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運命☆改革 【ファンタジー*コメ・アドバイス求む!】
日時: 2012/10/11 20:21
名前: みお (ID: VEcYwvKo)

こんにちは。

みおです|^^●))

この小説は,若干の二次元的内容と歴史もどきと恋愛感情らしきもので作られております!!

あくまでも私の想像なので,広い心で読んで頂けると光栄です´ω`●)

アドバイスやコメントをよろしくお願いします!!!

もち荒らしはNG…って荒らしなんて必要ないですよね?

完結できるよう頑張るので

応援よろしくおねがいします`・ω・´

↓目次(中途半端に区切っているトコロ有)↓

登場人物紹介 >>1

プロローグ >>6

第一話『訪問者』
>>10 >>11 >>14 >>15 >>16 >>17

第二話 『改革者』
>>18 >>21 >>26 >>27

第三話 『子の刻』
>>30 >>32 >>38 >>42 >>43 >>44 >>47 >>48

第四話 『丑の刻』
>>51 >>52

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運命☆改革 ( No.15 )
日時: 2012/06/02 18:50
名前: みお (ID: VEcYwvKo)


 ———佐野亜華羽でございます」
「あ゛あああぁ゛ぁ□×ゞ☆◆;※★——!?!?」

う,嘘だろ?
紅の姫が,亜華羽?
亜華羽が,紅の姫…だと?

「という事は,亜華羽の夫って……俺!?!?」
「はい♪」

紅の姫が目を細めて微笑む。

…無い無い!
克稀と亜華羽のちょ〜ぅラブラブな今の状況を,俺が,俺が破るのかっ!?!?

紅の姫は笑ったままだ。
…悔しいけど,すごく…か,可愛い。

やっぱり,亜華羽は好きだけど,克稀に悪い。
悪い…っていうか,まず無理だろ。

「ぇ…もう,俺…無理…」
「もう未来は決まっているのです。嘆かれても,あたくしにはどうすることもできませんの」

「『あたくしには』……??という事は,吼弼か誰かが運命を変えられるっていうのか??」

「吼弼は無理ですわ。あんな犬っころじゃ力が足りません」
「力…」

亜華羽の少し毒舌なところは何年たっても直らないようだ。

「そう,紅音殿のおじい様のような能力者でないといけません。まぁ,それが無理なら,紅音殿でも…。血はついでおられますし…」

紅の姫が目を伏せた。
口の端を少し引っ張り,意味ありげな寂しそうな表情をつくる。

風が吹く。
それと同時に再び紅の姫の髪が舞う。
しかし,その髪には前のような華麗さはなく,毛先が遊び,もつれ,風がやむと舞うのをやめた。


じじいが能力者なんて初耳だ。
で,俺も若干能力者なんて初耳だ。

俺は疲れて亜華羽と克稀が居る方へ歩き出した。

運命☆改革 ( No.16 )
日時: 2012/06/03 18:09
名前: みお (ID: VEcYwvKo)


「紅音!大丈夫だったか…?」
「ぃゃ…全くだ」

克稀を通り越し,亜華羽の元へ歩み寄る。

「亜華羽,変なこと聞くけど,俺の事好きか?」
「えっ?」

亜華羽は少し目を開いた。
少し,困惑しているようだ。

「紅音お前何言ってんだよ!?亜華羽は——」
「ごめん,いいんだ,気にすんな」

テンションの低い俺は克稀の言葉を聞く気になれない。
亜華羽にそっと言葉をかけると,校舎に足を向けた。


「…好きだよ」


立ち止まる。
でも,振り返る気にはなれない。

「紅音の事,好きだよ。克稀程ではないけどね」


卑怯だ。
毒舌を若干混ぜて,そんな可愛いこと言うのは。

「分かってるさ」

俺は未来を知っている。
全て。
これから俺自身や亜華羽や克稀におこること。

俺は,それを変えなければいけない。
運命を…。

『まぁ,それが無理なら,紅音殿でも…。』
俺がやるしかない。


タタタッ
「紅音殿!」
吼弼が俺の歩みを止めた。
「?」
「無理を承知で伺いますが…同居させていただけませんかっ?」

同居!?!?
俺ん家は女が一人しかいない(母ちゃん)んだ!
そこに同じ年くらいの女を入れるなんて…無理!

「克稀は?」
「いえ,紅音殿でないと…あの,一応私,性別は♂ですので」

…なんだって…?
…よし,俺は決めた。
未来では何でもアリだ。
だから,いちいち驚かない!


「それに,部外者に知られてはいけないのです。私たちが未来から来たということを…。コスプレをいう設定になっていますから」

そうか,克稀は未来では『ブガイシャ』なのか。

「紅の姫は?」
「亜華羽殿のお宅でございます」
「あぁ…来いよ」

そう言い放つと吼弼は飛び跳ねた。
俺は校門前で待っておくように指示し———

「う゛っ!」

腹が痛いふりをして学校を早退した。

運命☆改革 ( No.17 )
日時: 2012/06/03 18:11
名前: みお (ID: VEcYwvKo)


「運命☆改革を行う者が増えました」

人工的な声が暗い空間に響く。

「放っておけ」
「かしこまりました」

プツ,と音がしたかと思うと,再びその空間は静まりかえった。

ただ,影が揺れているだけだった。

運命☆改革 ( No.18 )
日時: 2012/06/11 21:36
名前: みお (ID: VEcYwvKo)

家に帰ると,母親が眉間にしわを寄せて寄ってきた。

「あの人は誰?『紅音殿に指示されて来ました。おじゃまします』って言って,勝手に入ってきたんだけど!?」

「あーそうそう,俺が指示したの」

角が生えそうな母親を通り越し,吼弼を呼んだ。

男のくせに長い髪を揺らし,着物の薄いものを着ている(これが着物と言うのかは知らないが)。

「…よし,母さん,髪切りに行ってくる」
「何言って…あんたこの前切ったばっかりじゃ」
「今の流れからいくと,髪切るのはコイツだろ?」

吼弼の腕をつかみ,財布を持って家を出た。



「いらっしゃいませぇ〜」

巴さんの元気な声が店内に響きわたる。

「あ!紅音…!久しぶり…でもないね♪そっちは彼女?」

吼弼の方を見ると,きょとんとして,状況が把握できていないようだ。
無理やり連れてきたからな。

「俺は男と付き合う趣味はないっす」
「男…!?」
「コイツを,男らしくお願いします」

いまだに自分が何をされようとしているか分かっていない吼弼をイスに座らせ,巴さんはハサミを入れた。

「あ゛ぁ!!!!!」

え,なに?

「姫にお仕えするからには髪を切らないと決めたのに!」

「遅っ!!」

久しぶりにつっこんでしまった。
俺,最近ボケ極めてたのに!

「ん?姫?」
「あ,コイツ,友達とコスプレごっこしてるんすよ,はは」
「成る程ね。だから恰好もそういう恰好なのね」

巴さんが単純で良かった…。

吼弼が嘆いている間,巴さんはカットを終わらせた。

「ねぇ,紅音,一ついい?」

巴さんがもったいぶって言った。

「はい?」

「この子…すっごいイケメン!!!!!!!!!」

面食い巴さんの視線の先にある鏡を俺も覗き込んだ。

そこには,ウルフカットでクールに決めたルックスSSのヒトがいた。

「なんなんだコイツはぁアア!!!!!!????」



「ありがとうございましたぁ〜♪」

顔を赤く染めた巴さんに見送られ,俺たちは店を出た。



Re: 運命☆改革 ( No.19 )
日時: 2012/06/11 17:38
名前: 優蘭 (ID: 3mln2Ui1)

巴さんwwwww

たしかに
吼弼かっこいいもんねw



間違い発見♪

>>18の 紅音 が 吼音 になってるよ!!!?

たぶん…


がんばー


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