コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

☆*秋恋*☆
日時: 2012/05/23 11:50
名前: 五十嵐未華 (ID: VqN13fLi)

この校庭で、あたしはアイツに恋したんだ。

何年か前の秋に。

大好きなアイツに恋したスタート地点。


ゴールがどこかなんて、わからない。

もしかしたらそんなものなくて、

叶わないかもしれない。


でも、あたしは確かにアイツに恋してる。

きっと心変わりなんてせずに。

切なくても苦しくても、あたしはアイツが好きだ。


秋の空の下、あたしはアイツに恋をした
           ↓
         ☆*秋恋*☆

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12



Re: ☆*秋恋*☆ *write* ( No.45 )
日時: 2012/06/07 06:30
名前: 未華 (ID: VqN13fLi)

「イェーイ!!」
クラスが騒然となった。
とくに、男子どもはぎゃあぎゃあ言っている。

「うるさくない? 男子」
「ホント。なにを考えてんのかなあ」
藍ちゃんとこそこそ言い合う。

なかでも、一番にぎやかだったのが、

『西崎拓海』だった。
鈴香の班の男子で、運動神経バツグンで、
勉強できるのに宿題してこなくて、
ノリもよくて、おまけに顔もイイという、クラスで1,2を
あらそうモテ男子だった。
ちなみに、拓海と1,2をあらそっているのは
『白城大翔』。
こっちも、スポーツ、とくに水泳がおっそろしく速く出来て
頭は悪くて宿題してこなくて、顔もめっちゃイイという。


あたしは、どっちでもいい。
2人に興味なんてない。


そう、この日までは————。

Re: ☆*秋恋*☆ ( No.46 )
日時: 2012/06/07 16:57
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

うおおおおおおおおおおおおおおおおお(;´Д`)

進みすぎやあああああああああああああ(;´Д`)

すげえええ((((;゜Д゜))))

当分来れなくてゴメソ(´;ω;`)

おお、同じ中1ヵ!!

Re: ☆*秋恋*☆ comment ( No.47 )
日時: 2012/06/10 18:04
名前: 未華 (ID: VqN13fLi)

やほぉwww
うちも中1やで↑↑ ←ナンデ急ニ方言??
進みすぎか?
まぁ、はやく進めたいモンでね(笑)。

Re: ☆*秋恋*☆ *write* ( No.48 )
日時: 2012/06/10 18:09
名前: 未華 (ID: VqN13fLi)

「では、1列目VS3列目、2列目VS4列目にしましょう」
先生の声で、いっせいにみんなコートにわかれた。

「ねぇねぇ」
美和がこそっとささやいてきた。
「ん?」

「うちのチーム、圧勝でしょッ。西崎さんがいるもんねぇ」
志波小では、男子のことも「さん」づけで
呼ぶことになっている。でも、もうそれもなれた。

「…あ、うん。そうだね」
まるで上の空のあたしに、美和が不満げな声で
「もお、未華ってばぁぁぁぁ!!!」
肩を揺さぶる。
だって。だって。だって。



あたし、ドッジニガテだし。

Re: ☆*秋恋*☆ ( No.49 )
日時: 2012/06/10 18:13
名前: 未華 (ID: VqN13fLi)

「なんで、ぼけっとしてんのよ!!!」
「あたし、ドッジ嫌いやもん」
「もうッ!」
一応、頬をふくらませた美和。
だけど、やっぱり親友だから、
ボールがきたらまもってくれると約束してくれた。

美和は、運動神経がすごくイイ。
器械体操なんかもやってるんだって。


「では、スタート!」
審判がでかい声で叫んだ。
ああああああ。ボールよ、来るな!!!

いくらそう念じてみても、ボールに感情があるわけでも
相手チームが遠慮というか、配慮というか、
そういうのをしてくれるハズもなく。

運動神経の超ワルイあたしのところに、
真っ先にボールはとんできた。
あわてて周りを見回すけど、美和は遠くにいる。

ヤダヤダ、あたりたくないよ…


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12



この掲示板は過去ログ化されています。