コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 【秋原かざや様作】☆CLOVER☆【キャラ絵】
- 日時: 2012/07/26 16:20
- 名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: vuXCwYqs)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=27604
お知らせ >>73
——————————————————
どうも、かがみと申すものです(´・ω・`)
小説書き過ぎなのはご勘弁(((((((((
この小説の題名は、くろーばーです!
まだ初心者なので、あんまり面白くはないと思いますが、応援よろしくです^^
上記URLは僕の小説です。結構前から書いてます
○o。.注意・るーる.。o○
☆僕のことが嫌い、または、僕の小説が嫌いな方は戻る!
☆↑と同じく、荒らしやチェンメなどもお断り
☆こんな奴に文才を求めないでください、絶対損します
☆SF、というか、ファンタジー+魔法系です
☆アドバイスなど、あったら教えてください
☆気が向いたら書きますので、更新スピードはバラバラです
☆警告なしで修正することがあります
☆パクリしないでください!(しない)
☆思いっきり厨二作です
今のところはこれぐらい。また付け足します!
○o。.目次.。o○
あいさつ・ぷろろーぐなど >>0
オリキャラ募集用紙 >>18
リリーまとめてみた(キャラ絵付き) >>26
一話 >>1
二話 >>2
三話 >>3
四話 >>4
五話 >>5
六話 >>6
七話 >>9
八話 >>12
九話 >>13
十話 >>14
十一話 >>19
十二話 >>20
十三話 >>27
十四話 >>30
十五話 >>38
十六話 >>39
十七話 >>41
十八話 >>44
十九話 >>46
二十話 >>47
二十一話 >>48
二十二話 >>55
二十三話 >>57
二十四話 >>61
二十五話 >>62
二十六話 >>63
二十七話 >>64
二十八話 >>70
二十九話 >>71
三十話 >>77 ネタ=チャイ提供(ありがとう!)
三十一話 >>80
三十二話 >>83
オリキャラ短編(エリザ) >>23
オリキャラ短編(サイラ) >>35
特別編 リンネの優雅(?)な休日 >>60
*ギャラリー*
キャラ絵 リリー >>26
キャラ絵 エリザ >>28
キャラ絵 リリー >>43 リベンジ!
キャラ絵 サイラ >>49
キャラ絵 リリー >>72 来音ララさん作!
イメ画 ペンダント >>76 リリーのペンダント!
雑談広場 ぷちくろ! >>15 〜憂鬱な月曜日〜
雑談広場 ぷちくろ! >>69 〜トークで行こう!火曜日〜
小説鑑定 パート1 秋桜様 『貴方の小説読ませてください!』より >>40
声つけさせていただきました! 狂音様『貴方の小説のキャラの声つけまふ』より >>42
(リリー・ミクル)
○o。.登場人物.。o○
名前:リリー・ミクル
性別:女
性格:明るく元気でしっかり者。しかも優しい。男子からも女子からも好かれやすいが、成績だけは悪い
容姿:青髪ツインテールに、青い目。学校の制服
年齢:十三歳
趣味・特技:趣味も特技もお菓子作り(特にアップルパイが好き)
好きな物:お菓子作り(またはお菓子)・遊ぶこと・学校
嫌いなこと:算数・理科など、体育以外の勉強全般(学校は好きなのに・・・)・分厚い本を読むこと
一人称:あたし
二人称:○○君・○○さん・呼び捨て
三人称:○○君達・○○さん達・○○達
階級(五段階):一段階
誕生日:二月十八日
星座:水瓶座
フェアリー:もっふー
サンボイ:
「あたしはてっきり、ボーカロイドかと思ったけど」
「えへへ! 得しちゃった♪」
「やった〜! アップルパイ出来たよ!」
その他:料理作りが得意。歌が上手い。夢は一流の魔法使い
名前:ミリア・サリジア
性別:女
性格:マイペースで、明るい。たまについていけない時がある
容姿:きれいな緑色のポニーテールに、緑の目。制服
年齢:十三歳
趣味・特技:家事
好きなこと:本を読むこと
嫌いなこと:勉強
一人称:ボク
二人称:○○君・○○ちゃん・呼び捨て
三人称:○○君達・○○ちゃん達・○○達
階級(五段階):一段階
誕生日:三月十二日
星座:うお座
フェアリー:アルト
サンボイ:
「ボク? ミリア! 覚えてね!」
「う〜ん……。それは微妙」
「ボクのテンション、ついていけないって?」
その他:リリーと同じく、歌が上手い。二歳上の姉がいる
名前:シフォン・リジェール
性別:女
性格:ド天然で、SもMもあるN娘(大体M)。嫌いな奴には容赦ない。虫が大好き
容姿:茶色のサイドテールに垂れ目。制服
年齢:十三歳
趣味・特技:ピアノを弾くこと
好きなこと:外で遊ぶこと
嫌いなこと:勉強
一人称:ぼく
二人称:○○ちゃん・○○くん・呼び捨て
三人称:○○ちゃん達・○○くん達・○○達
階級(五段階):一段階
誕生日:十一月二十五日
星座:いて座
フェアリー:ルンちゃん
サンボイ:
「ルンちゃ〜ん、朝だよ〜!」
「外遊びと虫取りなら、負けないよ」
「ごめんね、ぼくは負けるわけにはいかないんだ」
その他:意外と手先が器用。本人曰く、ルンちゃんと一緒にいると落ち着く
名前:リンネ・ブルータス
性別:女
性格:大人っぽい。ちょっとツンデレ。一人になるのが嫌いなのに、一人ですねることが多い。四人の中で一番賢いのかな?
容姿:水色のセミロングに制服
年齢:十三歳
趣味・特技:アクセサリー集め
好きなこと:おしゃれ
嫌いなこと:一人になること
一人称:あたし
二人称:呼び捨て
三人称:あんた達
階級(五段階):一段階
誕生日:十二月二十五日
星座:やぎ座
フェアリー:ブルー
サンボイ:
「あたしのこと、嫌い?」
「このハートの髪飾りは、ぜ〜ったいに、誰にもあげないんだからね!」
「ブルー、ごめんね……(ブルーとけんかした時)」
その他:ブルーとだけ、心を通わすことが多い
(野薔薇作)
名前:エリザ・マリージア
性別:女
性格:素直でよく笑う。素直すぎて、人の悪い所も容赦なく言う。
容姿:紅いゆるふわロング。制服を可愛く着こなしている。八重歯が特徴。
年齢:十三歳
趣味・特技:歌とダンス
好きなこと:動く事
嫌いなこと:じっとしている事
一人称:私
二人称:〇〇ちゃん、呼び捨て
三人称:皆、〇〇達
階級(五段階):一段階
誕生日:八月十五日
星座:しし座
サンボイ:
「私エリザ。よろしくねぇ〜、あは☆」
「え〜・・・これまずいよ。味覚おかしくなりそう・・・」
「何か動かないと落ち着かない・・・」
その他:ダンスなど、運動系が得意。
(そらねこs作)
名前:サイラ・カミール
性別:女(少女)
性格:無口、謎が多い、人見知り
容姿:黒髪ショート、ゴスロリ着用
年齢:十三歳
趣味:謎
好きなこと:特になし
嫌いなこと:特になし
一人称:自分
二人称:君(仲良くなると名前で呼んでくれる)
三人称:君達
階級:(五段階)三段階
誕生日:謎
星座:謎
サンボイ:
「……自分は飛び級だから」
「うるさい……静かにしてくれないかな…」
「名前?…今更?……サイラ・カミール」
その他:本が好きらしい
☆サブキャラ☆
・お母さん
リリーの母親。
女手一つでリリーを育ててきた、明るい人。
リリーのことを誰よりも大切に思っている。
『仕事? 今日ぐらい休んでも大丈夫よ!』
・もっふー
リリーのフェアリー。臆病で、内気な性格。子犬の小さいバージョンみたいな見た目。
名前の由来は、単にモフモフしてるから。
『……きゅん?』
・ルンちゃん
シフォンのフェアリー。うさぎみたいなリスみたいな未確認生物。優しくて心強い。♂
本名は一応あるけど、今はルンちゃん
『ルンルンるるる〜ん!』
・アート・ニコル
成績優秀なリリーのクラスメイト。眼鏡をかけている。顔も性格も悪く、女子には全くもてない。
ちょっぴりナルシスト。成績はいいが、まだ一段階。モデルのキャラクターはぷよぷよのクルーク・・・らしい。
父親がアートディレクター。
『すべて、僕の計算通りさ!』
・校長先生
本名不明。ポ●モンで言うと、オーキド博士。意外と抜けてる。リリーよりもバカ(性格的にね)。
校長歴は結構長いらしい。
『うおっ、腰が、腰がぁ〜!』
・アルト
ミリアのフェアリー。キノコが大好物。名前の由来は、声の質がアルトっぽいから。
鳴き声は基本「トト!」という意味不明な声。
『トトト! トトト!(キノコ! キノコ!)』
・ブルー
リンネのフェアリー。飼い主(?)に似て、ツンデレ。
水色の小鳥。頭に青のリボンを付けている。このリボンはリンネとおそろい。
数少ない女の子フェアリー。
『ちゅんちゅん』
・メラン
勝気で傲慢な、リリーのクラスメイト。
成績も、運動神経も抜群。
だけど、嫌われやすい。いつも三人の女子を引き連れている。
ミリアの母親と、メランの母親同士仲が悪い(ミリア、メランも仲が悪い)
『ぜ〜ったいに、負けないわよ!』
・エルザ
リリーのクラスの委員長。
成績は良いが、運動神経は超絶に悪い。
メガネちゃん。しててもしてなくても美人。
ちょっと無口。
『……私に何か用ですか?』
・フリント先生
召喚術の先生。
しっかり者……だと思う。優しいので、生徒や先生に人気。
生徒に甘い
『皆さん頑張ったので、今日は勉強をなしにしましょう!』
・ファザー先生
フリント先生と同期。
基本優しいが、怒ると怖くて毒舌になる。
リリーと同じく、アップルパイが大好き。
そして料理に厳しい。
『う〜ん、これ……まずすぎるわ』
・チェイン
黒猫の女の子フェアリー。
気まぐれで、エリザにしか懐かない
(野薔薇作!)
・リウヴァ
リリーを苛めていた女の子。
通り魔に刺し殺された
・シェルニー
同。人を苛めるのが好き。
通り魔に刺し殺されたw(ぇ
・ココラ
心優しい女の子。お母さんが病弱で、いつも世話をしている。
十歳のころ、リリーの友達だった(今も?)
『リリーちゃん、ありがとう! お母さんに、渡すね』
・ラミア・サリジア
ミリアの二歳上のお姉ちゃん。
美形&頭脳明晰。背が高い。
学校の人気者。
錬金箱を発明した天才少女。
人の話を聞いていない時がある。
『あーごめん! 今私、時間ないわっ!』
・ククル
コウモリの女の子のフェアリー
目が赤く皆にこわがられてる
(そらねこs作!)
・フエルア先生
フェアリー学の先生。
年齢不詳(五十代っぽい)。
フェアリーを観察するのが趣味。
『ファリーって、良いですよ?』
・ライト先輩
三年生の男子生徒。
成績はあまり良くないが、運動神経は抜群。
ミリアの姉、ラミア・サリジアの幼馴染でもあり、恋愛相手(方思い?)。
要領は悪いが、明るいので人気。
『いえっす!』
・サトミちゃん
大人しくて優しい女の子。
綺麗な物を見ると、一目ぼれしてしまう癖がある。
ココラちゃんにどことなく似てる!?
『サトミです。名前が人間界っぽいの、私だけなんですよね』
・アズリ・カーチェスト
華奢で、ぶりっ子な女の子。男子には人気だけど、女子には不人気?
腹黒いくて、結構めんどくさがり屋。わがまま。
女子には本性を見せる……という噂。
語尾に『♪』がつくことがある。
『アズリです! アズきゅんって、言ってくださいネ♪』
・双葉 恵(ふたば めぐみ)
人間界からやってきた十三歳の女の子。
草原の小さな小屋で仕事をしているせいか、鳥や犬などの動物が寄ってきやすい。
明るくて、どこか憎めない性格(天然?)。だけど、少し恥ずかしがり屋な所も。
『あれ? ここは、どこ……』
・レミリア・マーガレット
金髪僕好みの女の子。ラミアと同じくらいの天才。いつでも元気いっぱい。
不可思議な現象や幽霊話が大好きで、いつも本を読んでいる。
九歳(にしては幼稚)。
『学校の七不思議について、レミーが教えてあげるよっ!』
・ドッペルゲンガー
リリーに変身(?)していた女の子。詳しいことは良く分からない。
悪戯好き。ドМで毒舌。一人称は僕。
『ビックリしましたか? 君はやっぱり騙されやすいですね〜』
*お知らせ*
*作成日 2012年 4月25日
*ただいま、一話から読みやすくするため少し(?)訂正しています(´・ω・`)
○o。.ぷろろーぐ.。o○
時は、十三歳の誕生日。
お母さんが、いつも通りのニコニコした笑みを浮かべて、こう言った。
「リリー。あなたもそろそろ、魔法使いになったら?」
この世界では、十二歳以上なら魔法使いになれるという、規則がある。
だけど、あたしは絶対にムリ!
だって、成績悪いもん!(キッパリ)
「やだ、絶対に!」
「どうして? 顔はそこそこ良いのに」
む。そ、そういう問題じゃないよ。
よし、そっちがその気なら!
「分かった! ぜ〜ったいに、一流の魔法使いになってやる〜!」
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- Re: 【お知らせあり】☆CLOVER☆ ( No.82 )
- 日時: 2012/06/18 21:14
- 名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: u5JYbeHw)
- 参照: http//
来てくれてありがとう!
ヒマだったら、見に行くね。
- Re: 【お知らせあり】☆CLOVER☆ ( No.83 )
- 日時: 2012/07/01 17:45
- 名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: vuXCwYqs)
- 参照: http//
○o。. 三十二話 本当に七不思議? .。o○
「リリー・ミクル、七不思議に興味ないって、本当か?」
あたしとミリアちゃんは、後ろを振り向いた。 目の前には、少女漫画にでてくる、主人公の恋愛対象のような、がっちりしてジャニーズにいそうな体格の男子。 なに? あたし、目つけられた?
「え? あたし、別に興味な……って、いきなり何よ?」
「本当に、興味な……じゃなくて。 信じてないのか?」
まあね、信じている人がほとんどだけど、あたしは別に……。 だけど、なんか口に出したらめんどうなことになりそう。 これはあたしの勘だけど。
「信じてなくも……、もともと、怖くないから」
この人は、目を細くさせると、「ほう……」という喧嘩腰の声をあげた。
はぁ、絶対に何か考えてる……。
「じゃ、お前さ。 新聞作りに協力してほしいんだけど」
「は?」
し・ん・ぶ・ん・づ・く・り!?
じょ、冗談じゃない!! 新聞係に利用させられるってこと? そんなの、絶対にやだ!
「いや、もうすぐ夏だから、怖い物好き向けの新聞作ろうと思ってるんだよね。 だから、協力してほしいんだ。 ……怖くない奴に」
ああ、そういうこと……。
「その協力って、すぐに終わる?」
「まぁな。 七つの七不思議を見てくるだけだから……。 いないかもしんないけど」
なんだ、この人も信じてないじゃん。 まぁ、七不思議の場所を見てくるだけなら面白そう!
夜の学校なら、別に怖くないし。
「引きうけた!」
あたしが胸をはって言うと、新聞係らしい人は、ウキウキした表情で言う。
「じゃ、じゃあ、心配だから、もう一人怖くない人と一緒に行け! ……心配とかじゃないんだからな! 何かあったとき、心配なだけだからなっ!」
何よそれ。 ていうか、あたし一人じゃないんだ。
なぜか、「信じていないから」という理由で、レノア君と一緒に行くことになった。 なんか、いろいろな意味で不安だな……。
あたしは、ポケットから小さく折りたたまれた紙を取り出した。 これは、新聞係の人からもらった、七不思議ツアー(?)のしおりみたいなもの。 一応、学校の断面図と七不思議が詳しく乗ってある。
「レノア君、まず、ここに行こ」
その夜、先生達に許可をもらって、夜の学校に入った。 あたしは、ここから一番近い音楽室を指差した。 その【音楽室】と書かれている文字の下に、汚くて小さい字が書いてあった。 ただでさえ暗くて読みにくいのに……。
「音楽室の七不思議は、『夜、モーツアルトの肖像画の目が瞬きする』……だって」
「全然怖くないじゃん。 そんなので怖がる奴いるの? ま、いいや、レッツゴー」
レノア君は、柄にもなく張り切った声で歩き出す。 興味あるのか、ないのか、どっちなの……?
しーんと静まりかえった音楽室。 モーツアルトの肖像画の目が、不気味にらんらんと光っていたけど、特に異常なし。 数分間見つめていても、まばたきどころか、一ミリも動かなかった。
とりあえず、ここはデマ……で、良いよね?
続いて、あたし達は二つ目の不思議に迫ることにした。 召喚室にある大きな黒板が、歪んで見える……という、不自然きまわりない七不思議。
召喚室に行ってみても、この間劇をやった時と変わりないし、黒板が歪んでも見えなかった。
こんな調子で、三つめの不思議、『理科室で、人体模型が歩き回る』。
人体模型がある倉庫は、鍵がかかっていてあかなかった。
「あいてないね、次のところに行く?」
「いや、待って。 ここから覗けるかも」
レノア君は、背伸びをして、扉についている小さな穴を覗き込んだ。
「……ここから人体模型が見えるけど、歩き回ってないよ」
試しにあたしものぞいてみたけど、レノア君の言うとおり、歩き回ってない。
はぁ、疲れた。 もしかしたら、これから動き回る、もしくはもう歩き回った後ってこともあるけど、待つの面倒くさいし、眠いということで、四つ目の不思議に取り掛かった。
四つ目の不思議は、校庭にある、鯉の泳いでいる小さな池には、ちょうど大人の男の人ほど大きなサイズの、お玉じゃくしがいるらしい。
「…………まだかな」
「…………まだだね」
あたしとレノア君は、池の近くに体育座りをして数十分間じっとしていた。 鯉の影も見えない。
緑色に濁った池には、黒くて細いアメンボの波紋が広がるだけだった。
もう、やる気なくした……と言っても、新聞係がどっかから、あたし達がちゃんとやっているか監視しているかもしれないし、とりあえず五つ目の不思議に取り掛かった。
五つ目の不思議は、図書室で、たくさんの本が浮かび上がっている……とかいう、つまらなさそうな不思議。
実際に図書室に行ってみたけど、レノア君はともかく、あたしは数分もしないうちに眠くなって、とりあえず戻った。 本を見るだけで、眠くなる……。
六つ目の不思議は、踊り場のテラスの窓から身を乗り出すと、ときどき、向かいの高い家から、人が飛び込む姿が見える、というの。
「あ、いた……ごめん、カラスだった」
さっきから見ているけれど、こんな言葉が飛び交うばかり。 これって、七不思議っていうか、高い家が自殺の名所だったってだけだよね……。 それも、“ときどき”だし。
これも一応パス。
「あれ……? 七つ目の七不思議、書いてないね」
あたしは、七不思議のしおりの【七つ目の不思議】のページを開いて、こういった。
「当たり前じゃん。 七不思議は、七つの不思議を全部知っちゃうと死んじゃうんだから」
レノア君があきれたように言う。
そ、そうなんだ……ってことは……。
「やった〜あ! 帰れるぅ!」
「あ、待ってよ! 俺も一緒に帰るから!」
次の日。
あたし達は、隣のクラスの新聞係の人に、とりあえず何もなかった、ということだけ伝えて、召喚室に向かう。
「……アルキメデスと、スピカという薬品を混ぜると、かなり危険ということを、ノートにうつしておいてくださいね」
フリント先生が、電光掲示板に、さっきの言葉を映し出した。
めんどくさ……。 って、あれ?
昨日、七不思議で召喚室に行った時、電光掲示板ではなくて、黒板だったような……。 眠かったから、あたしの見間違い?
ふとレノア君の方を見ると、レノア君もポカンとして、不思議そうだった。
その後、音楽室や、昨日言ったところをもう一度見てみる。
モーツアルトの肖像画、人体模型、校庭にある小さな池、踊り場のテラス——どこを探してみても、見当たらない。
図書室の本は、昨日入れ替えるとか言って、昨日はなかったはずだし……。
昨日の夜の出来事は……すべて、あたしの夢?
「夢じゃないよ」
そんな声が、どこかから聞こえたような気がした。
- Re: 【お知らせあり】☆CLOVER☆ ( No.84 )
- 日時: 2012/06/19 16:15
- 名前: 野薔薇 (ID: zWzUF/vQ)
やっほぉ!お久です^^
何か結構進んでますねぇ〜
七不思議が気になる!
最近カキコにあんまり来れないから、コメントとか少なくなるけど・・・
頑張って!
- Re: 【お知らせあり】☆CLOVER☆ ( No.85 )
- 日時: 2012/06/19 18:07
- 名前: あひるもどき (ID: Bf1VKmv9)
どおも、コメントいただいたあひるもどきです*´∀`*ノ
遅くなってすみません´・ω・`
まだ途中までしか読んでいないのですが…←
ミリアちゃまの電波っぷりに惚れましたぁぁぁ//*´Д`*キューン
書き方がとてもお上手で…参考にさせていただきます<(_ _)>
更新期待してます↑
- Re: 【お知らせあり】☆CLOVER☆ ( No.86 )
- 日時: 2012/06/19 20:36
- 名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: u5JYbeHw)
- 参照: http//
コメ返します!遅れてごめんなさい><(寝てましたw)
野薔薇>
うん、飽きずに続けられたの、一番最初の奴除いてはじめてかも(*^▽^*)
ありがとう!頑張るね♪
七不思議、すご〜く適当に考えたwその場のノリでwwwww
あひるもどきさん>
来て下さったんですか!
貴重なお時間を削ってまで、ありがとうございます<(_ _)>
ミリアはリリーよりも人気です^^
私が好きなのは、レミーとレノア君かな?レノアは、好きな漫画の、「可愛いっ!」と思ったキャラをモデルにしましたwww(ショタコンじゃないですよ……w)
さ、さささ参考にっ!?こんな駄作が!??
ありがとうございます!あひるもどきさんの小説もた楽しみにしてます^^
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