コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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アオハルラセン。
日時: 2013/01/06 14:29
名前: 狐乃宮 秋 (ID: vnwOaJ75)

狐乃宮です(‾^‾)ゞ
この『アオハルラセン。』は現在進行形で書いている『過去掬い』に少しだけ関係があります。
『過去掬い』と一緒に読んでもらえたらおもしろいと思いますが、
『アオハルラセン。』だけでもわかるようになってます。

是非とも良しなに。


アオハルラセン。

あらすじ。
子どもから大人まで、つまらない日常をどうもご苦労様。
別に魔王に支配され、勇者が誕生したりはしないけど、
つまらない日常をほんの3mmぐらい浮かせた毎日を生きる彼らの話。


登場人物。
進藤 奈都騎 めんどー。
東堂 京介 ミスターハイテンション。
斎城 空 何か?
幸村 結以 眠い。
観月 麗華 私が法律。
北西 柚鷹 ユー アー HUKOーMONO。
田中 佑紀 何歳ですか?
田中 佐野 何歳ですか? その2
進藤 晴樹 お兄ちゃん。
進藤 冬奈 妹。
進藤 智 お父さん。
進藤 露樹 最強の母。
などなど。

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Re: アオハルラセン。 ( No.22 )
日時: 2012/09/11 14:25
名前: 狐乃宮 秋 (ID: .GCH7A/G)


第二十話。

冬奈は真面目な性格が幸いして、賢い。
だがしかし、逆説のダブルコンボ。
なんか変な勘違いが多い。その原因は、他ならぬ父親だ。
「つまり、奈都騎の背が低いのは重力の所為なんだよ。地球の地軸は歪んでるから場所に因っては中心が近くて重力がでかいんだ。たまたま奈都騎がいつもいる部屋とかが重力がでかいから背が伸びようにも伸びないんだよ」
冬奈の反応。
「そうなんだー!!」
晴樹の反応。
「そうなんだー!! これ以上冬奈に変なこと教えたら父が蹴られるんだー! 俺に」
ただし、いつものように奈都騎の反応はない。
「いや、父は奈都騎が空ちゃんに言ってたのを、そのまま冬奈に言っただけだから」
つまり、ことの原因は奈都騎。

Re: アオハルラセン。コメントよろしく ( No.23 )
日時: 2012/09/11 14:46
名前: 狐乃宮 秋 (ID: .GCH7A/G)


アオハルラセン。

空は幼馴染トリオの中で唯一部活に入っている。
その部の中での話しだ。
「東堂君と進藤君の幼馴染でしょ。羨ましいっ!」
「は?」
「空の幼馴染二人は学校の人気者だから」
そうなのだ。実はこの幼馴染トリオは目立つ。個性豊か、というより個性の塊だし、先生への態度や起こす事件。簡単に言うと顔は知られていないが有名だ。
「羨ましい? あれが」
真実を知る空は首を傾げる。
「あの不良とちゃらんぽらんが」
「散々な言い方だね」
だって真実だ。
「ってか東は彼女いるよ」
「なんかそれもウケてるんだって」
「女ってわからねぇ」
「あんたも女ね。女」
乙女心はなんとやら。
「でもさ、次のバレンタインで奈都騎君にマジで告白する子がいるよ。友達の後輩で」
空は、
「へぇー」と、気のないみたいな返事をした。

Re: アオハルラセン。コメントよろしく ( No.24 )
日時: 2012/09/12 17:20
名前: 狐乃宮 秋 (ID: .GCH7A/G)

第二十一話。

ある日の下校時間。自転車置き場。幼馴染トリオが二人、東と奈都騎。
「後ろに乗せてよー! 奈都騎ぃー!」
「うっっぜぇぇぇぇーーー」
「そんなに嫌!!」
「走れよ。一時間ぐらい。ってか永遠に走り続けろや。どっか行けや」
「そんなに嫌っ!!」
「東が思っている以上に俺はお前をウザいと思ってます」
「知りたくなかった。そんな事実」
どこまでも奈都騎にウザがれる東。
「でもさ、なんか途轍も無くグロテスクな物を後ろに乗せて、観衆にドン引きされる方がマシだ」
「そんなことないだろー?」
「どうしても乗るなら落としてそのまま後ろに引き摺る」
「痛い痛い」
「そしてその残骸を犬に喰わせる」
「怖い怖い」
「しかし、それでは犬がかわいそうなのでドブに捨てる」
「何でそんな嫌われてんの、俺?」
「自覚はあったのか?!」
「ヤバイ。涙出てきた」
「うざい。乗るなら早く乗れ」
しかし、何だかんだ言って二人の仲はいい。

Re: アオハルラセン。コメントよろしく ( No.25 )
日時: 2012/09/12 20:02
名前: 狐乃宮 秋 (ID: .GCH7A/G)

第二十二話。

「何でさー。そんな簡単な名前間違っちゃうの?」」
歴史のテスト返却。奈都騎(賢い)による空(馬鹿)の直し。
「いや、歴史の偉人をたかが漢字何文字かで表そうってのが間違っているのよ。私にそんな不敬罪なことはできない」
「名前の漢字間違っている時点でお前が一番不敬罪極まりないだろ。王者だよ」
「だいたい、名前にインパクトが足りないの」
「不敬罪どこいった」
「過去の偉大な人達を踏みつけ乗り越えられる人材こそ、今の社会には必用なんだよ。大切なのは爆発力っ! ナイス、インパクトっっ」
「お前は過去の偉大な人達を踏みつけ乗り越え、ズタボロにしているだけだよ」
爆発したらそれまでだろ。
「小鳥遊とかだったら覚えられてたよ。インパクト大事」
「空、犬養総理まちがえてたじゃん」
「伊集院とかでも覚えられてたよ。犬養さんも爆発力が足りない。湿気て火がつかなかった」
「本当に不敬罪だな」
「そうだ。こうしよう。小鳥遊バーサス伊集院! そこにスケットの綾小路参戦っ! これなら覚えられる」
「いいから、さっさっと直してカラオケ行こう」
「はーい」
そして次のテストも同じ所を間違える空だった。

Re: アオハルラセン。コメントよろしく ( No.26 )
日時: 2012/09/16 22:44
名前: 狐乃宮 秋 (ID: .GCH7A/G)


第二十一話。

久しぶりのかわいそうなユタの話。
その時彼は気づいてしまった。空が一番前の席で堂々と大胆に本を読んでいることに……。
「おい。斎城。何読んでんだ?」
話しかけた瞬間に、「うぇーん」
泣き出された。
「な、何で泣くんだよ?! そんなに怒ってねぇよ」
集まる攻める視線。

ドカ。

「何空泣かせてんだよ」
「何で奈都騎は先生を足蹴にしてんだよ」
背中を一蹴り。
東が立ち上がって空に聞く。
「何読んでんの?」
「フラダンスする犬っていう感動物」
「空ってそんなので泣く珠だった?」
「いや、特に悲しくはないけど泣いておくべきかなぁーと」
「そんな理由で俺は生徒に蹴られたのか? 俺は無実じゃねぇか」
「ユタさん蹴っても何にもならないから、お詫びに俺の内申点あげといてください」
「むしろマイナスだわ」


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