コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

運命☆改革 【ファンタジー*コメ・アドバイス求む!】
日時: 2012/10/11 20:21
名前: みお (ID: VEcYwvKo)

こんにちは。

みおです|^^●))

この小説は,若干の二次元的内容と歴史もどきと恋愛感情らしきもので作られております!!

あくまでも私の想像なので,広い心で読んで頂けると光栄です´ω`●)

アドバイスやコメントをよろしくお願いします!!!

もち荒らしはNG…って荒らしなんて必要ないですよね?

完結できるよう頑張るので

応援よろしくおねがいします`・ω・´

↓目次(中途半端に区切っているトコロ有)↓

登場人物紹介 >>1

プロローグ >>6

第一話『訪問者』
>>10 >>11 >>14 >>15 >>16 >>17

第二話 『改革者』
>>18 >>21 >>26 >>27

第三話 『子の刻』
>>30 >>32 >>38 >>42 >>43 >>44 >>47 >>48

第四話 『丑の刻』
>>51 >>52

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11



運命☆改革 ( No.10 )
日時: 2012/05/20 08:06
名前: みお (ID: VEcYwvKo)

それはある日突然起こった。

いつもより騒がしい昼休み。
ほとんどの生徒が外を見ている。
俺も気になるけど,克稀とその仲間と一緒にキャッチボールすることになってっから,早めに飯は食わないといけない。

「克稀!!!!」
教室のドアが勢いよく開き,亜華羽の友達のユウが息を切らしてこっちに来た。
「亜華羽は??」
「それが,亜華羽が捕まっちゃったの!!」
「は??」

ユウの指さす先にはグラウンド。
「どけ」
グラウンドを見ていた多数の生徒を押しのけ,俺と克稀は外を見た。

そこには亜華羽……と

「「誰だ??」」
ハモりー!!!!!!!!!!
やっぱ以心伝心なんじゃねぇの!?!?

「行くぞ」
そんな事お構いなしに克稀はグラウンドへ走った。
彼氏ぶっちゃって☆

「彼氏だし」
また読まれた。くそ,なんなんだコイツ。



グラウンドに着くと妙に生ぬるい風が顔に当たった。
お,なんか今俺,かっこいい感じで言ってない!?!?

「うっさいから黙っとけ」
「はい」
スミマセン。

亜華羽の姿が近づくにつれ,亜華羽と相対して立っている二人の影もはっきりし始めた。
二人の女。

一人は派手な着物(十二単とかいうやつに似てる)を着て,その上から腰まである黒髪をたらしている。
もう一人は二つ結びで前髪はばっちり分け,家来のような恰好だ(女にしては馬鹿でかい)。
コスプレか!?!?

「!!」
黒髪の女と目が合った。
よく見るとすっげー綺麗。
克稀を上回るルックスSSって感じだ。

「く…紅音殿でございますかっ!?!?」
「ひゃいっ」
黒髪の女に尋ねられる。
最悪。声裏返っちゃったよ。
でも何で??

「そうですけど…??」
「やっぱりっ!!」
嬉しそうに黒髪の女は俺の手をとった。
少し握れば折れそうな指。
華奢ってこういうのをいうんだと思う。

「紅音殿」
「はい」
「貴方様にお話しがございます」
「はい…??」
「ちょっとこちらへ」
そのまま手を引かれる。
意外と力はある。…が冷たい。
冷え性なのか?

黒髪の女は二つ結びの女を手招きした。
すると二つ結びの女はキツネのように飛んできた。
よく見れば,こいつも美形だ。
一緒にグラウンドの隅という隅まで来ると,黒髪の女は話を切り出した。

「コホン。まず,あたくしは紅《クレナイ》と申します。こっちは吼弼《クスケ》ですわ」
「はい…」
着物といい,名前といい,最近では聞かない名前だ。
タイムスリップ—————。
いやいや,そんな非科学的な事。
偽名??
偽名を使ってまでコスプレやるか??普通。

「あたくし達3名の名は『く』の字で始まっております。それがどういう意味かご存知ですか??」
「はしょりすぎですよ,姫」
姫…!?!?
いや,確かに見た目は姫だけど。
しかもはしょるって,昔の人は使わないよな??
やっぱコスプレ説が有力か…??

「とりあえず,あたくし達はこの時代のものではございませんの」
「へ…」
タイムスリッ…プか!?

まさか,そんな事が。

「じゃ,じゃあ…タイムスリップってことですか…」
「まぁそうね」
まじかよ。
めまいがする。

「いつの時代から…??」
おそらく平安ぐらいだろう。
The☆貴族 って感じだ。
もしかしたら,紫式部のような有名な人かもしれない。

「驚かないでくださいね」
いや,もう驚いてるしw
平安という予想が当たっていれば,今日の帰りの寄り道のおやつは105円奮発しよう…なんて。

「あたくし達は…………………


未来から来たのです」

うん??

運命☆改革 ( No.11 )
日時: 2012/05/20 08:48
名前: みお (ID: VEcYwvKo)


未来———!??
え,え,…は??
待って〜紅音の頭じゃ理解できない☆

「紅音殿,あなた混乱してますよ」
知ってますけど。
タイムスリップって事から意味分かんねぇのに,着物姿で,クレナイさんから「未来から来ましたわ,どうぞよろしく」なんて言われても…。

吼弼とやらが,俺を見据える。
「簡単に言うと,未来ではどんどん技術が発達しました。それと並行して世も荒れてきたのです………分かったか馬鹿(←小声)」

あぁ゛!?!?
分かったか馬鹿だと——!!?

「吼弼」
「あぁ!!聞こえてました??聞こえてました??私としたことが,つい若かりし頃の紅音殿に…っ!!!お分かりください,姫,この吼弼,紅音殿に嫉妬したのでございます。しかし私は,紅音殿と姫の仲睦まじいお姿を支える立場,いくら姫の事を愛し—「で??」

吼弼ってのはよく吠えるぜ,まったく。
小説的表現をうまく利用しやがって,一応小声って書いてあるけど,実際,結構でかかったしな。

「…で,世が荒れてきたのです」
「そこ言った」
「……で,昔の日本の発展は目覚ましかったと世間が騒ぐものですから,それならば,一からやり直そうという訳で,こういう姿なのでございます」

そんな…。
うん?待てよ。
さっき,吼弼のやつ,「紅音どのと姫の仲睦まじいお姿」って言わなかったか!?!?

「未来の俺は一体…」
「それは,あたくしから説明いたしますわ。まぁ,紅音殿は,いわゆる,あたくしの夫でございますの」

待って,聞かなきゃよかったこの話。


Re: 運命☆改革 ( No.12 )
日時: 2012/05/23 23:29
名前: 優蘭 (ID: 3mln2Ui1)

おもしろーーーーw

がんばーーーーーーーw

 運命☆改革 ( No.13 )
日時: 2012/05/29 20:55
名前: みお (ID: VEcYwvKo)


優蘭

ぃやっほ〜う!!!!!!

うん。

頑張る☆

運命☆改革 ( No.14 )
日時: 2012/05/29 21:08
名前: みお (ID: VEcYwvKo)


「つまり…さ,未来の俺は紅の姫と…」
「えぇ,あたくしは紅音殿を愛しております」

そんな…急に言われても…。
大体,俺,亜華羽のこと…諦めきれてないし…。

「失礼な事かもしれないけど…紅の姫って誰なんですか??」

その瞬間,それまで微笑んでいた紅の姫の恐ろしく黒い瞳が揺れた。

「…知りたい…そうおっしゃるのですね??」

ゴクッ———————。

緊張が走る。
俺は目で合図した。

「あたくしの名は………——っと,吼弼は聞いたらいけないわ」
「ももも,もちろん承知です,姫」

コイツ,こっそり聞こうとしてたな。

紅の姫は吼弼を追い払い,俺の方を向いた。
それと同時に,黒髪が無防備に舞う。

紅の姫の瞳が俺をとらえている事は分かる。
だけど,目を合わせたらそのブラックホールに吸い込まれそうだ。

「こちらを向いてくださらない??」

反射的に視線を上げた。
吸い込まれる。
黒い瞳に。

「あたくしの名は————



Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11



この掲示板は過去ログ化されています。