コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 狩り☆ダッシュ♪
- 日時: 2011/02/28 17:14
- 名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)
コメディ色強めのラブコメです//
コメント頂けると嬉しいです><
☆コメントを頂いた神様兼大切なお客様☆
・パリパリ様
〜登場人物〜(随時更新)
>>4
〜各話リスト〜
1話「白い鎧の電波さん」
pt1>>1、pt2>>2、pt3>>3
2話「......テヘッ♪」
pt1>>5、pt2>>6、pt3>>7
3話「いざ、異世界へ.....?」
pt1>>10、pt2>>11、pt3>>12
4話「セントペルー公国」
pt1>>13、pt2>>14、pt3>>15
5話「始めての狩り?」
pt1>>16、pt2>>17、pt3>>18
6話「以外と身近なマスター」
pt1>>19、pt2>>20、pt3>>21
7話「滅殺龍砲Lv.5!!」
pt1>>22、pt2>>23、pt3>>24、pt4>>25
8話「異世界のお土産♪」
pt1>>26、pt2>>27、pt3>>28、pt4>>29
- 狩り☆ダッシュ=>> 1話 pt1 ( No.1 )
- 日時: 2010/11/11 17:13
- 名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)
俺の名前は、吉崎 戒斗(ヨシザキ カイト)どこにでもいる至って普通の高校生だ。
そんな俺の隣でPSPという携帯ゲーム機にバカみたい打ち込んでいるやつがいる。.....まぁ、バカだが。
こいつの名は、自称ゲーム神......『榊原 智成』くんだ.....
「お〜い、智成.....次の授業始まるぞ〜.......ああ、お前授業中もやってっから意味ねぇ〜か」
「なぁ、戒斗.......お前も狩りに行かねぇ〜か?」
...机の上でやっていたゲームを、今度は机の中に入れ、先生にやっているのがバレないように、絶妙な角度でプレーしている智成が言う。
「あ〜?、この時代に狩りなんてしたらケ〜サツにお世話だぜ〜」
「ゲームの話だよぉぉ〜〜、まったくなんでこうも戒斗はゲームに無関心なんだ〜」
相当落ち込んでいるようだが、俺には知ったこっちゃない....
「ゲーム?、そんなものやって何が面白い?.....あらかじめプログラムされたデータを進めているにすぎない.........俺は、そんなものに人生の大切な時間を使いたくはないね」
「なら..............騙されたと思って一回やってみな」
智成は、そのゲーム機を俺の机の上に置く。
その瞬間、教室のドアが開く。
先生「教科書121ページだ。」
...マズイ、この状況で俺がゲーム機を持っていると言うことが知れれば......
戒「おい、智成.....お前なぁ〜」
智「なにか?.....今すぐプレーしないと、今大声でお前がPSPやってるのちくるぞ〜」
戒「きたね〜ぞ!!!、第一、どうやってやるかも分かんねぇ〜よ!!」
智「横のボタンを上にスライドしろ」
戒「ああ?」
言われた通りにスライドしてみる...
画面には、なんだか知らねぇー恐竜がプレーヤー側に走ってくるところで停止していた。
戒「なんだよこれ、止まってんぞ」
智「....どうすれば動くか自分でかんがえな♪」
く〜〜〜、今にもブチ切れそうだ....こんな下等生物にここまで言われるとは〜
戒「ふざけんじゃねぇ〜よ....こんなのやんねぇ〜からな」
智成が手をあげる。
智「せんせ〜〜〜」
戒「バカッ、分かった、分かったから......」
先生「なんだね?」
智「トイレ行っていいですか?」
あ、あっぶねぇ〜〜〜......
先生「まったく、お前は幼稚園児か?....授業始まる前に行っておきなさい!!」
智「すみませ〜ん」
クラス爆笑。
...........俺、沈黙・・・
- 狩り☆ダッシュ=>> 1話pt1 ( No.2 )
- 日時: 2010/11/12 11:41
- 名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)
戒「そうだ!!!」
俺は、智成がトイレに行っている間にPSPとやらを智成の机の中に押し入れた。
先生「おい、そこ!!なにやってんだ?」
...マズイ、ばれたか....?
先生「没収だな」
バレたぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
.....俺がこれまで築き上げてきた先生の評価、優等生と言う俺のイメージがぁぁぁぁぁあああ〜〜〜〜
戒「ああ、コレですか.....なんか隣の席の机からチラチラ見えていたので、気になりまして.....」
...こうなったら最後の言い訳にかける!!
先生「まぁ、お前が言うなら本当だろう......まず、そのブツをこちらに渡しなさい」
先生が取りに来る。
俺は、ブツを渡す。
その時教室のドアが開いた。
智「あ......俺のPSPが..........」
先生「智成、あとで職員室に来るように」
智「先生!!!!!、危ない!!!!、そ、それは時限爆弾なんです!!!!......俺、今朝、知らない武装集団に渡されて.....」
見苦しいぞ.......智成...
先生「そ、それは大変だ!!!!、こんなもの早く捨てなければ!!!!」
先生は教室の窓を開け、ブツを投げ捨てた....
ここは、三階.......終わったな。
_______昼休み。
俺は今、学食に来ている。
そして、俺の席の向かい側には、世界の終焉を迎えたかのような顔をして、うどんをすする自称ゲーム神。
戒「お前があんなこと言うからだぞ.....自業自得だな」
智「いや、アレは本当に時限爆弾だったんだ......うん、そうだ、アレは時限爆弾、時限爆弾、時限..........」
....あまりのショックゆえに自己暗示に走るゲーム神。
「なんで戒斗はこんなバカと一緒にいるかな〜、バカがうつるよ」
そう言って俺の隣に座るのは幼なじみで、家が隣の篠原 葉月だ。
戒「よ〜す、本当バカがうつりそうだ」
葉月「あんた元からバカだけどっ」
戒「わ、笑うなっ!、少なくともお前よりは学力テスト上だぞ!!」
葉「......そのわりには、鈍いよね.....」
急に葉月の表情が暗くなる....悲しいような、苦しいような表情だ....
戒「.....おい、どうした?」
葉「な、なんでもない!!.....さ、食べよ食べよ〜♪」
....なにか言いたそうだったけど...
智「戒斗、鈍いな〜....幼なじみと主人公は一番攻略しやすいル〜トなのになぁ〜〜」
どうやら、自己暗示が成功したらしい智成が言う。
こいつ、バカに磨きがかかったな...
葉「あ、戒斗、手下来たわよ」
戒「だから、その言い方やめてほしいんだけど......」
向こう側から、走ってくる茶髪のショートカットの男の子....
「あにき〜〜〜」
こいつは、決まって俺のことをそう呼んでいる。
戒「なんだ〜涼太?」
涼太「いや〜、あにきに相談がありやしてね....」
こいつの名前は、里村 涼太、俺の一つ下の後輩だ....ある事件がきっかけで俺のことをああ呼ぶようになったんだが.....
戒「相談?」
涼「はい.....実は、今日告られたんす...」
一同「ええ〜〜〜〜!!!」
葉「それで手下、誰に告られたのよ?」
涼「そ、それは....あにきにしか言えねっす」
葉「なによ〜、言いなさいよ〜」
むくれる葉月....
戒「俺、恋愛ごとにはうといからな〜....葉月とかに相談したほうがいいかもしれないな」
葉「な〜んだ、分かってんじゃない」
智「あまたの恋愛シュミレーションゲームをコンプリートしてきたこの俺に任せろ〜!!」
戒、葉、涼「いや、頼んでない!!」
戒「んで、涼太、詳しく説明してみろ」
涼「えっと、今朝普通に登校してきて、靴を履き替えようと下駄箱に行ったんす.....そしたら俺の下駄箱に手紙を入れようとしている女の子がいて、なんか慌てた様子で言うんす.......付き合ってくださいって」
戒、葉「.........その子、アホだ。」
戒「そんで、なんて返事したんだ?」
涼「逃げてきたっす♪」
戒「あ..そう.....にげたのですか....」
葉「まぁ、その子もその子よね〜、なんで朝に下駄箱に手紙なんか入れるかなぁ〜」
智「おかしいなぁ〜......俺のデータには、朝、告白すると言うシーンは見あたらない.....」
戒、葉「だから、お前呼んでない!!」
涼「俺が逃げたのにも、理由があるんす......その子、鎧来てたっす....」
戒、葉「コスプレかい!!」
戒「なぁ、葉月.....その子、色〜んな意味で危険だな....」
葉「そうね、関わらないほうがいいわね....」
智「いや〜、鎧プレーもありかぁ〜....そうか、そうきたか.....」
後ろでぶつぶつ言ってるやつは、ほっとこう。
涼「でも、結構可愛いかったっすよ.....」
戒「そう言うもんだいじゃねぇ〜だろ......とりあえず、そいつに会ってみるか」
葉「私も見てみたいわ.....色んな意味で...」
涼「でもその子、見たところここの生徒じゃないようで.....」
戒「そりゃそ〜だろ〜〜、鎧来てらっしゃる〜」
涼「あにき、葉月さん......頼むっす、放課後その子一緒に探してもらえないっすか?」
智「あれ?、俺は入ってないのか〜?」
涼「智成さんは.......とりあえずいいっす...」
うん、それが正しいぞ.....涼太。
智「.....なるほど、とりあえず.....ねぇ、やはり俺は切り札としてとっておきたいわけだ...」
.....勘違いしてらっしゃる!!!
葉「訳のわからんバカほっといて行こ、昼休み終わるよ」
___俺たちは、教室へもどる。
- 狩り☆ダッシュ=>> 1話pt3 ( No.3 )
- 日時: 2010/11/12 16:16
- 名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)
俺は、午後の授業をなんなくこなし、先に廊下で俺を待っていた隣のクラスの葉月と一緒に、一年棟を目指すのであった。
階段を下り、二階の一年棟にたどり着いた。
早速、涼太のクラスに行ってみる。
戒「涼太〜、涼太いるか〜」
クラスのドアを開け、名前を呼んでみる。
「な、なんで、戒斗先輩がここに!?」
「か、戒斗先輩、握手してください!!」
「戒斗先輩!!、相談があります...」
葉「戒斗〜、相変わらず人気ものねぇ〜」
....ことは、こいつら一年の入学式のことである。
二年にあがった俺は、新入生代表に花束を贈呈する役に選ばれた....これは、委員会に所属していないもの同士がじゃんけんで決めるということで、俺が負け、渋々承諾したのである。
入学式は、順調に進みいよいよ花束贈呈だ。
俺は、ステージに上がり新入生代表の女の子に花束を渡した........がその瞬間、その子が口から吐血し倒れた。
もちろん、周りはパニック状態。
でも、俺の体は勝手に女の子を抱きかかえ、学校から歩いて5分ほどの病院に運んでいた。
自分でも不思議に思う.......
どうやらその女の子は、生まれつき心臓が弱いらしく代表の挨拶で、緊張した上に疲れがたまり倒れたのだろう。
......それで、俺は一年の間では勇者様とか、救世主とか呼ばれてたりする.......いい迷惑だ。
またこのときから涼太は、俺をあにきと呼ぶようになった.....
涼「あにき〜〜、待たせてしまって申し訳ないっす」
教室ではなく、廊下の向こう側から涼太が走ってきた。
戒「んで、どこ探す?」
智「あのさ、あっちにそれっぽいのいたよ〜」
.....えっ、なんで智成が...?
戒「おい、自称ゲーム神.....なぜここにいる?」
智「いちゃ悪いの?」
戒、葉「わるい!!」
智「まぁ〜、いいじゃんかよ......貴重な情報だぞ〜」
涼「智成さん、その子見たとこに案内して欲しいっす」
智「ここで切り札使用かぁ〜.....これじゃラスボスまで行けねぇ〜な〜」
こいつなんの話をしてるんだ?.....予測不能だ。
_____校舎裏。
俺たちは、智成に案内されて校舎裏に来た。
戒「あれ?....ここって、一時間目に智成が持ってた、自称PSP型時限爆弾を先生に捨てられた場所じゃなかったっけ?」
智「.........あ、あ〜アレね..........じ、実は....本当のPSPだったんだぁぁぁぁぁあああああ〜〜〜〜〜〜」
戒「.....知ってまぁ〜す。」
それから、自称ゲーム神と名乗る男は、PSPとやらを探し始めた。
葉「あ〜.....なんかよく知らないけど、色んな意味で残念ね」
ああ、さすが葉月、理解してらっしゃる
涼「あっ!!、あにき!!、あの子っすよ!!!」
涼太が指さす先を見ると、白いフード付きの鎧?を来た髪の白い少女が、地面に何かを書いている。
涼「君〜、朝の子っすよね〜」
俺たちは、その子に歩み寄る。
少女「あっ〜!!、朝の人〜!!」
少女は、こちらに満面の笑みで手を振る。
戒「.....なぁ、葉月、あの子そこでPSP探してる方と似た臭いが......」
葉「ええ、私も薄々感じてはいたわ......」
涼「あの、今朝は逃げたりしてわるかったっす.....それで返事なんすけど...」
少女「返事?.....なんの?」
戒「....きたな...」
隣で、頷く葉月。
涼「ええ〜!?、今朝俺に告白したっすよね?」
少女「え〜と.....勘違いされてませんか?」
涼「....じゃぁ、あの手紙は何だったの?」
少女「ああ、あれは異次元転送装置です♪」
戒、葉「きたぁぁぁぁぁぁあああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
異次元転送装置.....その一言で俺と葉月はすべてを悟った。
.......この子、電波さんだ。
涼「そうなんすか〜、じゃなんで俺の下駄箱に入れる必要があったんっすか?」
電波さんを前に平然と接する涼太が怖い。
戒「おい、涼太、追求すんな〜」
少女「次元をゆがめることのできる座標が、ちょうどあなたの下駄箱と一致しただけなんです......だから協力してとお願いしたのですが.....」
戒「....この子、完璧いってしまってらっしゃる。」
葉「なぁ〜んだ、じゃあ単に、手下の勘違いだったわけね..........それと、気になる発言があったけど、知らないふりしてあげるわ.....」
智「なんだぁ〜?面白そうな話してんじゃねぇ〜かぁ〜〜」
戒「あれ?、見つかったのかぁ?」
智「.....もう、あきらめた。....そんで、墓作ってた......」
戒「いや〜、そんな深刻に言われても困るんですけどね〜〜〜〜」
自称ゲーム神がうつむきながら、指指す先には土が盛られ、てっぺんには、そこら辺から抜いたのであろう雑草が一本刺さっていた。
「・・・」
何も言うことはない。
少女「じゃ、私そろそろ帰りますけど.....みなさんも来ます?」
涼「どうしやす?、あにき行くっすか?」
戒「ううん、.....いかない。」
俺は、微笑み強く宣言した。
葉「私も.....なんか怖いわ......色んな意味で。」
少女「え〜〜行かないんですかぁ〜〜......私、私....泣いちゃいますよ...」
...勝手に泣いてくれ。
涼「なんか、可愛そうっすよ.....あにき、行くだけ行きましょうよ...」
戒「はぁ〜、まったく....少し行くだけだぞ」
この日の俺は、どうかしていたのかもしれない。
その子に付いて行くことになった。
葉「戒斗が行くなら私も.....//」
戒「葉月、今日のお前もどうにかしてるんじゃないか?.....いつもなら厄介ごとはゴメンっていって逃げるのに....」
葉「まだ分かんないの〜.......鈍いわね〜、気づきなさいよ〜//」
なに赤くなってんだか俺には理解不能だ。
少女「さっ、行きましょ♪」
俺たちは、少女の後をつける。
智「あれ?、俺は〜〜?」
その後から、智成が追いかける。
戒「智成〜、こっち来んな〜.....変なのは一人で十分だ〜〜。」
智「来るな....逆を読めば来いと言うことだな〜、甘いぞ戒斗、クイズを出すならもっと難易度の高いやつでたのむ〜」
.....無視しまぁ〜〜す。
- Re: 狩り☆ダッシュ=>> ( No.4 )
- 日時: 2010/12/01 16:59
- 名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)
〜主な登場人物〜(随時更新)
吉崎 戒斗(ヨシザキ カイト) 17才 ♂
今作主人公。兼ツッコミ役
至って普通の高校生。
ある事件がきっかけで、一年生からは勇者様とか救世主とか呼ばれていたりする。
ゲームなどは一切やらず、学力試験の成績はいつも上位のほうをキープしている。
恋愛に関しては、鈍い!!
篠原 葉月(シノハラ ハズキ) 17才 ♀
主人公の幼なじみで、主人公に好意を抱いているが、アプローチもむなしく気づいてもらえない。
常識があり、主人公とは気が合うようだ。
口癖「色んな意味で...」
榊原 智成(サカキバラ トモナリ) 17才 ♂
自称ゲーム神。
あまたのゲームをコンプリートしてきたアホ。
....ただのバカ。
主人公とは、幼い頃からのつきあいがある。
里村 涼太(サトムラ リョウタ) 16才 ♂
主人公とは、一学年下の後輩。
主人公のことをあにきと呼びしたっている。
隅に置けないやつだ。
ネル 15才 ♀
セントペルー公国第一王女。
訳あって、この世界に来たみたいだ。
口が軽い。
なんでも、「テヘッ」って言えば許してもらえると思っている。
吉崎 恋紀 (ヨシザキ コイキ) 15才 ♀
主人公の妹で、大のオカルト好き。
ネルとは、話が合うようだ。
マスター 年齢? ♀
ハンターの中のハンターらしい。
本人は、100年前に異世界から来たといっているが、明らかに、見た目10代である。
謎多き人物。
エリー 17才 ♀
赤髪のツンデレ少女。
打倒変態宣言しているが、実は本人が.......
イケメンかつシスコンの兄がいる。
ブラッド 20才 ♂
金髪に甘いマスクのイケメン兄さん。
エリーの実の兄で、シスコン。
妹に手をだしたら殺すと言い張っている。
シスコンを省けば完璧な人間だ。
GJ 19才 ♂
頭にターバンを巻いて目元を隠している怪しいやつ。
語尾にYO☆やZE☆をつけて、DJを気取っている。
だが、根はいいやつで、戦闘に入ると人格が変わり、キリッとした男性になる。
- Re: 狩り☆ダッシュ=>> ( No.5 )
- 日時: 2010/11/16 09:52
- 名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)
「いっきま〜す♪」
まさかとは思ったが、謎の少女は涼太の下駄箱の前に来た。
少女は、下駄箱を開け中に異次元転送装置と言っていた封筒を入れる。
「・・・・・・」
何も起きない........
戒「葉月.........帰ろ。」
葉「うん、そうだね......私たち色んな意味でどうかしてたわ......」
涼「ちょ、ちょっと待ってくださいよあにき.....じゃあこの子はどうなるんすか?」
戒「とりあえず、ケーサツにでも連れてけ」
涼「それはまずいっすよ!!、危険すぎるっす........この子は、異世界人なんすよ、警察なんか行ったら....考えただけでゾットするっす」
戒「涼太、お前こいつのこと信用してるのか?......俺は、なにか決定的な証拠が無い限り、信用できねぇ〜」
少女「それなら、証拠見せます!!!」
少女は、目を閉じ胸に手を当てた。
その瞬間、少女の体は光に包まれた。
光が消えると、少女は俺たちの高校の制服を着ていた。
一同「ええ〜〜〜〜!!!」
智「い、今なにが起きたんだ?」
....凄い、現実ではあり得ないことをこいつはやった。
コレを見て信用出来ない訳がない。
少女「この服は、私がイメージしたものに変えることが出来るんです♪、これで信じてもらえましたか?」
一同「....信じました」
戒「お前の名前とか聞いてなかったな....」
少女「私は、ネル.......セントペルー公国第一王女です。今回は訳あってこの世界に来ました。」
........やべ〜、俺ら完璧異世界人に洗脳されてるぅぅぅぅ〜〜〜〜
戒「訳あり?.....王女様?......」
ネル「はい、詳しく説明しますと......私の国、セントペルー公国では、10年に一度異世界から助っ人を連れ込むことを許されているんです....それで、私はあなたがたを選びました........でもこんなこと言うと絶対来てくれないと思ったので、私はあえて帰ろうと言って、転送装置を機動させたのですが.........故障してました。」
戒「.......あのねぇ〜、ネルさん......それ、拉致って言うんだよぉぉぉ〜〜〜..........」
葉「じゃ私たちは、危うくこの子に拉致されるとこだったわけ〜〜」
戒「どうやらそのようだ、危なかったな葉月」
ネル「あの〜、スミマセン.......あなた方が午前中授業を受けている時に、もう公国の方に申請してしまいましたので、それを無視されますと.........死にますよ♪」
......あ〜、この子は笑顔でそんなことをおっしゃるぅ〜〜〜怖いなぁ〜〜
涼、智「やったぁぁぁああああ〜〜〜〜!!!」
二人して舞い上がっちゃてるよ.....
戒「お前ら、ここ喜ぶとこじゃないだろ!!.....俺らの人生こいつにめちゃくちゃにされるんだぜ......俺はこの世界でふつ〜に暮らしたい」
葉「私も、この世界で生まれたんだもの......この世界で暮らしたいわ......それに、大切な人いるし///」
ネル「勘違いされてませんか?、私のように異世界を行き来できますよ......それに王国があなた方異世界人を保証しますので、SSクラスの部屋を使用できます♪」
涼、智「ますます行きてぇぇぇぇぇええええ〜〜〜〜」
まったく、ガキかこいつら
戒「行き来できるとしても、俺たちがそっちの世界にいるとき、こっちの世界の俺たちの存在はどうなるんだ?」
ネル「それなら大丈夫、あなた方がこの世界にいない間はダミーが動きます。....ダミーはあなた方がとる行動を細かいところまでコピーされているので、ややこしくなる心配はありません.....また、あなた方が異世界からこの世界に来た瞬間にダミーは消え、ダミーの記憶が自動的にあなた方の脳に転送されます。」
葉「そのダミーとは会えないの?」
ネル「会うことは不可能です....あなた方がこの世界にいるとそもそも存在しませんし、異世界から帰ってくると消えてしまいます。」
智「じゃ、カメラかなんかまわしとけば見れんじゃね?」
ネル「ダミーは、カメラや投影機器にはうつりません」
戒「大体、その転送装置とやらが壊れてるんなら行けねぇ〜じゃん♪」
ネル「今、公国で修正しているので、明日のこの時間までには直りますよ♪」
....俺は、心の中で祈った。
『直るなぁぁぁぁぁああぁああああああああぁ!!!!!!!!!!』
ネル「それでなんですけど.......私、このままじゃ野宿することになります........どなたか私を家に泊めていただけませんか?」
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