コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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あなたへ送るYELL
日時: 2012/01/15 12:00
名前: ほのか (ID: IZhvYfzu)

はじめまして!ほのかです☆
私の書く小説は意味フなところがいっぱいあります。
更新は、すぐにできないと思います(汗)
あとは、約束(?)を守ってください。
それでは、スタートです!!

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Re: あなたへ送るYELL ( No.1 )
日時: 2011/07/05 22:38
名前: ほのか (ID: rb3ZQ5pX)

登場人物 
秋堂 みらい(あきどうみらい)赤崎 空(あかざきそら)     村井 明良先生(むらいあきらせんせい)

Re: あなたへ送るYELL ( No.2 )
日時: 2011/07/06 23:10
名前: ほのか (ID: rb3ZQ5pX)

【キミの笑顔】
「秋堂!英語のテストどうだった?」
いつものように空が聞いてくる。
「100点だけど。」
「また同点かよっ!」

私は秋堂未来。中学1年生。
今しゃべってたのは、赤崎空。私のライバル(!?)で、好きな人。

空のことを好きになったのは、確か小6の卒業遠足だった。
私と空は、同じグループだった。このときはただの友達としか思ってなかったんだ。
ジェットコースターに乗り終わって、私がふらついて、倒れかけたときに助けてくれたのが空だった。
「大丈夫か?秋堂。」
その言葉で私は恋に落ちたんだ。

今ではテストの点を勝負する仲になってる。

「またやってるねぇ。お二人さんっ!」
もう!亜実香ってば!
亜実香は私の親友で、唯一私の好きな人を知ってる。
だから、テストがあるたびにこの言葉を言ってくる。
まあ、私はうれしいけどね///

≪キーンコーンカーンコーン≫

うわっ次社会テストだ・・・
「次テストだな!勝負だ!」
そう言って、空が笑う。
この空の笑顔のおかげで大っ嫌いだった社会が好きになれそうなんだ。
空の笑顔は私を変える力があるのかなぁ・・・?

Re: あなたへ送るYELL ( No.3 )
日時: 2011/07/07 22:27
名前: ほのか (ID: rb3ZQ5pX)

【社会のテスト】
はあ・・・。私はこの時間が1番憂鬱になる。
それは、社会の時間だからだ。
社会では、今は地理をやってる。
しかも、テストが返されるって・・・。
はあ・・・。あっ!いけないいけない。
またため息だ。
「それではテストを返します。」
これは、村井明良先生。
若くてかっこよくて人気のある先生だ。
私もいいとは思う(もちろん好きとかじゃなくてだよ)。
でも社会が嫌いなことに変わりはない。
空のおかげで好きになれそうなんだけど、それもこれも返されるテストの点しだいだ。
一応全部埋めたけど、はっきり言って自信はない。
あっ。あとちょっとで私が呼ばれる。
「秋堂みらい。」
「はいっ。」
先生に呼ばれてなんだか緊張してきたぁ!
「よく頑張ったな!」
「へっ!?」
返されたテストを見ると、100点の文字があった。
えっこれ本当に私のテスト?
名前を何度も何度も見直した。
「本当、なんだ・・・。」
嬉しさがこみ上げてくる。
これで社会が好きになれるのだろうか。いや、絶対になれるんだ!
そう自分に言い聞かせた。

《休み時間》
「秋堂、テスト何点だった?」
やっぱり?来ると思った。
「100点だよ!」
空がビックリしたような顔で私を見た。
「でもね、この100点がとれたのは空のおかげだよ!」
そう。これは空のおかげ。わからないところも丁寧に教えてくれたんだ。
「っていうか俺も100点なんだけど。」
今度は私がビックリした。
「俺は秋堂のおかげだと思ってる。」
「えっ!?」
私は聞き返した。
そのまま空は続けて言った。
「俺が秋堂に教えてたときに、うなずきながら聞いててくれただろ。だから俺も教えやすかったし、教えたところも覚えやすかったんだ。」
そう言われて嬉しかった。
そして私は空のことがもっと好きになった。

Re: あなたへ送るYELL ( No.4 )
日時: 2011/07/07 23:35
名前: ほのか (ID: rb3ZQ5pX)

【好きなんだよ・・・。】
俺は赤崎空。
今、俺の隣に座ってるのが秋堂みらい。
俺のライバルで、ちょっと恥ずかしいけど俺の好きな人///。
俺は何で好きになったかというと・・・(えっそんなの聞きたくないって?聞いてくださいっ!)。

秋堂は、顔は普通だし、性格も普通だ。
でも、みんなの倍以上に積極的で、なんでも率先してやってくれる。
そんな秋堂に惹かれたんだ。
秋堂のことを嫌いな人もいるけど、とても秋堂のことを信用してる人もいる。俺はそのなかの1人だ。今、俺は、その秋堂と放課後の教室で2人っきりだ。

俺が今教えてる社会でもうなずきながら聞いてくれている。
たまに見せる自然な笑顔でドキッとする。

「ちょっ、ちょっとトイレ行ってくるっ!」
秋堂がそう言って教室を出た。
「可愛すぎるんだよ・・・。好きすぎるんだよ・・・。」
俺は1人でそう呟いた。
本当はあの笑顔をみんなに見せないでほしい。
あの笑顔を見せて、他の男にとられたら困る。

好きって言いたい。
でも、ふられる事に恐れている自分がいる。
秋堂みたいに積極的になりたい。
そんなことを考えてるうちに秋堂が帰ってきた。

「ねぇ、空って夏祭りいつ行くの?」
突然の質問に俺はあせった。
夏祭り?もうそんな季節か。
今年も半年が過ぎたんだな・・・。
っていうかこれってチャンスじゃないの!?
「あのさぁ、夏祭り一緒に行かないか?」
思い切って言ってみた。
「うん、いいけど///」
えっ本当に!夢みたいだ。

今まではそんなに楽しみじゃなかったその日。
この会話で楽しみになってきた。
やっぱり秋堂はすごいよ。
普通の日を楽しみにさせることができるんだから。


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