コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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アオハルラセン。
日時: 2013/01/06 14:29
名前: 狐乃宮 秋 (ID: vnwOaJ75)

狐乃宮です(‾^‾)ゞ
この『アオハルラセン。』は現在進行形で書いている『過去掬い』に少しだけ関係があります。
『過去掬い』と一緒に読んでもらえたらおもしろいと思いますが、
『アオハルラセン。』だけでもわかるようになってます。

是非とも良しなに。


アオハルラセン。

あらすじ。
子どもから大人まで、つまらない日常をどうもご苦労様。
別に魔王に支配され、勇者が誕生したりはしないけど、
つまらない日常をほんの3mmぐらい浮かせた毎日を生きる彼らの話。


登場人物。
進藤 奈都騎 めんどー。
東堂 京介 ミスターハイテンション。
斎城 空 何か?
幸村 結以 眠い。
観月 麗華 私が法律。
北西 柚鷹 ユー アー HUKOーMONO。
田中 佑紀 何歳ですか?
田中 佐野 何歳ですか? その2
進藤 晴樹 お兄ちゃん。
進藤 冬奈 妹。
進藤 智 お父さん。
進藤 露樹 最強の母。
などなど。

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Re: アオハルラセン。 ( No.12 )
日時: 2012/08/10 07:38
名前: 狐乃宮 秋 (ID: vzo8adFf)


第十一話。

露樹は進藤家最強を誇る。
これはこの間の話だが、進藤家の包丁が割れた。
「だったら新聞紙でも巻いて捨てたら?」
これは真面目な末っ子、冬菜。
しかし、彼女の海の親である露樹は、
「新聞紙じゃなくてケチャップにしようか。少し塗りたくって、黒のゴミ袋からだしてたらいいと思う」
真面目な顔で。
「血塗れ昼ドラサスペンスの出来上がり! 丁度いい感じの崖探しときましょ」
露樹は進藤家に於いて最強の性格だ。
奈都騎と春樹は常々思う。
「なんでウチの両親から冬菜みたいな純粋な子が生まれたんだろうな」
「遺伝子とか生命の神秘だよな」
そんな進藤家の毎日。

Re: アオハルラセン。 ( No.13 )
日時: 2012/08/10 21:57
名前: 狐乃宮 秋 (ID: .GCH7A/G)


第十二話。

誰がいい出したか。
「遊びに行くわよ!!」
麗華だった。
「この混む時間帯に?」
柚鷹の疑問も虚しく一同は遊びに出た。
奈都騎、東、柚鷹、麗華である。
案の定、道は混んでいる。
「仕方ないわ。ユタ、飛び出して」
「なにがどうなってその結論に達した」
「待って! 東に行ってもらおう!」
「なにがどうなってその結論に達した! 行くってどこに? あの世?」
奈都騎と麗華のダブルため息。
「折角私の為に笑えることをさせてあげようというのに」
「折角世界平和の為に有害物質を排除しているのに」
柚鷹と東は理解した。
「ダメだ。こいつら」

Re: アオハルラセン。 ( No.14 )
日時: 2012/08/12 11:14
名前: 狐乃宮 秋 (ID: vnwOaJ75)

第十三話。

「何か自転車から変な音がする」
朝から野生の東が飛び出して来た!!
1 無視
2 ムシ
3 虫
4 ってか東が害虫じゃね 笑
「ひでぇ」
「じゃあ帰れよ。何で我が家の朝食をいただいてんだ」
「何かさー。自転車こぐと変な音がすんの」
「お前もムシか」
「ギーギーいってんだよ」
「何?自転車こいだらギャーギャー言うの?」
「いや、そんな悲鳴みたいのじゃなくて」
「自転車こいだら東ん呪ってる女の悲鳴が聞こえるんだろ?」
「いや、呪われるようなことしてないから」
「いやいや、俺含めて山田とかいろいろな奴にお前呪われてるから」
爽やかな笑顔。
「山田誰だよ。気味悪いわ。ってか何気に何でお前まで呪ってんだよ」
「ごめんな。お詫びに学校言ったら言いふらしてやるよ。『恐怖! 二股男の最後!!』って」
「勝手に殺すな! 俺は結以一筋だよ」
「結以ちゃんもお前一筋だよ。一心にお前を呪ってるよ」
「まぢかっ!!」

Re: アオハルラセン。 ( No.15 )
日時: 2012/08/12 16:42
名前: 狐乃宮 秋 (ID: aOQVtgWR)


第十四話。

よくあるファンタジー映画。
妖精に魔法使い、それからドラゴン。
「ドラゴン欲しい!」
感化されやすい冬菜。きっと空も飛べるはず。
「拾って来たら飼っていいぞ」
父に炸裂する息子二人の蹴り。
「何、戯言ほざいてんだ」口の悪い生徒会長長男と次男。
「飼っていいんだ」長女。
「何色がいい?」
「首が紫で頭が緑。体は青で足はピンク」
またまた炸裂する息子二人の蹴り。
「何でドラゴンが大阪のおばちゃんみたいな色してんだ」
「毒キノコか。いっそ毒キノコ食わせんぞ」
「首もピンクがいいよ!」
そういう問題ではない。
一番問題なのは冬奈かもしれない。

Re: アオハルラセン。 ( No.16 )
日時: 2012/08/19 14:31
名前: 狐乃宮 秋 (ID: .GCH7A/G)

第十五話。

「猫拾った」
「事後報告をありがとう。どうすんだよそれ」
息子が黒猫を拾って来た。何でも拾えばいいって物じゃないんだぞ。どっかで拾い食いでもしてんじゃないかとお父さんは心配です。
「飼うんだよ。そんなこともわからないのか」
そして口が悪いのも心配です。お父さんにだけ酷いのが悲しいです。
「勝手に決めんなよ」
「うるさい。この家に関してお前の権限は皆無に等しいことをしれ」
「一応ここの大黒柱なんすけど、あなたの父親なんすけど」
「気のせいか白昼夢だろ」
ひどくね? 遅めの反抗期? こども怖いわー。
そんな中に響くチャイム。
「進藤さん貸した金返してくんないと」
「……今日は東君ハイテンションだな」
「いつもだよ」
玄関を開ける奈都騎。白い犬に目が合う。
「犬拾った」
「どうすんだよ?それ」
「飼うんだよ」
「うちで?」
「うちでも何も。この家に関して智さんにの権限は皆無でしょ」


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