コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

   Monochrome Wing
日時: 2010/11/15 20:42
名前: 美純 ◆dWCUS.kIT. (ID: kQLROmjL)
参照: 握りしめた手をひらいても、刹那の幻だった。

▼挨拶
  こんにちはまたは初めまして、美純です(^o^)
  暫くどっかに吹っ飛んでましたが、また書きたいと思って帰ってきました。
  今回の作品は『モノクロームウィング』です。モノクロームは黒白、ウィングは翼? だったと思います(ぇ
  忙しいので亀更新ですが、そんな私のgdgd小説をどうか見守ってやってくださいm(__)m(土下座


▼お客様
  そらね様  理桜様  沙菜様  ツイーティー様  tapi様  愛空様  弥生様  真飛様  KAREN様

▼目次
  cast>>004 
  000>>001 001>>007 002>>010 003>>011 004>>012 005>>015
  006>>024 007>>034 008>>037 009>>040 010>>045 011>>050
  012>>053 013>>054 014>>057 015>>058 016>>059
  アトガキ エトセトラ>>064


▼スピンオフ(番外編)
  1、反転する世界(湯坂那岐side)
     000>>065 001>>066 002>>074 003>>077

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18



Re:    Monochrome Wing ( No.85 )
日時: 2010/11/16 21:14
名前: 美純 ◆dWCUS.kIT. (ID: kQLROmjL)

005 最終話



 ——卒業式。


「もう、沙穂泣きすぎっ。写真取れないじゃん」
「だって、白羽ちゃんと湯坂くんは一緒の高校なのに、私だけ離れるんだもん」
 卒業式が終わった後、皆は教室で写真を撮っていた。その隅で泣きじゃくる北原と、呆れる矢野。
「仕方ないね、那岐。あんた一人で写りな」
「はあっ!? つーか、那岐って言い方不自然」
「うっさいな、あんたが下の名前で呼べっつったんでしょ!」
 いつまでも、湯坂だとそれこそ不自然だけど。


「あ、そうだ。星也来週こっちに戻るって!」
「はん? 戻ってこないで良いのによ」
 本当は逆。戻ってきて、矢野を笑顔にしてやってほしい。

 あいつが笑顔で居ることが、俺の願いだから。

 そんなこと言わない、とぎゃんぎゃん言ってる矢野をよそに、俺は黒川にメールを打っていた。
 黒川が東京に行く前にメールアドレスを交換して、ちょくちょくメールをしていた。

 思わぬカミングアウトもしちまったけど。

「那岐、写真撮るよ!」
「おう、すぐ行く」


 親友を奪われたくなければ、さっさと帰ってこいよ。黒川星也。



 〝黒川へ

     俺の初恋の人

    お前の親友だから   

             湯坂〟



 なあ矢野、知ってるか? 俺の初恋は、





   矢野白羽、だったんだよ?




  E N D

Re:    Monochrome Wing ( No.86 )
日時: 2010/11/16 21:15
名前: 美純 ◆dWCUS.kIT. (ID: kQLROmjL)



ああああっ!!!!

終わり方おかしいいいいいい((

Re:    Monochrome Wing ( No.87 )
日時: 2010/11/26 17:26
名前: 深月 ◆dWCUS.kIT. (ID: kQLROmjL)

スピンオフ No,2

000


 正直、親友とか友達とか よく分からなかった。


 今でもね。


 だけど、

 人の為に泣ける

 人の為に躊躇無しでぶつかり合える

 人の為にいつも笑ってる


 そんなお人よしなあなたの事だけは





 親友だって……思ってもいいかな?



 もう泣かない


 誰よりも 強くなるから——あなたの為に。

Re:    Monochrome Wing ( No.88 )
日時: 2010/11/27 08:22
名前: 深月 ◆dWCUS.kIT. (ID: kQLROmjL)


美純→深月になりました!

Re:    Monochrome Wing ( No.89 )
日時: 2010/11/27 14:44
名前: 深月 ◆dWCUS.kIT. (ID: kQLROmjL)

001 


(沙穂side)


 中三の春。中学最後の年だから、仲良かった子と一緒になれたらいいなとか、新しく友達できるかなとか、
ちょっと位期待しちゃうよね。
 だけど、神様は私の味方してくれなかった。むしろ、

 私の苦手な人と、一緒のクラスになっちゃった……。

 ——————
 ————


「白羽ーっ、この問題教えて?」
「矢野、バスケしよーぜ!」
 矢野白羽さん。その名前はこの三年C組の中から全く消え失せない。キラキラと輝いてる。
 矢野さんは一年の時から男子からも女子からも人気があった。
 偏見とかそういうのが無くて、誰にでも優しくて、スポーツとか勉強もできる。特別美人だとかそんなんじゃないけど、
屈託なく笑う顔が印象的で矢野さんが人気者なの分かる気がした。

 ——だけど
「北原さん、また明日!」
「え、あ……」
 いつも戸の近くですれ違った時にっこり笑って挨拶してくれる。だからこそ、劣等感を惨めな程自覚してしまうんだ。
 今日はまともに返事もできなかった。だからといって自分から挨拶なんかできない。

 そんな思い、矢野さんには分からないんだ。
 そう思ったら苦しかった。


 私は、そんな矢野白羽さんが苦手でした。



 ( キラキラ輝くものを何一つ持ってない私が、惨めで、……惨めで )


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18



この掲示板は過去ログ化されています。