コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- ???〜おまけやってます〜
- 日時: 2011/11/30 06:49
- 名前: 栗田 和紀 (ID: lmEZUI7z)
はじめまして。
栗田和紀と申します。
一応の完成です。
でも、気に入ってないのでちょくちょく書き直します。
あと、身を置く場所を間違えました。超シリアスです。
おまけを書き始めました。良ければ読んで下さい。
おまけが本気だったりします。
シリアスにも出没しているので、そちらも是非。
感想を求めています。
一言でも頂けたら嬉しいです。
本編はno.6から始まってます。
↓
- Re: ???〜おまけ3〜 ( No.22 )
- 日時: 2011/11/22 04:55
- 名前: 栗田和紀 ◆d6U.RXJi8k (ID: lmEZUI7z)
「鬼ごっこ?」
「そう。鬼ごっこよ!」
あんなにバチバチ火花飛ばしてた割に意外と平和的な競技だった。
僕はホッと胸を撫で下ろす。
「で、ばにらくんが逃げるのよ」
「・・・・・あれ!?逃げるの僕なの!?」
予想外すぎるよ!!対決って当事者同士でやるんじゃないの!?
「ばにらくんが逃げて、あたし達が追っかけるの。先に捕まえたほうが勝ちって訳」
「えぇ・・・っ!?」
「判り易くていいですね。この際、彼が誰のものなのかハッキリさせてあげましょう・・・くくく」
「歌音ちゃん、笑い方怖いよっ」
そんなニヒルな笑み浮かべないで!!
「じゃあ、30秒数えるからばにら君はその間に逃げてね。あいつになんか捕まっちゃ駄目よ」
それじゃ行くわよ?と元気に声を上げた途香ちゃんはにこやかにカウントを始めた。
「12345678101112」←句読点なし
早っ!!息継ぎ無いよっ!?
こんなんじゃ30秒なんてあっという間・・・・
「こっちだ」
「えっ?」
勝ち誇ったような高速カウントをあわあわと聞いていた僕の手を掴んで、ちーくんは走り出す。ちーくんは足が速いので僕が普通に走るよりもっと早く部屋から逃げ出せた。
「あ、ありがと。ちーくん」
「いや・・・いつまでもあんなトコに居たらどんな目にあうか判ったもんじゃないしな。それよりお前、時間制限とか付けなくてよかったのか?」
「え?」
物凄く可哀想な物を見る目で頭を掻いたちー君に僕はきょとんと首をかしげる。ちー君はばつが悪そうに言った。
「でなきゃお前あの二人に半永久的に追われる事になるぞ」
「・・・・・・・・・・!!!!!!!」
言葉を失ってしまった僕を見て、ものすごぉおおく深いため息を吐いた後、ちーくんは僕の手を引っ張った。
「とりあえず逃げるぞ。・・・疲れたら終わるだろ、多分」
後半部分はやや目を逸らし気味に呟いたちーくんに連れられ、僕は不安になりながらも頑張って走った。
そして辿り着いた先は・・・
「あれ?・・・お庭に出ちゃった」
「わざと出たんだよ。”木を隠すなら森”って言うだろ」
そう。施設の大体の子供たちが遊んでいるこのお庭は、とても人が多い。遊んでいる子供たちはもちろん、たくさんの”先生”達も何だか難しそうな顔して紙の束と皆をしきりに見比べたり、ペンを走らせているので人口密度が高いのだ。
「こんなに人が多いんじゃ簡単には見つからないはず・・・・」
「あの子の匂いがします」
雑踏の中で、僕を安心させるように得意げに話してくれたちーくんの声を遮る様に、聞きなれた向き質な声が重なった気がする。僕らは顔を見合わせて、恐る恐る声のしたほうを見た。
「なぁにが匂いよ!気持ち悪いっ!!」
「そう言いながら貴方はどうして私と同じ場所を探すんですか?無能も大概になさい」
「うっさいわね!!!あたしもこっちにばにらくんが居る気がしたのよ!!」
「うるさいのは貴方です。このハイエナ風情が!!」
・・・・・・ものすごい喧嘩してる・・・・
「・・・おい、ばにら!今の内に・・・・ばにら?」
「え?」
「お前、何笑ってんだよ?こんな非常時に」
ちーくんに言われて僕は初めて自分が笑っている事に気がついた。だって、何だか気持ちが落ち着かなくて。
このこそばゆくって、でもワクワクする感じ・・・
あぁ、そっか。コレ・・・・・歌音ちゃんの・・・
「歌音ちゃん、楽しんでるみたい」
「?・・・・そうなのか?俺には相変わらず無表情に見えるけど・・・っていうか、逃げるぞ!ばにら!」
歌音ちゃんと目が合って、慌てた様に僕の手を引いたちーくんに、顔が緩んだままの僕は引っ張られる事しかできなかった。
- Re: ???〜完成??〜 ( No.23 )
- 日時: 2011/08/31 07:20
- 名前: NAO (ID: km7KrdXm)
- 参照: http://www.icenomi.com/oshimen/index.html?id
あげ
- Re: ???〜おまけ4〜 ( No.24 )
- 日時: 2011/11/30 07:32
- 名前: 栗田和紀 ◆d6U.RXJi8k (ID: lmEZUI7z)
「っはぁ・・・・っはぁ・・・・」
「・・・・ったい・・・何者・・・なんだよ・・・アイツ・・・!!」
運動があんまり得意じゃない僕はさておき、体力のあるちーくんが息を切らしているのには理由がある。
・・・・行く先々に歌音ちゃんが居るのだ。
まるで僕らの考えなんてお見通し、って感じで大体仁王立ちで立っているのだ。
「おい、ばにら!!ボケっとしてないで早く逃げる場所考えろって!!こんなとこにいつまでも居たらすぐに捕まるぞ!!」
「う、うんっ」
なんだか切羽詰まった感じのちーくんに急かされて、僕は頭を悩ませる。
「うーーーん」
歌音ちゃんに絶対に見つからない場所
歌音ちゃんに絶対に見つからない場所・・・
「あ、そっか!」
ぽんっと浮かんだその場所に、僕は両手を打って喜んだ。あそこなら多分きっと、大丈夫!
「ちーくん、こっち!」
「え?あ、ああ」
なんだか急に誇らしくなって、今度は僕がちーくんの手を引く。
ちーくんはちょっと驚いたように僕にされるままついてきた。
「って、ここは・・・・」
「そ。歩振先生のお部屋だよ」
僕らが来たのは、さっき追い出されてしまったばかりの”歩振先生”のお部屋だった。
いくら歌音ちゃんでも、またここにいるとは思わないはずだ。
「でも、ここって勝手に入っていい場所なのか?怒られるんじゃ・・・」
「え?でも僕、何度か入ってるけど歌音ちゃんが物壊した時以外に怒られたことないよ?」
・・・・けれどいつも来る度に壊してしまうから、入って怒られるのと大差ないのかも知れない。
そう考えもしなかった訳じゃないけど、今言うとちーくんに怒られそうなので黙っておくことにした。
「まぁ、たしかにここなら”霧島歌音”よけになるだろうな」
「???・・・・どうして?」
何かを悟ったように深いため息をついたちーくんに、僕は小首をかしげる。ちーくんは驚いたように僕を見た。
「どうしてって・・・霧島歌音は、霧島歩振のこと嫌いだろ?頭に大が付く位には」
「そうなの!?」
「見てわかるだろーが。逆に気づかない方がどうかしてる・・・」
呆れた様に語っていたちーくんは、そこまで言いかけて気まずそうに口をつぐんだ。
「ちーくん?」
「・・・・そう、だったのか」
何故か俯いてしまったちーくんの顔を覗き込んだ僕の背後から、よく聞きなれた声がした。
振り向くと、歩振先生がいつもと同じ無表情で立っていた。
「先生・・・」
「いや、何と無く気づいてはいたつもりだったんだがな・・・」
- Re: ???〜完成??〜 ( No.25 )
- 日時: 2011/11/26 23:32
- 名前: 仁都 ◆zdYEtcCmXU (ID: 27y4eURD)
お久しぶりですっ
更新されていたので、ちょっと覗きにきちゃいましたw
続き、楽しみにしていますね!^^
ではではっ
- Re: ???〜完成??〜 ( No.26 )
- 日時: 2011/11/30 06:46
- 名前: 栗田和紀 ◆d6U.RXJi8k (ID: lmEZUI7z)
仁都様 お久しぶりです!!
ものすごく遅筆ながらも久々の更新となりました。
またご拝読頂けたなんて光栄です!!
亀の歩みばりに遅い進みになるとは思いますが、最後までは頑張って仕上げようと思っております。
このおまけは本編と同じくらい大切なお話なので・・・・
仁都様の善意に漬け込むようでなんですが、またいらしてくれたら幸いです!
それでは。
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