コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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☆*秋恋*☆
日時: 2012/05/23 11:50
名前: 五十嵐未華 (ID: VqN13fLi)

この校庭で、あたしはアイツに恋したんだ。

何年か前の秋に。

大好きなアイツに恋したスタート地点。


ゴールがどこかなんて、わからない。

もしかしたらそんなものなくて、

叶わないかもしれない。


でも、あたしは確かにアイツに恋してる。

きっと心変わりなんてせずに。

切なくても苦しくても、あたしはアイツが好きだ。


秋の空の下、あたしはアイツに恋をした
           ↓
         ☆*秋恋*☆

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Re: ☆*秋恋*☆ ( No.40 )
日時: 2012/06/03 15:58
名前: 未華 (ID: VqN13fLi)

「——え?」
誤魔、化、す??
「それで、でも、
 ……未華が電話出てくれて、それで…」

「分かった分かった!!!」
あたしは、鈴香をさえぎった。
「もう、いいから。あたしもゴメン」

ぱあっと、鈴香の顔が輝く。

今回のことは、免除してやるか!
帰り道は、仲良くしゃべりながら帰った。

Re: ☆*秋恋*☆ *write* ( No.41 )
日時: 2012/06/03 17:58
名前: 未華 (ID: VqN13fLi)


----10月----

「あああ〜。夏休みが恋しいよぉ…」
藍ちゃんがわめいた。
「もう、藍ちゃんてばあ。こっちまでテンションダウンするじゃん…」
あたしは、藍ちゃんをひじでつついた。
と、なにを思ったか鈴香が藍ちゃんをくすぐった。
「わあ! なんやねん。びっくりしたぁ」
ボブの髪を揺らし、屈託なく藍ちゃんが笑う。
田原藍ちゃんとは、2学期の席替えで隣になった。
女子女子になるのは、珍しいことなんだけど…。
そして、なんと!!
美和と鈴香が、あたしたちのうしろの席。
つまり、同じ班でわけです。

  ☆席順☆
 筒井  末久
 未華  藍ちゃん
 美和  鈴香
 糸川  前山
 西崎  藤原

あたしたち2列の席は、こう。
班は、筒井、末久、あたし、藍ちゃん、美和が同じで
鈴香と、うしろ2列が同じ班になる。

鈴香は、
「またあやちゃんと一緒〜〜〜」
と、半分泣きかけで訴えてきた。

Re: ☆*秋恋*☆ ( No.42 )
日時: 2012/06/03 18:03
名前: 未華 (ID: VqN13fLi)

作者です〜〜↑↑
や〜〜っと、西崎出てきましたヨ♪
ここからが、恋も入ってきます。
あ、ついでに、筒井・末久はどーでもいいので
CASTリストに入ってませんが、♂ですので。
以上、気まぐれ作者からでした☆

Re: ☆*秋恋*☆ *write* ( No.43 )
日時: 2012/06/03 18:39
名前: 未華 (ID: VqN13fLi)

「ま、ガンバレ!」
一応励ましてはみたものの、鈴香が哀れだと思った。

「あああああああああああああああああ!!!!!!!!!」

いきなり、鈴香が大声をあげた。


「「「な、なに!?」」」


鈴香に問いかける言葉が、3人かさなった。
ややして、藍ちゃんがぷっと吹き出し、
4人でけらけら笑いあう。

「鈴香、どしたの??」
4人のなかで、一番しっかりしている美和が
鈴香の顔を覗き込んだ。

「いやあ、ちょいと思い出しまして……」
照れ隠しのつもりなのか、鈴香が頭をかく。

「なになに???」

あたしが聞くと、鈴香はなんでもなさそうに言った。



「次の次の時間、ドッジボールだなって思って」



そう、このドッジボールがなければ、

————あたしは辛い思いも苦しい思いも切ない思いも、
    することなかったんだ。


そして、アイツに恋することも。

Re: ☆*秋恋*☆ *write* ( No.44 )
日時: 2012/06/07 06:22
名前: 未華 (ID: VqN13fLi)

♪----*昨日*ーーーー♪

「それでは、明日のお楽しみ会は、
 ドッジボールに決定です!!!!」

夏組のお楽しみ係が、黒板に書いた
多数決結果を見て発表した。

お楽しみ会というのは、志波ではよく行われていることで
学期に何回か、授業時間をつかって
クラスのみんなでドッジやらをして楽しむ会のこと。

お楽しみ係というのは、
お楽しみ会の内容などを決めたりする係。


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