コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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紫電スパイダー 番外編 久々にラジオ更新
日時: 2010/12/21 14:39
名前: 紅蓮の流星 ◆vcRbhehpKE (ID: EWuSebNO)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode=view&no=14715

どうも皆さんコンニチハ。コメディ・ライト小説ではハジメマシテ。
シリアス・ダークの方で『紫電スパイダー』という小説を書かせていただいている紅蓮の流星という者です。

さてこの度はアンケートの結果、このような番外編を始めようと思い立ったわけで。
本編を知っている人も知らない人も呼んでいただければ幸いです。



ちなみにこのスレでは皆さんからの質問や番外編でこれをやってほしい!というアイデアも随時受け付けております。
まじめな質問からふざけた質問まで全力で手を抜いて対応していく所存であります。←オイ



ではシリアスな彼らのダルダルな一面をのぞいてみましょうか。



雑記・紅蓮の流星のぼやき
#1>>7 #2>>24 #3>>32 #4>>58 #5>>66
ねるねるねるね大惨事 前編>>46 後編1>>48 後編2>>49

小ネタ
>>11 >>16 >>43 >>54 >>80

番外編
「女性陣の恐怖」>>23
「紅蓮の流星の思いつきラジオ」>>62>>105

番外編シリアス
「Dancing spider」#1>>69 #2>>72 #3>>78 #4>>79 #5>>82

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Re: 紫電スパイダー 番外編 ( No.45 )
日時: 2010/08/26 10:22
名前: 駄作製作機 ◆kaIJiHXrg2 (ID: NN.yKTYg)

可愛そうにw                

ねるねるねるね大惨事 前編 ( No.46 )
日時: 2010/08/26 15:38
名前: 紅蓮の流星 ◆vcRbhehpKE (ID: Da9K.gCv)

あれは一週間ほど前のことだった。



この夏様々な予定が積み重なったため友達からの誘いを悉く断った結果ほとんど用無しになった私の携帯に、

愛すべき我が友人からこんなメールが届いた。






「『ねるねるねるね』を100個混ぜてみようと思うんだけどお前も来る?」




『ねるねるねるね』とは。

3種類の粉と水を混ぜて作る駄菓子である。

味は基本的にグレープとソーダがある。

その菓子としての異質性が子供たちに大人気で、一時期はTVでCMもやっていた。

ちなみに以前私がそれを作ろうとしたら何故かブルーベリーの様になった。





そして私は「了解」と返事を返した。

残り少ない夏休みの最後の思い出に皆で馬鹿騒ぎするのもよかろう、というのと

「ねるねるねるねバケツ一杯分食べてみてえな」

という幼少期の夢を叶える機会がやってきたのだから断る理由もあるまい。

ねるねるねるね代は皆で割り勘という話だったが、まあ美味しくできればプラマイゼロだろう、ということで。

こうして私は『その日』をwktkしながら待った。






あんな悪夢が待ち受けているとも知らずに。


           後半へ続く

Re: 紫電スパイダー 番外編 ( No.47 )
日時: 2010/08/26 15:43
名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)

ね、ねるねるねるねですか!?
何故か『寝る寝る寝るね』というものが思いつきましたが・・・
次が楽しみです!本編に餡子を出してくださってありがとうございます。

ねるねるねるね大惨事 後編1 ( No.48 )
日時: 2010/08/26 16:27
名前: 紅蓮の流星 ◆vcRbhehpKE (ID: Da9K.gCv)

珍しく午前中に起きた私の目の前にあったのは・・・。



針の止まった目覚まし時計だった。






私は適当に身支度を整えるとロクに朝飯を食べもせず家を出た。

別に焦っていた訳ではないがまあ寝坊してしまったのだからできるだけ早めに行って謝るのが常識だろう。



まあ、部活その他の理由で私よりも後に来た人数の方が多かったため正直焦る必要は無かったかもしれないが。



で、その計画は私の友人の家で実行する事になっていた。

私が彼の家のリビングに入るなり視界に入ったものは、



思ったよりも小さかった『ねるねるねるね』の袋が入った箱の塔。

どうやら味はソーダ味らしい。



その後、ある程度の人数が集まるまで私達は適当にダラダラしていた。

何でも今夜『本怖』のスペシャルがやるとかで、その予告を見ながら。





そして私を含め六人位が集まったころ、私達は期待に胸を膨らませ計画を始めた。





第一段階「開封してみようか、まずは」

まあ、名前の通りだ。

私達はまずは先程の箱の塔を撮影し、箱を開封した。

すると見慣れたビニールのパッケージがきちんと整頓された状態で中から姿を現した。

全ての箱を開け終わった後、テンソン上がりまくりの私達はまずは床に10×10でそのパッケージを並べてみることにした。

そして撮影した。



第二段階「地味に粉が飛ぶんだが」

まあ、要するにパッケージの開封、及び粉の仕分けだ。

私達は三つの皿を用意し、それにそれぞれの種類の粉を入れた。

いつも思うんだが、第三の粉ってあれ粉って呼んでいいの?



第三段階「ちなみに水はあのちっこい容器に水を入れてそれをタッパに移す、を100回繰り返して用意した」

さて、まあここからが勝負だ。

バケツ(ちゃんと洗ったよ)の中に粉と水を入れる。



そして・・・問答無用で・・・練る!



すると白い粉(こう言うと何か語弊があるな)は水と混ざり軽く黄色い何らかの物体に変わっていく。

実はもうこの時点で一応食えるらしいが。ちなみにバナナ味。



第四段階「すごく・・・大きいです・・・」

次は第二の粉を投入。すると・・・






先程まではバケツの五分の一程度だった黄色い何かは次第に水色に変化し、

そしてバケツの内容量の二分の一を占めるまでに増えた。これが重曹の力か。



この辺りから流石に混ぜるのが困難になってくる。

重いし、ねばねばするし、油断するとダマができるし。



だがそれでも彼らは練り続けた。その道の先に祝福があると信じて。



ちなみに私はその様子を傍観していた。腕が疲れるので私は混ぜない。美味しいとこだけいただくつもりだった。



第五段階「第三の・・・『粉』・・・だと・・・?」

ここで第三の粉?を混ぜる前に一口味見をば。

で、感想は・・・





「・・・思ったよりも温かい」





この辺りから私の中でいわゆる「ざわ・・・ざわ・・・」という効果音が。

まあいい、まずは第三の粉を投入しよう。

今更ながらぶっちゃけると最早粉ではなく只のラムネな訳だが。



最終段階「トラウマ製造機」

そして、ついに『それ』は完成した。





総費用約一万円、無駄遣いも甚だしい「百人分のねるねるねるね」。

私達の時間と苦労の結晶、果たしてその味やいかに!?

            長くなりすぎたのでここらで後編2に続く

ねるねるねるね大惨事 後編2 ( No.49 )
日時: 2010/08/26 16:55
名前: 紅蓮の流星 ◆vcRbhehpKE (ID: Da9K.gCv)

「・・・・・」

意外と、微妙な味だった。



温度の所為もあるのだろうか、「食えなくもない」が、決して「美味しくはなかった」。





そして不安を抱えたまま計画は最終段階へ入る。その内容とは・・・






「『ごはんですよ』みたいにご飯にかけて食ってみようぜ」





今思えば、私はあそこで止めるべきだったのかもしれない。

だが私は好奇心に負けたのだ。

六名の内、私を含まない三名がその前人未到の挑戦をする勇者として名乗りを上げた。



そして、茶碗に盛られたほくほくの白米の上に水色の物体が乗る。



そして三人の勇者たちはそれをほおばり・・・






そしてその生温かい甘ったるい味は彼らのトラウマとなった。




三人の勇者のうち二人は途中でギブアップした。
(ちなみに残りの一名は自分のを完食した上で食べきれなかった一名の分を平らげ力尽きた)

私達ノット勇者組も好奇心に負けそのトラウマ製造機に手を出す。その味はまさに悪夢と呼ぶにふさわしいものだった。




ちなみに私が途中でギブアップした勇者の残りを平らげたら「お前すげえな」と言われたが、





表情に出さなかっただけで、その味のハーモニー、否、

味の不協和音はしっかりと私のトラウマとなった。





・・・そして騒動が一段落ついたころ、このねるねるねるねを購入した張本人がボソッと呟いた。





「・・・夢ってのは見てるから美しいんだな」



そして私も言ってやった。




「幼いころに見た、夢の果てがこれだよ」





その後、余りに多く残ってしまったそのねるねるねるねを処理するためと、

少しでも多くの人数を呼び一人頭の金額の負担を減らすために更に人を呼んだ結果、





その後、私達を含めた総勢11名が「何か水が腐ったような臭い」を纏いはじめたねるねるねるね」の犠牲者になった。





気が向いたらその後どうなったかも書くかもね。


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