コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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狩り☆ダッシュ♪
日時: 2011/02/28 17:14
名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)

コメディ色強めのラブコメです//

コメント頂けると嬉しいです><

☆コメントを頂いた神様兼大切なお客様☆
・パリパリ様


〜登場人物〜(随時更新)
>>4

〜各話リスト〜

1話「白い鎧の電波さん」
pt1>>1、pt2>>2、pt3>>3

2話「......テヘッ♪」
pt1>>5、pt2>>6、pt3>>7

3話「いざ、異世界へ.....?」
pt1>>10、pt2>>11、pt3>>12

4話「セントペルー公国」
pt1>>13、pt2>>14、pt3>>15

5話「始めての狩り?」
pt1>>16、pt2>>17、pt3>>18

6話「以外と身近なマスター」
pt1>>19、pt2>>20、pt3>>21

7話「滅殺龍砲Lv.5!!」
pt1>>22、pt2>>23、pt3>>24、pt4>>25

8話「異世界のお土産♪」
pt1>>26、pt2>>27、pt3>>28、pt4>>29

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Re: 狩り☆ダッシュ♪6話更新☆コメくださ〜い ( No.21 )
日時: 2010/11/30 15:51
名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)


________気が付く。

俺は、集会所兼居酒屋の中で寝ていたようだ。


目の前にはマスターがいる。



マスター「お前どんだけ寝れば気が済むんだ?.......もう出発時間だぞ」



今は朝10時といったところか..........

俺、丸一日寝てたのか!?




マスター「その防具では危険すぎる、出発前に買ってやる、付いてこい」



俺は、眠い目を擦りながらマスターに付いていく。



集会所を抜けて着いたのは、大きな武器屋だった。


涼「いらっしゃいっす〜♪」


店には、涼太がいた。



戒「お前なにやってんの?」



涼「働いてるんすよ〜♪、あにきは何しに来たんすか?」



戒「武器やら防具やら買いに来たに決まってんだろ〜が!!」


涼「あにきぃ〜、今日はいつもよりご機嫌斜めっすねェ」



戒「........殺すぞテメー」



マスター「殺すのは飛竜にしてくれ、涼太、今朝注文した龍騎士装備とソニックブレードあるか?」



涼「マ、マスター.......やっと俺のこと名前で呼んだっすねぇ〜〜........あるっすよ〜、ちょっと待ってくださいっす」


涼太は、店の奥に入って行った。


あいつ、こんな短期間で様になっている..................ある意味凄い。



マスター「なんか欲しいものあったら買ってやるぞ〜」


戒「ありません!!!」



涼「持ってきたっす〜〜〜」


奥から涼太が大きな箱を台車に乗せて運んできた。



マスターが開ける。



中には、剣と、防具が入っていた。



マスター「この防具、着てみろ.......少なくとも今着ている防具よりは、遙かに高性能かつ軽いはずだ。」



俺は、今着ている『The 鎧装備』を脱ぎ、箱に入っている防具を着た。


......軽い


それに見た目がカッコイイ!!


その防具は、スタイリッシュな形状にラインが金色、ボディーが青に背景黒といった防具だ。



マスター「なかなか似合うじゃないかぁ〜、これは『龍騎士装備』と言って、その中でもスピードに特化した防具だ。その辺のハンターが手にできる代物じゃね〜ぞ〜.......その剣は、『ソニックブレード』と言ってなぁ〜、見た目の割に軽い。火山地帯や湿地帯なんかで大いに活躍する剣だ。」



俺は、そのソニックブレードとやらを握る。


剣は、大きくそして、とても薄くほんのり青みがかっていた。



......見た目の割に軽い、確かに軽い。


戒「こんな薄いので、あの飛竜の頑丈そうな体切れんのかよ?.......折れんじゃねぇ〜の?」



マスター「じゃ、試しにその店の柱切ってみ」


店の中にある一本の木の柱を指さす。


俺は、軽く柱に剣を当てる。



「スパッ」


....あれ?、切れちゃった。


俺は力を入れた覚えは無いが店の柱はまっぷたつだ。


店が崩れ始める。


店長「おい、新入り!!!、なにやってる!!!」



奥から店長らしき人が出てきて涼太が怒られている。


マスター「な♪、その剣の凄さが分かっただろ〜..........その剣、自分の足に当ててみろ..........足無くなるぞ〜」




そう言って、店から立ち去るマスター。



戒「ちょ、まてよマスター!!」



俺は、どこへ閉まったらいいか分からない剣を構えたままマスターを追いかける。



........公国の住人が俺を見ている。



........よくよく考えれば、剣構えてマスター追っかけてりゃ俺、悪もんだよな.........


でもよぉ〜........この剣切れすぎなんだよぉぉぉおおおおおおお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!




そして、公国の出口(出発門)に着いた。



戒「..........マスター、この凶器どこにしまえばええんですか?........」



マスター「ああん?、腰にでも差しとけ」



......ああ、この女適当だなぁぁぁあ〜〜




戒「俺は、そのせいで公国の住民にマスターの命を狙う悪者だと思われたんだぞ!!!」



マスター「騒ぐなや.......次ここに帰って来るときは戒斗は英雄だ!!.............色んな意味でな♪」



ん?その語尾誰かの口癖だったような.....



戒「色んな意味でって.....あまり良いようには聞こえませんが.....」



マスター「この発音、葉月のをマネしてみたんだ♪.......どうだ?」



戒「.........どうもこうもねぇだろ!!」



マスター「テヘ♪............これはネルんだ♪、可愛いだろ〜〜」




戒「あんた、完全に俺で遊んでるでしょ?」



マスター「うん、遊んでた♪」



戒「........テメーぶち殺すぞ」




?「マスター!!、もう遅いですよ〜早くしてください!!」



向こうに止まってる軽トラの荷台に乗っている少女が言う。

隣にこれまたイケメンの男性。


その横にターバン巻いたやつ。




マスター「お〜、みんな待たせた〜..........戒斗、行くぞ」


俺とマスターは軽トラの方へ走る。




マスター「紹介する、今回私が選んだ人員だ........皆経験豊富で実に役にたつぞ〜、まぁ40後半のおやじを選んでもよかったのだが、戒斗が若い娘がいいと言うのでなぁ〜」




戒「.........マスター、俺で........俺で遊ぶなぁぁぁぁぁぁぁああああ〜〜〜〜」




少女「マスター、こいつ変態なの?」



マスター「ん〜〜〜、属に言うムッツリというやつだな♪.......ちなみに彼女は、エリーと言う。ハンマー使いだ」



エリー「私はエリー、変態は却下!!!」


赤髪のロングヘアーに、鋭い眼差し.......全体的に赤の防具で身を固めている。



マスター「そして、その兄、ブラッドだ。彼は優秀な弓使いでな〜、ブラッドの横に出る者はいない」



エリーの横に座る金髪のイケメン男性を指さす。


ブラッド「始めまして、ブラッドと申します.........今回は、飛竜討伐ということですが、無理しないで冷静に行きましょう」



.....ああ、まともだ。

この人いい!!!!



マスター「そして、隠れたガンナーの名撃手 GJだ........彼の打ち出す球は百発百中!!.....とにかくやつの腕を見て驚くなよ〜...........性格は特殊だが、そこは目をつぶってくれ......」



GJ「俺の腕みてビビんなYO〜♪☆..........ハゲ!!☆」



.......なんだこいつ.......かかわりたくねぇ〜。

Re: 狩り☆ダッシュ♪6話更新☆コメくださ〜い ( No.22 )
日時: 2010/11/30 17:05
名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)


マスター「自己紹介もすんだところで、しゅっぱ〜つ!!.......ブラッド、運転任せた!」




ブラッド「はいはい、分かりました」



ブラッドが運転席に乗り込む。


続いて、荷台にマスター達が乗り込んで行く。



マスター「おい、はやく乗れ〜」


渋々乗り込む。




車が発車する。


.......10分経過。


.........30分経過


............1時間経過。


暇だ。さすがの俺も退屈だぞ......



エリー「ねぇ、みんなJゲームやんない?」


マスター「おお、いいねぇ〜やろうやろう♪」


GJ「やるのかYO☆〜やるんじゃねぇYO☆、やるんだYO〜☆」



エリー「GJもやるのね♪、戒斗、あんたは強制参加よ!!」



戒「はぁ?、Jゲームってなんだよ?」



エリーは、トランプらしきブツを取り出す。



エリー「簡単よ〜、同じ数字のカードが出たら捨てていって、最後にこのピエロがついたカードを持っていたやつの負け〜〜〜」



...........それ、ババ抜きじゃん!!!!



戒「.........俺、それ知ってる、ってか異世界にもあるしソレ」




エリー「そう、それなら話が早いわ.......でもただやるだけじゃつまんない、負けた人が一枚ずつ脱いでいくのはどう?」


......変態は却下って、こいつが変態なんじゃないかぁぁぁああ〜〜〜〜?



戒「変態かえれぇぇぇぇええええ〜〜〜」



エリー「はぁ?なに変な想像してんのよ、全裸になるまえに辞めるわよ!!........えっ、まさか私たちの裸が見れるとでも思ったわけ〜、キモ〜〜」



........うぜぇ。


戒「別にテメーの裸見ても欲情なんかしねぇ〜けどなぁ」



GJ「そんなことねーYO☆、顔面真っ赤だYO☆」



戒「マスター、このターバンヤローなんなの?..........地味にむかつくんですけど!!」



マスター「さ、さぁ〜始めようかぁ〜」


カードをシャッフルするマスター。




それぞれにカードが配られ、同じ数字のカードを抜いていく。



俺の手には、カードが6枚......ババは無い。


カードを引く順番は、俺のカードをエリーが引き、→GJ→マスタ→俺→エリーでループする形になった。


俺は、マスターのカードを引く。


ハートの9........ある!!捨てる。


エリーが引く。

どうやら同じカードが無かったみたいだ。



..........8順目。

俺がマスターからババを引いてしまった。

よって、マスターはあがり。


元々先にあがっていたGJを省いて、残るは俺とエリー。


俺の手持ちは、ババとハートのA........ここで、Aを引かれてしまえば俺のまけだ。



エリー「戒斗、どっちがJ?」


....心理戦か?


戒「そんなの答えるわけねぇ〜だろ!!」



エリー「え〜、答えて!!、おねがぁ〜い」



戒「まったく......右、こっちがババ。」

俺は、こいつの性格からしてババじゃない方を言った。


エリー「へへ〜ん、バカね......あんたのこと信じる訳ないじゃん♪、こっち♪」


エリーは左のババを選んだ。



エリー「騙したわねぇ〜!!」


戒「こういうのを心理戦って言うんじゃねぇ〜の〜?」



エリー「見てなさい!!、こっちがババよ!!」


右のカードを指さすエリー。


....こいつバカだろ。


俺は、俺の手元からエリーの手に渡ったババの位置をずっと見ていた。

エリーは、隠しもしないでそのまま手に持っている。

そして、そのババは左。


俺は、右を引く..........引けない。


エリーが力を入れて俺が引くのを阻止している。


エリー「だから、こっちがババだって!!、引いちゃってもいいの〜?」



戒「ああ、いいよ。」




エリー「だめぇぇぇぇえ〜〜〜〜!!、兄さんこいつ変態〜〜〜!!」



次の瞬間車が急ブレーキをかけて停止した。


運転席から、ブラッドが笑顔で出てくる。



ブラッド「戒斗くん、妹に手ぇ〜出したら...............殺すよ♪」



そう言って、再び運転席に戻り運転を再開する。




...........シスコンかい!!!!!!!。

Re: 狩り☆ダッシュ♪7話更新☆コメくださ〜い ( No.23 )
日時: 2010/12/01 15:41
名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)


エリー「はいはいおしまい!!......Jゲームは変態とやるもんじゃないわ」


戒「変態はオメーだろ!!」


エリー「はぁ〜?変態に変態って言われたくないわ!!」


GJ「変態わっしょい〜☆」


........俺のボルテージが上がってきてるのが分かる。




戒「おい、オメーらいい加減にしろよ.....」



マスター「ほら、目的地着くぞ..........ここからは、いつ命を落としてもおかしくないぞ......」


マスターが緊迫した様子で言う。




軽トラが止まる。


皆、降りてテントを無言で張り始める。


手慣れたようで、あっという間にテントが組み立てられた。



マスター「おい、なに突っ立てんだ〜?......肉焼くの手伝え」



薪の上で巨大な肉を回すブラッド。



俺は、ブラッドの近くに行く。


戒「ブラッドさん、俺、肉焼くの変わりますよ」


ブラッド「助かるよ戒斗くん、じゃ、お願いするよ」



肉を焼くのを変わる。


しばらく焼いていると、表面の皮はパリパリで、肉汁が滴ってきた。



今の俺ならこの肉、一人で全部食えそうだ。

なにせ、2日前の夜、ネルが作ったみそ汁以来なにも食ってない。



エリー「よだれ出して焼いてんじゃないわよ変態!!」


....気づくと、俺の口からよだれが...



戒「しょうがねぇ〜だろ〜、2日前の夜から何も食ってねぇ〜んだから....」


マスター「もうそろそろいいんじゃないか?..........肉焦げるぞ〜」


....若干焦げ臭いにおいが.......


俺は急いで肉をあげる。




マスター「いただきまーす♪」


マスターは、火からあげたばかりの肉に小刀を使い一口サイズに切り落として食べた。


周りもみんなそうしている。


エリー「あんた食べないの?」


戒「俺、そのナイフとか持ってないし...」



GJ「俺のナイフ貸してやるYOー☆」


GJ.....こいつ根はいいやつなのか?



戒「あ、ありがとGJ」


俺は、GJから、ナイフを受け取る。


GJ「礼はイラねぇ〜YOー☆ヘドがでるZEー」



......うん、こいつが発言以上にいいやつなのは分かった。

今後、GJの発言には目をつむってやろう。



よし、早速肉食おう..............


そこにさっきまであったはずの肉..........




肉がねぇぇぇぇぇぇぇええええぇぇええええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!




マスター「よし、みんな食ったな〜、行くぞ〜」



戒「マスター.......俺、食ってない。」



エリー「あんたが取りかかり遅いからでしょ〜、そんなんじゃ、飛竜に食われるよ〜」




「ゴォォォォォォォォォ」


突如、突風が吹き荒れた。



ブラッド「........来たな」



マスター「各自、武器の用意はいいか!!、陣形を組め!!」



先頭を一スペース分だけ空け、後ろに重装備のマスター、横にハンマーを持ったエリー。
その後ろに、弓を構えるブラッド、そして一番後ろにゴーグルのようなものを付け、スナイパーのような大型の武器やらを担ぐGJ。



......あごで、俺の立ち位置を指示するマスター。




俺、一番前すかぁぁぁぁぁああああ〜〜〜〜〜〜〜




....渋々先頭になった俺は、マスターに背中を押されながら歩く。




マスター「臭うな...........飛竜は近いぞ!!」




GJ「みんな、伏せろ!!!、12時方向3㎞地点............目標がいる!!」




俺達は、とっさに地面に伏せる。

ってか、GJの口調変わってる〜〜!!


マスター「覚えとけ.....GJは、武器を構えると変わるんだよ....」



GJ「........発射予定時間まで、52秒....51、50、49.........」


GJのスナイパー........じゃない、いつの間にかでかくなってる巨大バズーカが次第に光りを吸収して、熱を帯びて行くのが分かる。



マスター「これは危険だ、GJの後ろ、半径10Mより外に離れるぞ!!」



マスターの指示に従い、離れる。


その時、遙か向こう側から凄いスピードで突進してくる化け物..........あの時の飛竜だ!!




GJ「............19、18、17、16...」



飛竜はどんどん近づいて、もう俺らとそう遠くない。



戒「おい、来るぞ!!、大丈夫なのかよ?!!」



ブラット「落ち着け、大丈夫だ....」




GJ「.......12、11、10、9......敵、座標A62.B45想定速度h82................くらえ!!、滅殺龍砲Lv.5発射!!!!!!!!」

「キュイイイイイイイン」

けたたましい機械音をあげながら発射されたみたいだ


次の瞬間あたり一面真っ白になり、後からとてつもなくデカイ音が聞こえた。


「チュドーン!!!!!!!!」



戒「やったぁ!!、倒したんじゃね?」



俺の横にはもうみんなはいなかった。


みんな、倒れた飛竜に向かって走っていた。




エリーが、倒れている飛竜に巨大ハンマーで一発!!、2発、三発.....


マスターはその後ろで地面に何かを仕込んでいる。




「ギャャャャャャス!!!!」


その時、けたたましい咆哮とともに倒れていた飛竜が立ち上がった。



衝撃で、エリー達が吹き飛ばされる。



そして、目標は俺なのか、飛竜は俺の方に向かって全力疾走してくる




マスター「戦えぇぇぇぇ〜〜〜〜〜!!!!!!!!、死ぬのが嫌なら戦え〜、ゲス野郎〜〜〜〜!!!!!!!」



エリー「早く、剣構えろバカ!!!!.........みんな........みんなあんたに期待してんのよ〜〜〜〜!!!!」



俺は、期待されていたのか..............



そんなことより、俺は死にたくねぇぇぇぇぇぇぇぇええぇぇええええええええええええええええぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




俺は、ソニックブレードを構え、突進してくる飛竜に向かって走りだした。

Re: 狩り☆ダッシュ♪7話更新☆コメくださ〜い ( No.24 )
日時: 2010/12/02 17:14
名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)



.........俺はやつの動きを見切っていた。


あいつ、GJの砲撃をくらうときも直進しかしてこなかった。



......体がデカすぎて小回りがきかねぇ〜ってかぁ〜〜〜!!




戒「くらえ〜〜〜〜!!!!!!」



俺は、垂直方向に突進してくる飛竜をすれすれでかわし背後に回り、やつの尾に一撃浴びせた。



飛竜の鱗にソニックブレードが触れた瞬間刀身が青く光りだした




飛竜の尾は見事に切れ、地面に落ちた。




飛竜は、こちらを振り返り上空へ上がる。




飛竜の口から赤いものがチラチラ見える。




マスター「ブレスだ!!、戒斗、横に飛べぇぇえ〜〜〜〜〜〜!!!!!1」




俺は訳もわからず横に飛んだ..............



瞬間、俺がさっきいた地点は黒こげになっていた。




戒「あ、あっぶねぇ〜〜.........あんなのくらったら間違いなく、丸焼きだ.........」





マスター「戒斗、こっちに走って、飛竜を引きつけろ!!」




俺は、走る!!


走る!!!


走るぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!





........ん?マスターがブラッドに何か言っている。





........と、ブラッドが俺に向け弓を引く




ブラッド「大丈夫、僕を信じて......」




バチバチ電気が流れている矢は、俺の後ろの飛竜に命中した。



飛竜は、もがく.........と同時に地面に落ちた。




マスター「ざまーみろ!!、私の仕掛けておいた落とし穴だ............みんな、集中攻撃だ!!!」




エリー「やっと出番ね〜〜♪............どぅりゃぁぁぁぁああぁあ〜〜〜!!!」



穴から顔だけ出した飛竜の頭部にエリーの強靱な一撃!!


「ズンッ!!!!!!!!」



地面が揺れ、飛竜は地面にめり込んだ。




マスター「みんな避けろ!!」


全員飛竜から離れる。



マスターは、小型の手榴弾のようなものを穴に向かって投げ入れる。




「ボカァーン!!!!!!!」


もの凄い音をたてて、炸裂した。






.......................。




辺りは静まる.............





.......と、地面が揺れ始める。




「ギャァァァァァァアス!!!!!!!!」


地面から、顔面グチャグチャで血を体のあちこちから吹き出している飛竜が舞い上がった。




GJ「.........こいつ...........まだ生きてる」



マスター「..........バケモンか........」



エリー「............な、なんて体力....」






__________俺には、聞こえた。





_________飛竜の声が。





飛竜「俺はもう十分生きた..............とどめをさしてくれ..........................最後に暴れることができて楽しかったよ..............................ありがとう」




Re: 狩り☆ダッシュ♪7話更新☆コメくださ〜い ( No.25 )
日時: 2010/12/03 14:56
名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)


飛竜は、呻きながらも自らの弱点である腹部をこちらに向ける。




俺は、その腹に剣を刺す............





________彼は地面に倒れた。




心地よい表情で..........



天から光りが降り注ぐ.............





俺は、両の手を合わせ祈りを捧げた..........





マスター「聞こえたか?............竜の声が」




戒「..........ええ」




マスター「次の世代に託すことの喜び..............やつはそれを最後に言いたかったんだろう」





ブラッド「見ろ...........森が一頭の飛竜に祈りを捧げている」




木々の隙間からの木漏れ日が飛竜を照らす。





エリー「必要な部位だけはぎ取って帰りましょ」




マスター「そうだな..............戒斗、お前の初めての狩りだ、はぎ取り手伝え」





戒「一言いわせてください.........初めての狩りじゃなく....................最初で最後の狩りです!!!!!!!!!!!!!!!!」



マスター「分かった分かったぁ〜〜」




.............次々と飛竜が解体されていく。




_________はぎ取りが終わったようだ。


もう、飛竜の姿わそこにはなく、肉片が散乱しているだけだ.......



マスター「この肉は、ここの野生動物に捧げるんだ..............さぁ、帰ろう」





俺達はテントまで、巨大な荷物を引きずりながらも運びこんだ。




戒「つ、疲れたぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜」




マスター「ほら、食え..........携帯用のビーフジャーキーだ」



戒「いただきます......」


俺にはその一枚のビーフジャーキーが何よりのご馳走に見えた。



マスター「あの時お前に肉を食わせなかったのには理由があるんだ....................お前以外が肉を食べることで敵の注意を戒斗以外のやつに向けさせる.................そう、お前のことを思ってのことだったんだ、悪く思わないでくれ.......」



エリー「そ〜んなことも気づかなかったの?............やっぱバカね」




........今の俺はそんなことよりビーフジャーキーで頭がいっぱいだった。



これは、生命を維持するための人間の本能なのだろう




GJ「空腹が最高の調味料だYOー☆」


GJが元に戻っている......



ブラット「そろそろ出発しよう」


マスター「そうだな、そろそろ出発だ」




こうして俺たちは、練習用の密林を抜けた。



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