コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- アオハルラセン。
- 日時: 2013/01/06 14:29
- 名前: 狐乃宮 秋 (ID: vnwOaJ75)
狐乃宮です(‾^‾)ゞ
この『アオハルラセン。』は現在進行形で書いている『過去掬い』に少しだけ関係があります。
『過去掬い』と一緒に読んでもらえたらおもしろいと思いますが、
『アオハルラセン。』だけでもわかるようになってます。
是非とも良しなに。
アオハルラセン。
あらすじ。
子どもから大人まで、つまらない日常をどうもご苦労様。
別に魔王に支配され、勇者が誕生したりはしないけど、
つまらない日常をほんの3mmぐらい浮かせた毎日を生きる彼らの話。
登場人物。
進藤 奈都騎 めんどー。
東堂 京介 ミスターハイテンション。
斎城 空 何か?
幸村 結以 眠い。
観月 麗華 私が法律。
北西 柚鷹 ユー アー HUKOーMONO。
田中 佑紀 何歳ですか?
田中 佐野 何歳ですか? その2
進藤 晴樹 お兄ちゃん。
進藤 冬奈 妹。
進藤 智 お父さん。
進藤 露樹 最強の母。
などなど。
- Re: アオハルラセン。 ( No.17 )
- 日時: 2012/08/19 14:42
- 名前: 狐乃宮 秋 (ID: .GCH7A/G)
第十六話。
「黒猫と白犬かぁ。名前どうする?」
「何で、空と結以まで居るの」
二人人口増加。
「はい!」
空が挙手。
「何だ? 空」
東の指名。
「猫のポチ。犬のタマがいいと思う」
「却下。ややこしい」
「はい!」
東の挙手。
「何? 東」
結以の指名。
「黒猫の白。白犬の黒」
「却下。病院行ってらっしゃい」
一応、結以と東は相思相愛。
- Re: アオハルラセン。 ( No.18 )
- 日時: 2012/08/27 14:05
- 名前: 狐乃宮 秋 (ID: .GCH7A/G)
第十七話。
「俺の自転車から変な音がする件だが」
「あー奈都騎の弁当卵焼き入ってる。いいなー。トマトと変えて」
「からあげとならいいよ」
幼馴染達よ。俺の話を聞いてくれ。
「みんなもっと俺を大事にしようぜ」
「だってその価値ないし」「だって東だし」
「ひでぇ」
昔はもっとかわいかったのに。
「何かー。ギーギーって音がするんだよ」
「チッチッって?」
「いや、そんな時限爆弾みたいなのでなく」
「えー。東ヤられるの?」
「いつ爆死する?」
「爆死しないから」
「凍死?」
「自転車の上で何が起きてんだよ」
「でも爆死はするでしょう。山田とかが作戦練ってたよ」
「だから山田誰だよ。何で空まで知ってんの」
「で、東はいつ俺の前から消えてくれんの?」
「いやいや。死なないからね。断固生きるよ」
- Re: アオハルラセン。 ( No.19 )
- 日時: 2012/09/02 21:36
- 名前: 狐乃宮 秋 (ID: .GCH7A/G)
アオハルラセン。
進藤 奈都騎には幼馴染が二人いる。
一人は東堂 京介。家同士の付き合いも長い男友達だ。こいつはもうどうでもいい。
そしてもう一人は斎城 空。空は生まれた病院が一緒で、その時に親同士が知り合って縁が出来た。
「ちょー。奈都騎ー。結以とカラオケ行ったんだけどさー」
どうでもいいやつは今日も彼女とののろけを聞かせてくる。
「あー、分かる。あそこの道危ないよなー」
「何がわかったの?! 彼女とのデートの話しだよ!」
「分かるぞ。よーく分かる。あのコンビニの店員派手だよな」
「わかんねーよ。どこのコンビニ?」
日夜彼女とののろけを聞かされるこっちの身になれ。
「ああ」どうでもいいのが、納得したように頷いた。
「奈都騎は彼女がいないから」
ぼこっ。
「痛ぇな。殴ることないだろ」
「なんか、無性にイラついた」
奈都騎は顔も整っているし、性格もどうでもいい幼馴染という例外を除けば悪くない。(だがいい根性を悪い意味でしている)頭は一応上位。体育はサボりにサボっているが運動もそれなり。それで彼女がいないのは、不思議でも異常でも何でもない。
ただ単に、自分に鈍くて一途なだけだ。
進藤 奈都騎には幼馴染が二人いる。
一人はもう、どうでもいい。
他校生の彼女と好きにやっていてくれ。
もう一人は、どうでもよくない。
奈都騎が自分に気付くのは、またしばらくしての話しだ。
- Re: アオハルラセン。 ( No.20 )
- 日時: 2012/09/02 21:51
- 名前: 狐乃宮 秋 (ID: .GCH7A/G)
第十八話。
田中兄妹と冬奈は動物園に来ていた。
「えぇ。奈都兄はぁ?」
「今日模試だって」
「えっ?!じゃあ空姉のピンチじゃん。絶体絶命じゃん」
小学生低学年に絶体絶命と悟らせる高校生。
「そんなに酷いの先輩の成績。っていうか東先輩は?」
「ああ。東は居てもいなくても変わらないから」
「あいつはダメだ。ダメ」
本当に言われ様がアウトだ。
「ああ!みんなあれ見て!」
そして子どもよりはしゃぐ母。ダチョウに大興奮。
冬奈がしっかり者に育ったのは自分がなんとかしなきゃという自覚があったからだ。
「あっ! 本当だ。フラリンゴだあー」
楽しむのはいいが、何もあっていない。
なんだか田中兄妹のこんな話しを聞くと安心する、冬奈だった。
- Re: アオハルラセン。 ( No.21 )
- 日時: 2012/09/08 19:42
- 名前: 狐乃宮 秋 (ID: .GCH7A/G)
第十九話。
結以と東のデート。
その約束の仕方ははっきり言って変である。
まず、東が結以に電話をする。
「もしもし?」
「俺俺、 明日ヒマ? カラオケ行かね」
「……。えーと、ユウキ君ですか? オレオレ詐欺ですか?」
「あなたの彼氏の京介です! ユウキ君も誰ですか!」
「……京介さん? 私の彼氏は東と言って、もう、去年に……」
俺の去年に何があったんだっ。
「何。実は結以は俺のことを彼氏と思ってないの」
「だから、東は彼氏だけど、京介なんて人知らないの」
「いい加減彼氏の名前ぐらい覚えようよ」
「その価値があったらいいのにね」
「ないの!!」
「……大丈夫っ。あるよ? ちゃんと覚えてるよ。東 陽介だよね」
「結以、惜しい。後一文字」
「いいじゃない。てめえの一文字ぐらい」
「よくないよ。彼氏の一文字を大切にしよう。後眠たいのも分かるけど、『てめえ』はやめよう」
本当に何で付き合えたのだろうか。
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