コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 狩り☆ダッシュ♪
- 日時: 2011/02/28 17:14
- 名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)
コメディ色強めのラブコメです//
コメント頂けると嬉しいです><
☆コメントを頂いた神様兼大切なお客様☆
・パリパリ様
〜登場人物〜(随時更新)
>>4
〜各話リスト〜
1話「白い鎧の電波さん」
pt1>>1、pt2>>2、pt3>>3
2話「......テヘッ♪」
pt1>>5、pt2>>6、pt3>>7
3話「いざ、異世界へ.....?」
pt1>>10、pt2>>11、pt3>>12
4話「セントペルー公国」
pt1>>13、pt2>>14、pt3>>15
5話「始めての狩り?」
pt1>>16、pt2>>17、pt3>>18
6話「以外と身近なマスター」
pt1>>19、pt2>>20、pt3>>21
7話「滅殺龍砲Lv.5!!」
pt1>>22、pt2>>23、pt3>>24、pt4>>25
8話「異世界のお土産♪」
pt1>>26、pt2>>27、pt3>>28、pt4>>29
- Re: 狩り☆ダッシュ♪ ( No.16 )
- 日時: 2010/11/25 17:00
- 名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)
____どれほど時間が経っただろうか......
公国を出発したときとはまるで温度や湿度が違う。
..........と、乗り物が止まる。
ネル「はい、とうちゃ〜く」
俺は、ボックスの中から外の様子を確かめる。
俺たちの乗っている乗り物の周りは、密林と化していた。
ネル「みなさん降りてくださ〜い♪」
渋々降りる。
戒「おい、ここどこだよ?」
ネル「ここは、訓練用に作られたジャングルです、実際のジャングルほど危険ではないので安心してください」
智「そい!!、はぁっ!!、どりゃぁぁぁぁぁあああ〜!!!」
俺がネルに聞いている間際、横で剣を振り回すアホ一名。
戒「........おい、何やってんの?」
智「モンスターを狩る練習だよ...............俺も、ゲームで狩りはプロ級の腕だが.......三次元となると、さすがの俺も不安だ。」
戒「......なぁ、葉月...........俺、こいつが最初に天に召されると思う。」
葉「........同感だわ」
ネル「自ら練習だなんて良い心がけじゃないですかぁ〜、戒斗たちも練習しないとモンスターに食われますよ..........」
戒「その心配はない、その飛竜の子供とやらが現れた瞬間、そこのアホとその連れが真っ先に飛び込んで行くと想定される.................よって俺たちはその間に逃げる!!、うん、我ながら完璧だ。」
葉「んで、その連れどこ行ったのよ?」
そう言えば、涼太の姿がない......
戒「涼太〜、どこだ〜」
呼んでみたりしてみる。
涼「あ...........あにきぃー............ここっす............助けて....」
涼太のうめき声が聞こえる。
その声は、乗り物の影から聞こえる。
俺たちは、そこに向かう。
そこには、地面にのたれ死んでいる涼太。
葉「ちょっ、どうしたのよ手下!!」
智「なんだなんだ?、悪いもんでも食っちまったかぁ〜?」
涼太を見て笑う智成。
戒「ん?、なんだこれ?」
俺は涼太が右手に持っていたキノコのようなものを指さす。
どうやら、涼太はこのいかにも怪しいそうなキノコを食べてしまったみたいだ。
ネル「こ、コレは!!!、闇ルートで高く売れるデスしいたけ!!!...........なかなか見つからないんですよ〜〜」
周りに生えているそのブツを物色し始めるネル。
戒「............ネル、そんなことより.......涼太だろォォォォォ〜〜〜!!!!」
ネル「ああ、大丈夫です........そのうち直りますから♪」
戒「そのうちっていつだよ.......?」
ネル「個人差がありますから、早い人で数時間、遅い人で数ヶ月ってところですね」
戒、葉「どんまい...........涼太。」
戒「ってか、狩り行く前に負傷者だしてどうすんだよ.......」
ネル「私のせいじゃありませんよ〜、これは涼太の好奇心のせいです!!」
葉「まぁ確かに、手下好奇心旺盛だもんねぇ〜..............でも、いかにも危なそうなキノコを食べるのはどうかしてると思うけど.........」
戒「最近、そこのアホと一緒にいたからなぁ〜..........きっとアホがうつったんだろ。」
横の智成を指さし
葉「.........最近私もおかしくなってきたような気がするのよねぇ〜」
戒「それはない!!、葉月がおかしいんなら俺はもっとおかしくなっている.........」
葉「...........戒斗//」
ネル「はぁ〜い、いい雰囲気のとこ悪いけど、テント張るの手伝って〜」
緑の大きな布を広げながら、ネルが言う。
葉「はいはぁ〜い♪」
やけに機嫌がいい葉月。
________ようやくテントが完成した。
ネル「もうこんな時間、お昼ご飯まだだったわね〜、みんなお腹すかない?」
戒「そりゃ腹減らないわきゃぁ〜ないでしょ!!、朝みそ汁という名の生命維持液を飲んだだけだ。.........そこのアホと、好奇心旺盛の少年は別だが....」
ネル「よし!!、じゃぁみんなで食料調達しに行こ〜」
......またろくなもん食えない気が....
____テントに瀕死の涼太を置いて、俺たちは言われるがままネルの後を付いて歩いた。
ジャングルの奥へと進んでいく。
周りには、巨大な昆虫や蛇、色とりどりの果実をぶら下げた木、イノシシっぽい動物など進んで行くにつれ、危険な香りがしてきた。
戒「おい、ネル、もう戻ろうぜ........なんかあきらかにサイズ間違ってる虫とか増えてきたんですけど........」
ネル「普通だよ〜、そこの巨大銀ハエなんか炒め物にすると美味しいんだよ〜.........あと、足下きおつけてね.......虫に刺されると、体麻痺してしばらく動けないから」
戒「.......そりゃそ〜だろ〜、虫のサイズ間違ってらっしゃるぅぅ〜〜」
葉「なにこの蚊!!、でかすぎ!!、も〜〜キモ〜〜〜〜〜〜い」
俺の後ろを歩く葉月の足が震えている。
戒「葉月.........大丈夫か?」
葉「だ、大丈夫なわけないでしょ〜........私が虫嫌いなの知ってんでしょ〜が」
そうだった、葉月は虫が嫌いなんだった。
そんな葉月がよく立っていられるなぁ〜
葉「...きゃぁっ!!」
葉月の足が、虫と接触した。
戒「ったく、ほら」
俺は、しゃがんで背を葉月に向ける。
葉「......あ、ありがと//」
俺が葉月をおぶる形になった。
智「戒斗〜〜、俺もおぶってくれ〜〜、もう疲れちった」
戒「さっきあんなに騒いだからだろ〜が、アホ!!」
先頭を歩いていたネルが止まる。
気づけばそこには、周りをジャングルに囲まれた湖のような場所だった。
ネルは、おもむろに木の枝を折り、糸を巻き付け始める。
ネル「レッツ、フィッシング♪」
釣りが始まった。
- Re: 狩り☆ダッシュ♪ ( No.17 )
- 日時: 2010/11/26 11:25
- 名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)
突然釣りを始めるネル。
戒「.....おい.....そんなんで釣れんのかよ、第一えさとか針とか付いてねぇし....」
おぶっていた葉月を切り株の上に座らせ言う。
ネル「釣るんじゃないです............狩るんです!!」
ネルは、水面に垂らした蜘蛛の糸がほんの少し揺れているのを察知し、素早く引き上げた。
と同時に巨大な魚が跳ね上がる。
すかさずネルは、腰から出した短剣を魚に向かって投げる。
見事短剣は巨大魚に命中し、しとめた。
ネル「は〜い、昼ご飯ゲットォ〜〜♪」
葉「.......魚のサイズも間違ってるわけだ...」
戒「ああ、大間違いだ。」
智「うぉぉぉお〜〜ネルすげ〜〜〜!!、早く食おうぜ♪」
ネル「そ、そうかなぁ//........でもここで食べると危険だから、一度テントに戻りましょ♪」
戒「俺は、最初から危険だとは思っていたがなぁ!!」
「ギャ〜〜〜ス」
その時、俺らのいるところからそう遠くない場所から、咆哮が聞こえた。
戒「.......おい、ネル...やばいんじゃないか...」
ネル「.........来たわね」
ネルの表情がこわばっている。
戒「なんだよ、相手は飛竜とやらの子供なんだろ?
そんなビビらなくてもいいんじゃねぇ〜の?」
ネル「あの鳴き声............子供じゃないわ..........間違いなく成体それもGクラスの.......今の装備じゃ、間違いなく殺されるわ」
戒「はぁ?、なにを言いなさる?.......ここは、訓練用のジャングルなんだろ?」
ネル「何かの手違いで、子供じゃなく成体が送られたみたい.......」
葉「.......わたし.....死ぬの?.........いや、そんなの嫌よ!!」
泣きそうになる、葉月。
戒「あ〜もう、どうすりゃいいんだよ〜............おい、ゲーム神!!、お前がなんとかしろ!!、さっきまで狩りの練習してただろ」
......ゲーム神は、木と同化しようとしているようだ。
戒「.......おい、どうした?」
智「お、俺は木だ!!、木はしゃべらない.....そして、襲われない。」
戒「.........このチキン野郎がぁぁぁぁぁぁああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
戒「とりあえず、ここにいたらまずい....逃げるぞ!!」
ネル「ダメ!!、むやみに走ったりしない!!..........もう向こうに気づかれているわ...........こういうときは、魚を捧げてそ〜と逃げるのよ」
ネルは、魚を向こう側に投げた。
その瞬間、体長10Mはあろうかと言うほどの巨大な化け物が現れ、魚をひとのみにした。
そいつの目は、黄金で、その中に灼熱の炎が宿っていた。体は全体的に赤く、その翼は数多の空を駆けめぐってきたことを物語っていた。
そいつは、じっとこちらを見ている。
俺は、呼吸するのも忘れそいつと目を合わせていた。
「ギャ〜〜〜ス」
まるで、俺たちをあざ笑うかのように咆哮し、そして、その巨大な飛竜は、体の二倍はあろうかという翼を羽ばたかせ、遙か上空へと去っていった。
戒「...................じ、寿命縮まった....」
ネル「......あ、あの飛竜の額の傷..........間違いない、マスターが120年前に付けた傷........あいつは、伝説の飛竜!!!..........でもなんでこの訓練用のジャングルに?」
戒「おい、マスターとか伝説の飛竜とかんなことど〜でもいいから、帰ろうぜ〜」
ネル「そうね、今回は公国のミスだわ.......マスターとかの話は、ボックスの中で聞かせてあげる」
....いや、別にいいんですけど
葉月は、切り株の上で気絶。
智成は、今だに木に同化しようとしている。
戒「おい、アホ.......置いてくぞ〜」
気絶している葉月を背負いながら言う。
智「ふ、ふははははは〜〜、あいつ、この俺様に恐れをなして逃げて行くとわ〜........まったくぅ〜つまらないなぁ〜♪」
俺は願った。
もう一度さっきの飛竜が現れないかと.....
- Re: 狩り☆ダッシュ♪ ( No.18 )
- 日時: 2010/11/26 13:55
- 名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)
______来た道を戻り、テントに到着した。
涼「あにきぃ〜〜〜、どこいってたんすかぁ〜?」
.....げ、復活してやがる....
テントには、さっきまでのたれ死んでいた涼太が、満面の笑みで俺たちの帰りを待っていた。
智「ちょっとそこまで飛竜とやらを狩りに行っていたところだぁ〜、まぁ俺に恐れをなして向こうから逃げて行ったけどなぁ〜〜アハハハ」
戒「......涼太、真に受けるな....本物のアホになりたくないならな....」
涼太「分かってますって、あにきが倒したんすよね〜」
戒「.......はぁ〜、涼太.........お前もう手遅れだったみたいだ。」
葉「.......こ、ここは」
背負っていた葉月が目を覚ましたみたいだ。
戒「おう葉月、やっと目を覚ましたか」
葉「えっ、戒斗///..........あの化け物は?」
戒「なんかよく分かんないけど、向こうが去っていった.......」
葉月を降ろしながら言う。
葉「...そ、そうなんだ.......よかったぁ〜............それと、ありがとね.......戒斗///」
赤くなる葉月。
戒「いや、礼を言うのはこっちの方かもしれない........あのとき葉月がいなかったら、俺は冷静ではいられなくなっていた.......助かった」
葉「..............バカ///」
ネル「またまたいい雰囲気のとこ悪いんだけど、テント片づけるの手伝ってくれない?」
葉「そ、そうね......わたし何もできなかったから、せめて手伝いくらいしないとね♪」
智「旦那ぁ〜〜、幼なじみルートもう少しで攻略完了ですかい〜?」
涼太の隣でテントをたたんでいた、智成が俺に近づいて来て言う。
戒「.......公国着いたら医者行け、お前。」
__________そんなこんなで片付けが終わった。
もう辺りは、日が沈み夜になろうとしていた。
ネル「さぁ、みんな乗って........夜は、この乗り物動かないから、今日はここで寝ましょ」
涼「え?、なんで動かないんすか?」
ネル「.......サイフォーンは夜行性じゃないの....」
葉「そんなことじゃないかと思ったわ.......まったく、この世界に車とかないの?」
ネル「.....ありますよ♪」
戒、葉「あったら最初から使わんかい!!!!」
ネル「今回は、いかにも狩りって感じを出したかったので、旧式の乗り物をあえて使わせていただきました。本当はみんな車で現地に向かうんですけどね〜」
智「ネル、マスターとかの話聞かせてよ」
....こいつ、そういうとこだけ記憶力いい。
ネル「ああ、そうでしたね......少々長くなりますけど、眠くなったら寝てください....................................マスターと言うのは、ハンターの中のハンター.......今までで一番のモンスター討伐数と、モンスターサイズ、その他技術が卓越したハンターに与えられる称号です。いまのところマスターは一人しかいません...........それで、さっきの伝説の飛竜は、唯一そのマスターでさえも倒せなかったモンスターなんですよ〜........額の傷はその時についたものだそうです。私も今日初めて見ました〜〜。公国でもあの飛竜を見た者は、指で数えるほどしかいないんですよ〜.......それからそれから〜」
.....寝よ。
- Re: 狩り☆ダッシュ♪ ( No.19 )
- 日時: 2010/11/29 16:24
- 名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)
___目が覚めるともう朝になっていた。
早朝.....少し寒い。
まだみんな寝ている。
.....ネルの姿が無い。
ネル「みなさ〜ん、起きてくださ〜い」
突如ボックスの中の扉が開けられ、ネルがひょっこり顔を出して言う。
葉「....ふぁ〜あ、へ?ここどこ?」
大きな欠伸をして、葉月が起きる。
戒「葉月起きたか、おはよ...」
葉「おはよ........って、欠伸見られたぁ〜〜〜」
両手で顔を隠す葉月。
そして、まだ起きる気配がないアホ2名。
ネル「戒斗、その2人起こしてよ〜」
俺は、二人の耳元で囁く。
戒「あ〜、この肉ちょ〜美味そう。」
次の瞬間よだれを垂らしたアホ共がようやく目を覚ました。
智「にぃ〜くぅ〜...。にぃ〜くぅ〜...。」
うなっている智成。
と、その横で状況を把握出来ていない涼太。
ネル「みなさん、起きましたねぇ〜、じゃぁ行きましょう♪」
戒「行くってどこに?....」
ネル「集会所ですよ〜♪、何か依頼を達成したときや、依頼を受けるときには、必ず行くんですよ〜......あと、マスターにも会わないと、ね♪」
俺たちは、乗り物から降り公国を歩いた。
そして、すぐ近くの大きな建物に入った。
早朝だと言うのに、中にはハンターが沢山いてそれぞれ会話をしたり、酒を飲んだり、筋トレをしているものすらいた。
戒「ネル、まだ朝早いのになんでこんなハンターいるんだ?」
ネル「その依頼のモンスターによって出現時間って大体決まっているんです。ほとんどのモンスターは、早朝か深夜に出現します。.......私たちが昨日狩ろうとしていた飛竜の出現時間は、昼間でしたけどね♪」
男A「王女様じゃありませんかぁ〜」
周り「....王女様だ!!....こんな早くに」
周りで騒いでいた、ハンターがネルを見て言う。
女「おうネル、異世界の新人の腕はどうだった?」
一番奥の椅子に座っている、目の引きつった女性が言う。
ネル「マスター、今日はいらっしゃったんですね♪........それが、ちょっとトラブルがありまして.....」
あの目の引きつった女性がマスターなのか....
マスター「ん?、確か飛竜の子供の討伐訓練だったろ?」
ネル「.....そ、そうなんですが、現れたのは飛竜の子供ではなく、伝説の飛竜だったんです......あの額の傷、それにGクラスに劣らないサイズ.......あれは間違いないです!!」
周り「ええ〜〜〜!!」
男A「で、でも練習用の密林になぜ?........あり得ない!!」
女A「10年前もその前も、異世界からの助っ人は、みんな最初の討伐訓練で命を落としてるわ...............今の王女様は優しいから、嘘をついて、そこの異世界人を助けたんでしょ...」
ネル「違う!!!、みんなを死なせたくないのは本当だけど、本当にいたの...伝説の飛竜が.....」
マスター「ほぉ〜、それは面白いな........よし、そこの異世界人.......お前だ」
マスターは、間違いなく俺に指さしている。
嫌だ、俺に指を指さないでくれ.......
戒「おい智成、お前指さされてんぞ〜」
隣の智成に言ってみる。
智「えっ?俺?、やっぱ気づかれちゃうかぁ〜〜、俺の凄さに〜」
智成は、マスターに歩み寄る。
マスター「......おい、取り押さえろ」
マスターは、そばにいた大男に命令する。
智成は、大男に取り押さえられ、集会所の奥の方の部屋に連れて行かれた。
戒「あ〜......連れていかれたねぇ」
葉「うん、連行されちゃったねぇ」
涼「ちょっ、智成さんはどうなるんすか?」
戒「まぁ、死なない程度に鞭打たれるとか、そんなたぐいだろ....」
葉「ま、バカには調度いいんじゃないの?......手下、あんたも行けば」
涼「お、俺は遠慮しとくっす.....」
マスター「大丈夫だ、そんなことはしない......ただ、ちょっとした仕事をしてもらうだけだ。、それよりお前だ!!、王女の隣に立っているお前!!」
......はぁ、やっぱり俺か............なんて俺はついてないんだ....
戒「......なにか?」
マスター「お前にその伝説の飛竜を狩ってもらう。」
.........あっ、やべ〜.....幻聴が聞こえる。
戒「....あの、スミマセン....この近くに病院ありますか?、俺なんか最近幻聴ひどくて....」
マスター「頼む!!........お前しかあの伝説の飛竜にとどめをさせないんだ!!」
土下座するマスター。
そして、凄い形相で俺をにらみつけるハンター共。
戒「は?、なんで俺しか倒せない設定になってるんすか?.......大体俺初心者ですし、マスターが付けたんですよね?あの傷」
マスター「あの飛竜は特別でな、異世界からきた10代の男性に狩ることが許されている。実は、私も異世界人でな........異世界人はみんな最初の討伐訓練で死んだと言ったろ.......それは違うんだ。現に私は生きている、他のやつはどうなったかわしらんが............あの飛竜の傷は、今から100年前に私が異世界人の討伐訓練で、付けたものなんだ............あの一頭の飛竜のおかげで私はマスターになれた。今度はお前がマスターになれ!!!」
..........あ〜、マジでやべぇ。
病院行こう。
- Re: 狩り☆ダッシュ♪ ( No.20 )
- 日時: 2010/11/30 08:41
- 名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)
マスター「そう言うわけだ、戒斗...頼む!!」
戒「あの〜、マスターさんいくつかいいですか?」
マスター「な、なんだ?」
戒「まず、今から100年前って、あなた何歳すか?、次に何で俺の名前知ってるんすか?、10代の男性なら、俺じゃなくても智成とかこいつでもいいでしょ?」
涼太を指さし言う。
マスター「私に歳などない。、なぜお前を選んだかって?.............一番まともそうだったからだ、これ以上なんの理由がある?」
......ああ、分かってらしたんだ、さすがマスター。
戒「.....でも、無理っすよ、俺一人であんな化け物倒せるわけないでしょ!!」
.....まぁ、目の前にも年齢偽ってる化け物いるけど。
まず、私に歳は無いとかおかしいし、明らかに10代だし........
なにより、周りの反応が嘘くさい。
マスター「なにも一人で行けとは言ってないぞ、私も同行する、それにあと3人適当に選抜しとくから、期待しとけ〜、じゃ出発は明日だ!!、この用紙にサインしてくれ」
......えっ、なんか俺行くことなっちゃってるんすけどぉぉぉぉぉぉおおお〜〜〜〜〜
戒「ちょ、ちょっとマスター!!、俺まだ行くなんて一言も言ってないですよ!!!」
マスター「ん?、お前異世界に帰らんでいいのか?.......まぁ私みたいにずっとこの公国にいつずけるのもいいけどな............それと、この依頼を断ったら、そこの女とチビ、さっき連れて行かれた勘違いヤローがどうなっても知らないぞ〜」
........強制のようです。
葉「ちょっと、私たちなにされんのよ〜!!」
マスター「女、お前には、酒場のウェイトレスをしてもらう。チビ、お前は武器屋の手伝い、それにあの勘違いヤローは、豚小屋の掃除だな.....今頃、糞の処理でもさせられているころだろ」
葉「ってか、なんで戒斗だけ名前で呼んで、私たちだけ呼ばないのよ?」
マスター「.......お前らは、今のところ仕事を何一つしていない、いわゆる使えないやつだ。戒斗はこれから命を無くす可能性が高い、よって今は戒斗だけ名前で呼んでいる。......お前らが仕事をこなせるようになったら、名前でよんでやろう」
......なんか俺、死んじゃう設定になってない???????
葉「......いいわ、私やるわ!!、戒斗が命かけるんだもん、私も頑張らなくちゃ!!」
.....いやいや、俺、行きませんって。
涼「そうっすね、あにきが命をかける..........俺も頑張るっす!!!」
戒「......みんな、俺、行くことになっちゃってる系?」
葉「えっ!?、戒斗......行かないの?」
戒「俺、行きませんけど.....」
ネル「.....ああ、マスター、言い忘れましたけど、戒斗、こしぬけのカスヤローでした、スミマセ〜ン」
......俺の脳のどこかの線が切れた音がした。
戒「.....え〜、なに〜?....ああ、あの飛竜を狩るのねェ〜、アハハハハッ......いいのかなぁ〜俺なんかに頼んじゃってェ〜、すぐ終わっちゃうよ〜」
葉「.....戒斗、湯気。」
マスター「おお〜、戒斗〜いい意気込みだぁ〜」
俺は、マスターに出された紙にその場の感情でサインしてしまう。
葉「ネル、いいの〜?.......挑発しちゃって?」
ネル「........テヘ♪」
マスター「さ〜、今日は宴だぁ〜皆飲め飲めェ〜〜〜〜〜」
周り「おお〜〜〜〜!!」
男A「戒斗様よ〜、握手してくれ!、なんたって明日あの伝説の飛竜を狩るお方だからなぁ〜」
よって来たおやじと握手する。
女A「私にも〜」
男B「お、俺にもだぁ〜」
あちこちから、俺に握手を求めてよってくる。
ネル「戒斗、みんなの希望の星....そう、あなたを待っていたの........お帰り戒斗。」
俺は、それから記憶がない。
どうやら疲れて倒れてしまったみたいだ。
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