軽々と彼は地面を蹴って空を舞った。
ロボット「対象を確認シまシタ。攻撃にうつりまス」
飛燕「今だ飛鳥! 撃て――――――ッ」
飛鳥「【番家流:憑依術】……」
ウルフカットの少女・飛鳥が術を発動しようとした0.001秒前。
扉の隙間から顔をのぞかせたおかっぱの少年が、右手のひらから黒い球を発生させていた。
禍津日神「なんだ、敵か」
※Next→憑きもんだよ、全員集合!(違う)。特別編はあと2,3話で終了になります。最終話公開時の閲覧数に応じて、誰の視点で本編を再開するかを決めます。よろしくお願いいたします。
うーん。カオスになる予感しかしないわね。