コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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 青春学報。 キャラソン決定!最終回更新。
日時: 2011/03/25 13:19
名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)

僕の学校の生徒会長は—

天然です、ドジです、天才なのにボーっとしてます、食いしん坊で不思議ちゃんなので僕は悩みます

何故なら、
    僕は生徒会副会長に選ばれたから。



どうも、はじめましてヴィオラと申します^^
生徒会パロディーはやったことがないので、何かgdgdになるかもしれませんが宜しくお願いします!
あと掲示板の基本的ルールは守りましょう。


来て下さった人たち(・ω・)/GO!



有難う御座います(^ワ^)/THANKYU!


☆登場人物☆

「え?・・・副会長って俺なの!?」
★甘味 金時(かんみ きんとき) ♂ 中学生徒会副会長
しっかり者なツッコミ役、あと色々と巻き込まれやすい苦労性。有名和菓子店『甘味堂』の15代目の中学三年生で和菓子作ったり料理するのが得意(手が器用)、甘党ではなく実は辛党なので辛いものを弁当に入れていたりする。3−Fなので多分頭は悪い・・・部活は家庭部。
中二の頃に生徒会に勧誘される

「あ、私は海月だよ〜。『会長』で十分だから^^」
★海月 丹生(くらげ にゅう) ♀ 中学生徒会会長
天然、ドジ、天才なのに・・・ちょっとボーっとしていることがあったり、食いしん坊でも太らなかったり、不思議ちゃんだったり・・・
とにかく顧問まで悩み始めている問題会長、でもIQ190の知能を持っていて入試もトップ合格した。あと美人。3−特(特進クラス)で部活は文芸部。中一の頃に生徒会に勧誘される

「いいじゃないの!今こそ恋とかが出来るチャンスよ。」
★水川 美味(みずかわ みみ) ♀ 中学生徒会書記
負けず嫌いで恋愛とかお洒落については大好き、もちろん見た目は可愛くて誰かが告白してくれるはずであろうが・・・王也のことで一途だからか(ファンクラブまで作った)男子はあまり近づかない。怒りっぽい所もあったりして本当に女の子って感じの子。父親が有名コック、3−Aで部活は家庭部。中二の頃に生徒会に勧誘される

「ふえぇ、ごめん・・・吹奏楽の仕事なんだよね、僕。」
★安行 王也(あんぎょう おうや) ♂ 中学生徒会書記
イケメンな顔で中等部の女子生徒を魅了する男子生徒だがヘタレで怖がり屋さんなこともあってあまり目立たない仕事になる、美味のことについては正直ヒくところもあったりするらしいがちょっと慣れれば・・・とかそんなことを思っている。3−Aで部活は吹奏楽部の会計担当だったりするのであまり来ないこともある。中一の頃に生徒会に勧誘される

「生徒会がないと、文化祭ができないんれす。」
★春宮 風(はるみや ふう) ♀ 文化祭委員会長
文化祭委員をやって三年目という女子生徒で性格的には変わっている(アニオタ)けれどもだいたいノーマル、そして成績は中間くらいだけどだいたい三桁と二桁をさまよっているような感じだったりする。文化祭とかの明るい行事が大好きで運動会や球技大会でも何らかの係りになっていることが多い、3−Bで部活は文芸部。

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Re:  青春学報。 オリキャラ大募集!  ( No.27 )
日時: 2011/03/22 16:22
名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)



7.モンブラン少年


「あ、ごめんごめん。何か変なこと言っちゃって怒ってるー?」

「いいや、別に俺は怒ってないけど。急にどうしたんだよ・・・何かいつもと違うような気がするんだけど」

「そんなことないよー。怒ってないことだけが安心だよ^^」

え・・・?
急にどうしたのだろうか・・・会長はいつも俺のことを『あげパン君』とかなんとか勝手に呼んでいて天然で料理は作ることより食べることのほうが好きな不思議美少女といってもいいだろう、美少女というのは容姿がよくて男子には結構うけているという感じだが女子は頭の良さと性格のよさもあって男子に好かれていて嫉妬されるということは内容だし恋愛や友情にはあまりつっこまないような人だ。

半年間・・・あっという間だけれどもそれくらいは知っていた俺は何だか今日の会長が変だということに気がついていた
いつもよりかはあまり目立っていないというか俺にあまりツッコまれるようなことはしていないような気がするし俺は無理して此処に居るとかそんなことでもない・・・、とりあえず会長の言葉を聴くしかないなと思った


「あげパン君は私を見捨てなかった
『本物』の才色兼備のような人はなかなかいない・・・っていうでしょ?私はとりあえず勉強も運動も遊びも楽しいと思っているだけの人だったから気がつかなかったけど・・・で、でもナルシとかそんなんじゃないよ。とりあえずそんなイメージが強かったらしい私は仲良く慣れそうな子と話しかけたり遊んだりして・・・でもだいたいは遠ざかっていった、なんか期待はずれな感じの顔をして私を見捨てた人が何人もいるんだ。
本当は悲しいんだよ、なんか・・・そんな気持ちで私に触れてるなら
信じられないかもしれないって」

「・・・そりゃ、悲しいよ。でも、俺のことは何で・・・」

そこまでだそこまでだそこまでだーッ!ここまででセリフを止めて「なんでもない」と・・・まぁそうしなきゃ俺は変な方向へといってしまうかもしれないということで俺は急に言葉を止める
そしてとりあえず試食分のシェイクを完成させてから材料を生徒会のカフェの場所にある理科室へと運ぶことになっているはずだがどうやらみんなはその頃にはもうだらけている事もあってほとんどが理科室へと行ってしまった、今は丹生と俺だけだということに恋愛フラグがどこかで立ってしまいそうだがそれはとりあえず我慢をしておく感じになりそうだ。


「あげパン君、『見捨てなかった』・・・それだけで私は嬉しいの、寂しいというわけではないけれども私は見捨てられるのが恐かった。それだけなんだ
・・・なんかさー、あげパン君ってそこがいいんだろうね。ツッコミは厳しいしたまにヘドロみたいな毒を吐き出すし・・・でも君は優しいよ」

「俺はヘドロみたいなドロドロしたものは吐き出す気になったことはあまりないって・・・
会長は頭いいし、色々と憧れられているし、ちょっとギャップのように不思議さが後味に残るような感じだけど・・・でも・・・か・・・」

「甘味!」

急に大きな声が響いたので今はもう片付けられている机の上にドンっとひじが何故かぶつかって痛かった・・・あれ?と思ったときには峰月さんがいた、学生カバンを持って・・・鍵を持っている?
まさか・・・と思ったときに峰月さんはこっちにトボトボと近づいて言った


「もう、みんな帰った。だから閉める・・・」

「あああああああ、あ、ありがとう^^;」

『あ』って今何回言ったんだろうとか思いながら俺はとりあえず会長と一緒に家庭科室の忘れ物を確認してから教室の外へと出ると・・・どうやら中等部の人間が居れるような時間ではなかったようなのでとりあえず急いで職員室の横を通り抜けて靴箱へと急いで行ってから予備で5時以降に開かれている昇降口へと走っていった、しかし・・・峰月さんだけ数秒ほど遅く出たからか靴箱からまた出た頃に振り返ったら
いなかった。

あれ?と思ったときに峰月さんらしき足音がもう暗くなっている昇降口の外から聞こえてから俺と会長はどうにか昇降口の外に自分たちより早く脱出した峰月さんがいる、どうやら彼女は足が速いのだろうかは分からないが無事だ・・・
そして会長から溜息が漏れ出してからやっと学校の前から歩き出すことが出来た


「・・・甘味、会長の手・・・」

「手?・・・あ。」 「え・・・あ、ごめんね^^」

サッと会長のほうから手を離してから俺はちょっと戸惑ったような感じになったが峰月さんはとりあえず俺じゃなくて会長と話をするという状況になった、それから他の沿線である峰月さんと途中の地下鉄の出入り口のところで分かれてから俺と会長で少しだけ気まずいような感じになったが恋愛というものに気持ちを洗脳されるのは嫌だったのでとりあえず俺から話をする。


「会長、俺さ・・・生徒会って意外と楽しいんだなって思った。良く分かんないけどさ、生徒全員と学校を作っていくのって最初は硬いことじゃないのかと思ったけど・・・会長の天然とかボケでみんなが和んだ感じになって楽しい生徒会に出来たしツッコミばっかりで疲れるけど・・・俺はそれとなく幸せなんだ。ありがとな。」

「どういたしまして、そう思ってくれれば私も嬉しいなー^^
それに、副会長に君は相応しいと思ったよ。人格的にも・・・私的にも・・・」

そうすか・・・と呟いた時だった
会長が気がついたときには・・・危うく凄く早く走っていて若い人が乗っている自転車にぶつかっているところだった・・・、そのまま俺が会長を少し押し倒すようにして頭をどうにか手でカバーしたからかギリギリのところで自転車を避けて会長は大変なことにならずに済んだが
会長はそのまま目を瞑ったままだ。

え・・・?まさかだと思った、嫌な空気が流れてから俺は起き上がって会長と俺の遠くに投げられたカバンを拾ってから会長を起こそうとしても・・・会長は起き上がらない
そこですぐそこにあったバス停の椅子に座って本を読んでいて偶然会った野上を呼んでどうにかして救急車を呼び込んだ


「会長・・・野上、ありがとな。俺が色々と連絡はしておくから・・・ってあれ?」

「金時・・・俺もついてく。一応俺も会長の家のことは一緒の施設に何年間かはいたから分かる!」

「・・・いいのか?」

「うん。金時も会長も・・・友達やからな!」

そして俺と野上は会長と一緒に救急車へと乗り込んだ
ただ・・・俺の心の中には悪い空気しかなかった気がした・・・


                              続く

Re:  青春学報。 オリキャラ大募集!  ( No.28 )
日時: 2011/03/23 13:39
名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)

オリキャラの募集のほうは終了させていただきます。
ありがとうございました^^

Re:  青春学報。  ( No.29 )
日時: 2011/03/23 14:34
名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)


8.みんな無事です、クッキー食べませんか【文化祭編】


「はよーす。」

「近江、お前・・・顧問が怒ってたけど大丈夫か?」

「うん、あの妖皇だっけ、あの子が戸棚をうまく持ち上げる方法を教えてくれたからな」

「そ、そうなのか・・・(今も窓の外で鳥と話しているけど。これは怪奇現象とかじゃないよな・・・)」

さて・・・文化祭の当日である今日は何だか少しだけテンションがおかしいわけではないのだが俺はとりあえずいつもよりは楽しもうとかそんな感じの感情が多く含まれているんだと思う、俺たち生徒会の出し物の準備も最終的には終わったし

そうだった大事なことを言っておくことを忘れていたけれども会長は病院で無事に目を覚ましたらしいけどすぐに抜け出したがるような精神を持っているからかどうにかして抜け出そうとした時に俺が野上に連絡を頼んでいる間にとりあえず止めた。

変な感じに見えたのか周りには少しだけ白いような・・・なんかかわいそうなものを見ている目をこっちに向けてきたがどうにかそんな目からは抜け出してすぐに病室に戻しておいた、それからすぐに会長は退院した・・・何か色々と精神的に大変なものになっていたらしい

俺は気づくことが出来なかったがとりあえず生徒会メンバーがそろって本番を迎えることが出来るということだ


「妖皇さんも来てくれたんだ・・・」

「甘味先輩、テーブルクロス・・・間違えてます。」

慌てて後輩に言われて俺はテーブルクロスを直してから峰月さんが並べておいた菓子を食べそうになるのをどうにか止めてから俺はそのまま前半と後半のチームに分かれることだけを告げてから一度開会式ということで会長と俺は講堂で司会をしなきゃいけないようだった、文化祭委員長も途中で一緒に会ったが他の所に行くらしいので俺と会長しか廊下にはいないような感じだった(開会式はインフルエンザ防止のため、生徒会関係者、文化祭委員長以外は講堂に来れない。他の生徒は教室)


「あげパン君、一緒の前半だし頑張ろーね^^」

「あ、あぁ。そうだな」

ちなみに前半は俺と会長とさっきまで窓の外で小鳥と話していた不思議な行動を起こす妖皇さんと並べていた菓子を食べそうになっていた峰月さんで後半はファンクラブメンバーと一緒に文化祭をまわるらしい水川と水川のその行動に何かを感じて少し震えていた王也と十分遅刻してやってきた近江だ、緊張していることが分かってしまったのか会長はクスクス笑いながら俺の手を見てから会長の手に何かを書いて俺の口にそれを近づけたものだから驚いてあわあわとした感じの目になった


「まさか、『人』という字を手に書いてそれを口に入れればなんとかっていうのをやろうとしたんだよな」

「うん、そうだけど。他人の手だと効果ないの?」

そんな言葉に俺は少し溜息をついた・・・そこで何故か緊張がほぐれて講堂に着いてからはあがらないでマイクの調節をしている先生と何故か平気で話が出来たし校長先生の次の次に偉いらしい人がいらっしゃった時もガタガタすることはなかった、とりあえず残り三分の時に文化祭委員長が慌ててやってきてから会長のほうを向いたら

かなり真剣そうな目に俺は何だか生徒会で出会う前に見た海月 丹生というものを感じてそれには何も言えなかった。


「これから、『第四十七回 神杜学園 文化祭』をはじめます、一同起立 礼・・・着席」

それで前に居る少人数の先生方が礼をしたので俺も少し遅れながらも礼をした・・・とうとう次の次のセリフで俺の番だということに少しだけ緊張を感じながらも校長先生の話になった、そこから小さなパイプ椅子のような椅子に座り込んだ俺と会長は何も言わずに校長先生の話を聞いていた

しかし会長は何をしていたかというと・・・誰にも気づかれずに何故か手紙を書いている。

サラサラとした文字だがそれを見ている俺が会長と一緒に怪しまれるのもアレなので俺のほうは校長先生のほうを見ているしかなかった
そして校長先生の長い話が終わった後に会長はすぐに気がついて起立 礼という言葉を発した、それとともにみんなが礼をすると思えば何だか重いものを感じる気がするが・・・もうすでに俺の番だということに俺はマイクを握り締めて言った


「文化祭委員長の言葉。一同起立 礼 着席」

その『着席』という声と共に春宮が段に上がって作文用紙のようなものを取り出してから礼をした
何が始まるかと思えば音楽が流れる、しかもこの曲を何度か春宮に聴かされている記憶があったりするが野上もこの曲を知っていた時には何だか気分の悪い物を感じた

これってドナルド的洗脳??

一旦音楽はブチッと切られてから春宮は少し呼吸を整えるように小さく一呼吸置いた


「みなさん、こんにちは。文化祭委員長の春宮ですよ!
文化祭は珍しく此処では何も予定がないような6月に行われるという伝統を私たちは今年も守ることが出来ました。
お化け屋敷とか生徒会が今年初めて企画したカフェなど・・・どんなところも頑張ってきたのできっと成功しますよ^^
これから文化祭をはじめます。」

「一同起立・・・礼、着席」

着席を一秒早めていってしまったようだがそのタイミングでどうにか春宮は段を下りて教師たちがいる席から少し離れた席へと戻っていったのでそこから俺も一呼吸おいて最後の言葉を言った


「これで、第四十七回神杜学園文化祭開会式を終わります。それぞれの発表や店のある人は移動してください」

そこで自分でブチッとマイクの音量を0にしてから教師たちが去るのを待ってから文化祭委員長と一緒にカフェのほうへと移動するがまた何か用事があるのかわからないが自分たちのカフェにはすぐに行けないようだった、そして・・・生徒会のカフェ『生徒による生徒のためのカフェ。休息教室』という長い題名のカフェはオープンした。

すぐにはじめはみんなは来てくれなくて始めの一時間くらいはポツポツとしかお客がいなかったが・・・文化祭委員長が来てからは結構混んでき始めていたようだ、席がちょっとずつだが埋まり始めたが俺のほうは結構接客もうまくいっていたので春宮が来た時も俺だけはどうにかしてこっちの接客へとまわった


「春宮、あれ・・・の、野上。お前、告白されたのか?春宮に。」

「う、うん?ソレどういう意味なん??」

「え、だって一緒に・・・」

「あぁ、それ。春宮は俺が担当してた委員会の委員長や。」

「え、俺・・・それは知らなかったよー^^」

その後にすぐに注文を聞いてから俺はシェイクを二つ春宮と野上の席に渡すと他の接客へとまわっていった
こういうのはなれていないはずなのに妖皇さん、峰月さんとか会長も頑張っていることに俺はよく分からないけど驚いていた
はじめはいろいろとあったのにここまで来れたのも会長のおかげなのかもしれないと思ったのだった


                             続く

Re:  青春学報。  ( No.30 )
日時: 2011/03/23 15:41
名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)



9.解決策、苺シロップの甘さ【文化祭中間編】


「ありがとうございましたー^^」 

「後半も・・・来てください。」

「・・・閉めます、前半は終了です」

「高等部の有志だったらやってるので、そちらに行ってください」

文化祭の前半が終わって一斉に色んなアトラクションや劇・・・それから演芸とか俺たちがやっているようなカフェは閉められて昼ごはんの時間になると高等部の先輩たちがやっているようなカフェしか経営していないようだ、俺たち家庭部のほうは生徒会でいけないということで欠席したような感じになったがとりあえず家庭部の店や他の鯛焼き屋などを巡りながら昼ごはんの買出しへと行くことになった。

どうやらジャンケンになったが俺と会長は色々頑張ったということで何故か俺と会長以外でジャンケン大会をする感じになった

負けた王也と美味は二人で(王也のほうはちょっと心配そうな顔をしてたけど何だかこの感じにはなれたようだ。慣れちゃいけないけど)教室から出ると高等部のほうへと歩いていった、何だか一瞬カップルに見えたけどいつになったら美味は告白をするんだろうか・・・王也が彼女を作ればいいんだけどね。

すぐ作れそうな容姿を持つのにヘタレな精神もあって彼は無理だと言っているのだが


「・・・疲れたな。」 

「うん、こういうのって二日目もある学校がうらやましいんだけどねー^^
そうだ、後半は一緒にまわろう!ね?私、美味ちゃんとかしか友達いないしさー」

それに俺はそっと頷いてから席を立ってじーっと俺のほうを睨みつけている峰月さんのほうをちょうど通り過ぎようとした時に・・・誰かに夏服用のシャツを掴まれたと思って俺はすぐに振りむくと・・・予想が当たったのか峰月さんだった、透明感のある茶色い瞳がちょっと眠たくなるような感じにちょうど閉じられている目になっているのを見るのは恐くてちょっと目をそらしたくなる。


「どうしたんだよ。峰月さん・・・」

「・・・甘味、会長が好き?」

「何でその質「いいから・・・答えて、甘味」

その瞳に『嘘』とかそういうのはないようだが俺はなんかの限界もあってまだ袖を掴まれながらも窓のほうを向いた・・・妖皇さんは窓の外でとうとう木の上に座り込んで鳥と戯れているようだ、俺には・・・そんな甘い感じの質問に『答え』を見つけられないままだ

だから会長も恋愛対象になるわけじゃないから・・・

会長の前では言いにくいことだったので俺は小声で峰月さんの耳に答えを入れるように言う


「・・・俺は、まだ分からない。」

「・・・甘味・・・ありがとう・・・」

その何かに吸い込まれそうな声とはじめて峰月さんにいわれた『ありがとう』という言葉が胸につっかかるわけではなくスッと俺の心に吸い込まれて消えていくのに何も感じられずに驚いた

そのまま俺は袖を放してもらうと会長のほうへと戻った、何だか退屈そうに春宮に教えてもらったかはわからないがアニメキャラクターのようなものをノートの端っこに書いていた。


「後輩の世話、おつかれー。」

「・・・会「たっだいまー♪王也君、楽しかったねー^^」

「・・・あぁ、うん。」

水川は少し嬉しそうに王也のほうを見ていたが少し顔色が悪いことに大丈夫?大丈夫?と聞いているが急に手を引っ張ってもう一回廊下へと出て行ったことで近江が王也と話そうと近づいてきたのに立ったままずっとその場にあった椅子に座って暇そうな顔で王也を待っていた、そしてまた黙って入ってきたので待ってましたという感じで王也に何で廊下へもう一回出たのかと言う理由は聞かずにそのまま話しはじめた。

水川もこっちに来たが改めて『王也君とのデートツアー』というのを楽しんだらしくニコニコ笑いながら色んな話をし始めたがすぐに話を止めて昼ごはんを配り始めた

高等部のほうは本当に混んできているころだったということで弁当は無理だったがとりあえず鯛焼きが配られて俺は食べる、味はどうやら餡子らしいが会長のはクリームだ


「あ・・・あげパン君・・・やっぱり言いにくいや。」

「どうした?倒れそうだったら俺とかに言えよ。この前退院したばっかりだしさ」

「・・・じゃあ・・・この鯛焼き、チェーンジ☆」

それでスッと俺の鯛焼きは取られたかと思えば会長のクリーム味の食べた跡がちょっとある鯛焼きが手にあったので会長のほうを向いたがもうすでに食べていることに気がついて俺は不自然さを出さないように鯛焼きを食べる、これって本当は言いたくないんだが間接うんたら(?)というのだろうということだけが心をいっぱいにさせてクリームが力を入れすぎて何度かブニュッと出てくるのに驚きながらも食べる。


「じ、自己中///」

「照れてるのかはわからないけど嫌だった?生理的に。」

その声と目に俺は何も言えずにただ大丈夫だ・・・と小声で言ってから会長の隣に座っていた俺はその席から立ち上がって水川に廊下に出ることだけを告げて廊下へと出て行った
俺は一体何を思ったのだうか、あの容姿端麗で才色兼備のような会長には『憧れ』と『ボケだし、俺がツッコむ』というものしかなかったからか『恋』なんてないだろう。

そう思ったときに会長も外に出ていたので驚いた顔をして俺はこっちを向かないようにした
小さな手紙を持った会長がこっちに来るわけないと思った
思ったけどこっちに来た、期待なのか『嫌なこと』ととして受け止めているのかはわからないがとりあえず俺は会長を見つめた


「会長、それ・・・誰にあげるんだ。」

「君だよ、甘味君。はい、どうぞ」

それに俺は久しぶりに手を震わせながら手紙を受け取るとその場であけてみせた・・・そこにはあのサラサラと川のように流れている文字があって俺の名前がちゃんと書いてある、ちょっと会長らしくないような感じが出ている手紙を俺は読み始めた。


『甘味君へ。
会長です、どうも。いつも色々とありがとう、甘味君のおかげで助かってます。
あと、私は何で甘味君と呼べなかったのか話しておきます
まず私は・・・面白い名前の子にもっと面白いあだ名をつけるというチャレンジをしたかった、好奇心っていうのかな。
あと、(驚かないでね)
私は甘味君に一目ぼれしました、別に才色兼備といわれててもそうじゃない私を見捨てなかった。あと、可愛かった・・・名前も顔もだんだんと照れていえなくなるんじゃないかって不安だったからあだ名をつけたんだ。
甘味君、大好きです。結婚しなくていいから、でも大好き。

会長より』

「え///」

「別に付き合わなくても構わない、でも私の気持ちだけは
わかって欲しい」

その言葉に俺は何も言えなかった

                              続く

Re:  青春学報。  ( No.31 )
日時: 2011/03/24 14:10
名前: さわ (ID: QxAy5T6R)
参照: http://www.kakiko.cc/bbs2/index.cgi?mode

ヴィオラ様


リクエストしていた絵が
完成いたしました。
お待たせしてすいません。
書き直しOKですので何でも言ってください!


また、今回参考がてらに
何話か読ませていただきましたが・・・・・
楽しいですねっ!!!
すこし読みいってしまいましたww

これからも頑張ってください。
またリクエストしてくれる日を待っています。


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