コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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—A shine of light—
日時: 2010/07/21 21:29
名前: むーみん (ID: 2.GeU6Nm)

こんにちは!クリックありがとうございます!
2作目です。
むーみんです。

えー、題名の意味は閃光とか、光の輝き的な意味です。

とりあえず、下手な文章になるかと思われますが、温かい目で見てやってください。
あ、コメントいつでも募集中です!


—cast—

【魔術結社コロネオ】

日向龍輝(ヒュウガリュウキ) 17歳
桜城高等学校に通う、普通の高校2年生。“閃光の魔術”を使う。

花本リンネ(ハナモトリンネ) 年齢不詳
イギリスとのハーフらしい。魔術により武器を作り出す、西洋魔法を使う。女性にしてコロネオのリーダー。

黒川翔(クロカワカケル) 24歳
色々謎が多い人物であり、コロネオで唯一花本リンネと対等に言い合える人物。実質のコロネオ副リーダー。事務仕事もこなしている。

神守真(カミモリマコト) 17歳
龍揮と同じ高校に通う、同級生。家が神社で、次期当主(本人は嫌がっているが)。霊感が人一倍強い。“疾風の魔術”を使う。

雨宮咲(アマミヤサキ) 20歳
コンビニでバイトをしながらコロネオの仕事もこなしている。性格は意外と乙女で潔癖症。“蒼水の魔術”を使う。

飛田まゆ(ヒダマユ) 15歳
桜城中学校に通う、コロネオ最年少メンバー。普段はおっとりしているが、スイッチが入るとものすごく怖い。“紅火の魔術”を使う。

—目次—
00話 序章  >>1
01話  コロネオ >>2 >>5 >>6 >>10 >>12
02話  雑務と雑談と >>16 >>19 >>35
03話  現れ始める黒の魔術師 >>37 >>38 >>43
04話  正面衝突!>>53>>58>>61

番外編 全ての始まり
*Episode of Ryuki >>64>>67>>40

—お客様—
遮犬様 神無月様 勉強から逃げたい様 美羽。様 リコ☆様 インク切れボールペン様

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Re: —A shine of light— ( No.2 )
日時: 2010/07/21 05:44
名前: むーみん (ID: 2.GeU6Nm)

第一話 コロネオ


「はい、じゃぁ教科書28ページ開けー」

ダルそうに話す先生の声。
話なんか聞いていない生徒の無駄話。
そんなことお構いなしに寝ている奴ら。
…授業なんてだいたいそんなもんだ。
そんな日々繰り返される単調な毎日が、今になってはこんなに愛おしいわけで。



♪キーンコーンカーンコーン

下校のチャイムが鳴り響いた。みんなはごそごそと帰りの支度を始めている。

「おーい、龍輝ー!」

そんな中、前の席から俺の名前を呼ぶ声が聞こえる。
顔をあげると声の主は中村大地。
こいつは野球部に所属していて、俺とは中学が一緒だった。
まぁそんなわけで昔からそれなりに仲がいい。

「あー? 何?」

「お前、これから暇?今日部活ないからさ、久しぶりに遊びいかね?」

…暇なわけねぇよ。
だって、今日『コロネオ』の会合じゃん!

少し考えた結果、遊びたいのを我慢して誘いを断ることにした。

「あー、無理だわ。ちょっと用あって」

「えー、お前最近忙しそうじゃね?」

「まぁなー。てことで、今日はマジ無理。勘弁してー」

「しょーがねぇな、分かったよ」

「ごめんごめん。じゃ!」

「おう、またなっ」

大地が手を振り、帰って行くのを見届けると俺は小さくため息をついた。
…できれば魔術なんて変な能力欲しくなかった。
つか、いらねぇ。
何の役にもたたねぇし、むしろ迷惑だ。

魔術を持つものの義務—

それが魔術結社に所属し、世の中の“普通ではあり得ないもの”を排除すること。


めんどくせ。


そして俺はコロネオの本拠地(つーか、ただの潰れた喫茶店)へ向かう。

あぁ神様、もしできるのなら…俺に普通で平凡で平和な生活をくれッ!

Re: —A shine of light— ( No.3 )
日時: 2010/06/03 22:05
名前: @遮犬@ (ID: /HSQ8CwV)

おぉー!こちらのほうもかなり面白そうな展開ですねー!楽しみだぁー!!更新がんばってくださいね!
応援してますっ!

Re: —A shine of light— ( No.4 )
日時: 2010/06/04 19:14
名前: むーみん (ID: 2.GeU6Nm)

遮犬さまー!
ありがとうございます!
まさかの一人称小説初挑戦です←

ぜひまた来てくださいねーっ

Re: —A shine of light— ( No.5 )
日時: 2010/07/21 05:49
名前: むーみん (ID: 2.GeU6Nm)

目の前は古びた喫茶店がたっている。
扉には『立ち入り禁止』の文字があり、普段は誰も気にしないような小さな建物。

それが俺らの本拠地、コロネオ。



俺は重い扉をあけた。
そして開けたとたん、俺に向かって怒鳴り声が飛ぶ。

「龍輝! 遅刻よ!」

「あーわりぃわりぃ」

「まったく、龍輝の仕事が溜まりまくってるのよ? 少しは自覚を持ったら?」

…だから、俺こんな仕事したくないんだって。

さっきから俺に向かってギャーギャー言っているやつが、この組織のリーダー、花本リンネ。
長く少し茶色かかった髪に、コバルトブルーの瞳をしている彼女はイギリスとのハーフらしく、本人曰く西洋魔法を使うらしい。
まぁ、能力的には俺らと変わらないのだが。



「龍輝! 聞いてるの!?」

「聞いてます! 俺は読者に説明をだなー」

「はぁ? 何言ってるの。早く座りなさい」


俺はしぶしぶ椅子に腰かけた。
もう皆集まっていて、大きな丸い机を囲み座っている。



花本リンネ(ハナモトリンネ)
黒川翔(クロカワカケル)
神守真(カミモリマコト)
天宮咲(アマミヤサキ)
飛田まゆ(ヒダマユ)

あ、あと俺。日向龍輝(ヒュウガリュウキ)

コロネオのメンバーはこの6名だ。
まぁ当たり前だが全員が魔術かその類のものを使うことができる。
その他一人ひとり個性が強いのだが、細かい事は説明がめんどいので、登場人物紹介的なところにきっと載るだろう。

「はい、じゃぁ仕事の役割分担するわよー」

リンネの一言で会合は始まる。




Re: —A shine of light— ( No.6 )
日時: 2010/07/21 05:39
名前: むーみん (ID: 2.GeU6Nm)

「はい、まず私たち以外の魔術師が不穏な動きをしているとかしていないとかいう件は……

んーめんどくさいからパス。」

「おい、リンネ。それはねぇだろ」

花本リンネと対等に言い合えるのは翔だけだ。
どういう関係なのかは誰も知らないが、皆がリンネをリーダーと呼ぶ中、彼だけがリンネと呼び捨てしている。
実質の副リーダー的存在である。…というか、翔がいないとコロネオの会合はまとまらない。

「こんなにめんどくさい案件、調査はもうすでに真とまゆにしてもらってるし、いいわ。」

「何か起きなきゃいいけど」

「そうだ、真、まゆ。なんか解ったことある?」

「え、えと今は何とも…。もう少し調べさせてください…」

飛田まゆがモジモジした様子で言った。まゆはいつもこんな調子で正直少しイライラする事もあるのだが、まぁ悪いやつじゃないし、かわいいから許そう。

「僕も今のところは…、すいません。」

真は、ノートパソコンを開いてキーボードを叩きながら言った。

「了解。はい次—…」

…なんというか、俺の出る幕がないまま話し合いは進んでいる。

「次、咲。なんか話し合いたいことある?」

「え、最近成仏してない霊が多い気がするから、なんか問題起こる前に対処したほうがいいと思いまーす。」

「そうね、龍輝よろしく」

…あぁ、俺絶対リーダーに嫌われてるよ。
なんでいっつもこういう役回りなんだ……。
なんて、思ってはいても逆らえるわけはなく、「ふあーい」と適当に返事をしておいた。




——と、ざっとこれが俺の日常。
今夜は街の見回りに行くことになりそうだ。


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