コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- ???〜おまけやってます〜
- 日時: 2011/11/30 06:49
- 名前: 栗田 和紀 (ID: lmEZUI7z)
はじめまして。
栗田和紀と申します。
一応の完成です。
でも、気に入ってないのでちょくちょく書き直します。
あと、身を置く場所を間違えました。超シリアスです。
おまけを書き始めました。良ければ読んで下さい。
おまけが本気だったりします。
シリアスにも出没しているので、そちらも是非。
感想を求めています。
一言でも頂けたら嬉しいです。
本編はno.6から始まってます。
↓
- おしえてください!! ( No.2 )
- 日時: 2011/05/14 16:55
- 名前: ??? (ID: vaNQKlaA)
???の名前の由来は?
- 題名ってモロいんですね。いがいです。なんか、へんなの。 ( No.3 )
- 日時: 2011/05/14 16:58
- 名前: ??? (ID: vaNQKlaA)
はやくおしえて!
3、2、1!!
- 人生相談します ( No.4 )
- 日時: 2011/05/14 17:02
- 名前: ??? (ID: vaNQKlaA)
お金がほしい!!
だからちょーだい!
なんて、いわないから、だいじょうぶい!
さっきのカウントで、爆発したよ。
なにがって?
わたしのあたま
- Re: ??? ( No.5 )
- 日時: 2011/05/14 17:03
- 名前: ??? (ID: vaNQKlaA)
へんなひとっておもらないでね。
ふつーにしょっくだから
ん
ん
ー
んん
- Re: ??? ( No.6 )
- 日時: 2011/07/21 12:54
- 名前: 栗田 和紀 (ID: xEKpdEI2)
本編↓
私は感情のない子供だったと思う。
「ぼく、泣き虫なんだ」
その男の子は大きな瞳を真っ赤に泣き腫らして私に微笑んだ。私はただ無機質な視線だけを彼に返す。
「だからね、ぼくが”かのん”ちゃんの代わりに泣いてあげるよ」
そういって男の子は私をきゅっと抱きしめた。小さくて柔らかい体は溶けそうな程温かくて、そのイキモノがどうしようもなく愛おしく思った。
「・・・・・・どうして、泣くんですか?」
こそばゆいようなくすぐったい気持ちに襲われて、私は自分自身に困惑する。こんな感覚は初めてで・・・
・・・・・それが”好き”という感情だと、その頃の私は知らなかったから。
その男の子はただ何も言わず抱きしめていてくれた。
私はただその温もりに包まれていたいと思った。
どこか埃かぶったチャイムの音を遠くに聞きながら、私は沈鬱な思いでペンを置いた。これで少なくとも今日はテストと言う名の拷問からは開放された。後は家に帰って泥のように眠り、なけなしの体力と精神力を取り戻そう。そう考えていた時、私は奇怪な物を目撃する。
「・・・・・・」
見慣れた小さな背中は何かに怯えるかのようにこそこそと縮こまり、そのくせ周りが気になるようで、きょろきょろと辺りを見回している。私は軽く心を弾ませた。
難解な数学との果てしなき抗争の後はやっぱりこれに限る。私は足音を殺して近づいた。
・・・彼の精神構造はまるで小動物だからな。驚かせるといけないので、私はそっと囁いた。
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!」
「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!」
同じ分だけ叫ばれた。
まったく、心臓に悪い人だ。
「おやおや、その素敵な悲鳴は”塩崎 ばにら”先輩!何してんですか?こんな所で」
「ひっ、ひっ、ひつ」
何かを言おうとして先輩は私を振り返る。
それより先に私は続けた。
「悪い笑い方ですね。三下っぽいですよ」
急なキャラ設定とか受け付けない派ですから。
先輩はそのまま口を鯉のごとくパクパク動かすと、震える人差し指を力いっぱい私に叩き付けて糾弾する。
「ひ、ひどいよ、歌音(かのん)ちゃん!!!ていうか色々失礼だよ!!!!何平然と貶してくれてんの!?」
やっと呂律と思考が追いついて来たらしい。上目使いで睨み付けてくる先輩に私は悠然と微笑んで見せた。
「だって、失礼じゃないですか。可愛い後輩に向かって変な悲鳴上げないで下さいよ」
「で、でもでも!あれは誰だって叫ぶよぉ・・・・」
「私普通に声かけましたよ?」
確かにちょっとはリアクション期待したけど。
「あれ普通の域超えてるから!!軽い絶叫だから!!!」
尚も悲痛な訴えを止めない先輩に、私は悲しみの眼差しを向ける。
と、先輩の勢いが衰えた。
「先輩、ひどい・・・どうしてそんな意地悪言うんですか・・・?」
「ぅえっ!?か、歌音ちゃん・・・?」
見るからに狼狽え始めた先輩はおずおずと頭を垂れた。
「あの・・・・ごめんね?僕、そんなつもりじゃ・・・・」
「・・・・・ほんとに、悪いと思ってますか・・・・?」
「もちろん!だから泣かないで?歌音ちゃん・・・・っ」
私が泣く訳ないのに、最早先輩の方が泣きそうな顔で私に抱きついてきた。私より頭二つ分くらい小さい先輩の体は柔らかくて、暖かい。ふっと笑った私の気配に気付いたのか先輩の私を抱きしめる手に力がこもった。
「先輩・・・・ウサギ好きですか・・・・・?」
「へ?うさちゃん?」
私の急な質問に、首を傾げながらも先輩は答えてくれる。
「う、うん・・・・好きだけど・・・・?」
「・・・・・・・実はうちにウサギの着ぐるみがあるんです・・・・」
「うん・・・・」
「・・・・去年のハロウィンにノリで買っちゃってから一度も着ることなくクローゼットで眠ってるんですよ・・・」
「う、ん・・・・?」
「・・・・・・・それが、その着ぐるみ・・・たまたま、本当に偶然、先輩のサイズでぴったりなんです・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・傷付いた私の心の為に、着てくれませんか?」
先輩は無言のまま俯くと、ポツリと呟いた。
「・・・・・ねぇ、歌音ちゃん」
「はい?」
「どうして君が傷つくと、僕がうさちゃんになるの?」
責めているというよりは、単純に素朴な疑問らしい。先輩はきょとん、と可愛らしく小首を傾げている。・・・よし、いける!!あともう一押しだ!!
「先輩は、自覚なさってないようですが・・・・実は先輩、ある特殊能力を持っているのです」
「えぇっ!?」
驚いた先輩の顔は何処となく嬉しそうだ。私は小さい子供に言い聞かせるように優しく先輩の頭を撫でながら、じわじわと手中にはめてゆく。
「それは見るもの全ての者を癒すという常人には持ち得ない未知の能力なのです。先輩単体ではごく一部の人々しか癒す事ができませんが、私が用意したうさちゃんスーツなら日本全国規模の人間を癒す事が可能です!!ちなみにセーラー服ならその二倍・・・!!」
「ちょっとまてこらあああああああああああああああああっ!!」
子気味よい絶叫とともに、一人の男がものすごい勢いで掛けて来た。
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