コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 陽日乃高校吹奏楽部ー愉快なtrp6重奏 人気投票開始!
- 日時: 2012/11/03 23:13
- 名前: 果奈 (ID: 8wzITB29)
はじめまして!またはこんにちは!
わたしは、小説カキコでのんびりと投稿してます果奈です。
他にも「ゆーりーの愉快な恋物語」も書かせてもらってますので、そちらの方もよろしくお願いします。
相変わらず
だめ文
亀更新
気まぐれ
ですが、よろしくお願いします。
やっぱりわたしには吹奏楽部小説があってると思うのでw
今度こそ長期にわたり続けます。
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- Re: 陽日乃高校吹奏楽部ー愉快なtrp6重奏 人気投票開始! ( No.85 )
- 日時: 2012/11/30 21:59
- 名前: 果奈 (ID: 8wzITB29)
コンクール編11話 ーそれぞれの事情 TP編ー
「………」
篠先輩が苦い顔でテンポを取り続ける。この表情だと吹いていて不安になる。篠先輩は音感が滅茶苦茶いいから少しのミスでも見過ごさないし、顧問並の指摘をしてくる。
だからこの表情で吹くのは正直つらい。何が悪いか分かんないし…。それは俺だけではないようで、篠先輩が手を振り上げた瞬間安心した雰囲気が流れた。
「えっと、ここのハイトーンが飛び出ているのでそこを注意してください。あと、ここのクレッシェンドがもう少しスピード遅くてもいいかと思いました。」
「はい。」
「ではここのハイトーンのピッチをもう一度お願いしま…「あのさ〜愛いる〜?あ。居た。愛〜時間言ったのになんで来てくれなかったのさっ。」
そういって部長—角先輩が口をとがらせてきた。
まさに¨ハーフな顔つき¨に一回見ただけでも印象が強くよくインプットされる。
早口でポンポンと喋る角先輩に篠先輩も口を開いても声が出せない状態である。
「なんか最初のソロ見てもらうらしいから。早く来てっ!!」
「…ソロ?」
その瞬間急にさっき以上に顔が苦くなる。
ピッチが相当合わないときはこんな感じになるが練習で訓練とか金スぺ以外でこんな表情はめったにっていうかほとんどしない。
「わたし自由曲決まって以来一回しかさらってないんだけど…。」
「はぁ?」
急に拍子抜けした声が教室内に響く。
それは、まさにパートの人みんなの気持ちを代弁していた。
だってあんなに譜読みに厳しい篠先輩が、一回しかしてないなんて…
ってか大事なところを一回しかやってないなんて…
「もう、冗談はよしてくださいよっ。」
またすぐにへらっと笑って篠先輩を借りていった。
このときにつくづく感じていたかもしれない
—なんか 変だ。
- Re: 陽日乃高校吹奏楽部ー愉快なtrp6重奏 人気投票開始! ( No.86 )
- 日時: 2012/11/30 22:46
- 名前: 果奈 (ID: 8wzITB29)
コンクール編 12話 −それぞれの事情 Ob編−
「おはようございますっ」
そういった瞬間廊下が一瞬の静寂に包まれる。
「…おはようございます。」
彼女がそこを立ち去った瞬間凍りついたものが解けたようにざわざわとまた騒がしくなった。
その彼女の名は廣重 舞美。理由は知っている。
今年のコンクールでソロをやるからだ。
—2年生のくせに自由曲でソロなんて。
そんな感情を持った人達にいろいろ言われている。最近嫌がらせが特にひどくなっている。
わたし、赤坂は低音楽器なのでそんなことに縁はない。でも、こんな感情をもつことは少なからずある。
私だって曲の主旋律やソロを楽しそうに吹いている人を見て胸がきゅってなることはたくさんあった。
でも、それとこれとは違う。 だからと言って軽蔑するわけじゃない
し…
ここのところ毎日そうされている。
「廣重…あんた」
「大丈夫。こんなの慣れているから。」
ふわっと笑った笑顔からは作り笑いとは思えないほど笑っていた。
今作り笑いしてることぐらいわかるのに。
先ほどの凍りつかせた廊下を再び颯爽と歩いていく。
私はその後をてくてくついていくしかなかった。
- Re: 陽日乃高校吹奏楽部ー愉快なtrp6重奏 人気投票開始! ( No.87 )
- 日時: 2012/12/02 17:20
- 名前: 果奈 (ID: 8wzITB29)
コンクール編 13話 −それぞれの事情 TP編−
「うーん。そこのトランペットソロ。もうちょっと感情こめてもいいかも。もう一回やってみて。」
「はいっ。」
パーパパパーパー
柔らかく芯のある音で奏でるトランペットの美しいメロディが響き渡る。
—これで一回しかさらっていないのか?まぁあの日以来異常にソロを練習しているが…
それにしても早すぎるくらいのスピードで仕上げの段階に入っている気がする。
吹き終わると感動のためか一瞬静かになった。 その空気を打ち破るかのように一息ついてから静かに言った。
「…すみません。」
——!!
驚いた視線が篠先輩に集中する。「今の成功だろ。」だれもがそう思っていた。
顧問の先生だけが面白そうにしている。
「なんでそう思った?」
陽日乃の伝統と言ってもいい。「すみません。」と言うと理由と改善点を自分の口で言わされる。
「Dに上がる時もっと全体を意識して柔らかく上がるべきでした。今のでは固すぎたと思います。それと、全体のフレーズが鳴っていなかったです。」
ふーん。と言うと興味深そうな顔で見てくる。
「じゃあもう一回やってごらん。」
「はい。」
その真剣すぎるやり取りに出番がなくてもみんな呆気にとられてそのやり取りをじっと聞いていた。
「先輩。篠先輩いつになく真剣ですね…。やっぱりコンクールにはあのくらいの姿勢で臨むべきなんですね。それとも、滝岩との合同練習が近いからですか?」
「—まぁ、それもあると思うけど…あの子には「じゃあラッパBから」
「はい!!」
円花先輩だけが何かを知っている
そう感じた。
- Re: 陽日乃高校吹奏楽部ー愉快なtrp6重奏 人気投票開始! ( No.88 )
- 日時: 2012/12/10 17:59
- 名前: 果奈 (ID: 8wzITB29)
1話 俺と先輩ととらんっペット
「おい高橋〜。」
俺が廊下を歩いてると突然俺の目の前にガラの悪そうな人…
それにしても何でおれの名前を…
てあ!!この人うちの学年でめっちゃくちゃ柄の悪い人だ、おこの人に呼び出されるとか俺は終わったなぁ。
「お前に頼みたいことがあるんだよぉ。」
「はぁ。」
「お前のパートに広澤円花先輩いるだろ。」
その顔がとてつもなく二ヤついている。イケメンだからただ笑ってるようにしか見えないのも特徴だ。
「いいはなしがあるんだけどよぉ。」
「…はぁ。」
俺さっきからこればっかり。
「その人の写真一枚で千円。せ。セクシーショットだったら1000円追加。どうでもいい写真だったら500円。 あの人の私物で200円。いや、おまけして500円。タオルだったら5000円。 であのひとの直接口づけしたもので1万円」
淡々と迷いがない様子で述べていった。
「どうだ。美味しい話だろ。」
ニヤッと笑う。その笑みが怖すぎる。
「じゃぁいい収穫期待してるぜ。そうじゃないとどうなるか分かるだろうな?」
- Re: 陽日乃高校吹奏楽部ー愉快なtrp6重奏 人気投票開始! ( No.89 )
- 日時: 2012/12/14 16:19
- 名前: 北大路 ◆Hy48GP/C2A (ID: CXVRcwYu)
誰が口をつけたかなんて素人にはわからないんだ、
未使用の薄ーい使えないリードで十分だってのwwwwwww
・・・失礼しました、そしてお久しぶりですね。
このイケメン男、したたかですなー。直接口づけたものでも1万円て・・・
2年ですよね? 調子乗りが大嫌いな及川が知ったら大事件発生ですね←
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