コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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剣を失くした剣士の国‐Justice of the lia‐
日時: 2013/02/03 10:05
名前: 紅雨 (ID: t/W.CWd9)

———偽りの正義でも、無いよりマシだ。



いくつ小説作れば気が済むんでしょうかこの馬鹿は←
はいども、紅雨です!!紅雨ですy((殴

大丈夫、更新ちゃんとするから(・ω・`;)
頑張るので見て行ってくれると嬉しい←
コメントとかは大好物ですw


【オリキャラ募集用紙】

名前:(西洋風の名前で)

性別:
年齢:

容姿:
性格:

戦闘:(するかしないか)
武器:(戦闘する場合のみ)

立場:(陽の国、月の国、星の国の従者王族以外で。
   他国だったら従者でも王族でも可。)
属性:(土、風、火、水、闇、光、無)
所属:(どの王国か)

備考:(一人称も書いてくれると嬉しいです)
サンボイ:

 
【国】※所属の欄にはこの中から選ぶ

グラジェ《陽の国》
・明るく、穏やかで活気的な剣士たちの国。
・お話の中心。
バニファ《月の国》
・物静か、伝統を大事にする魔導師達の国。
・グラジェとは同盟国。隣国。
レトワール《星の国》
・友愛と宗教の国。作物が豊か。
・グラジェとは同盟国。隣国。
ドラード《大帝国》
・魔術や武術に長けた、帝国。
ヴァレイ《雨風の国》
・海を越えたところにある。よそ者嫌い。
リファル《玩具の国》
・おとぎ話で良くあるような、玩具の国。
・メルヘン←

王族が絶大な人気! 有難う御座います!!
というわけで、【全ての国の王族は募集を終了します。】
本当にたくさんの方々有難うでした!

†追加

ヴァレイにする時は、基本瞳は青系でお願いします。

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Re: 剣を失くした剣士の国【キャラ募集です!】 ( No.47 )
日時: 2012/12/29 13:07
名前: 紅雨 (ID: MsKbtUWA)

〈15.狂戦姫と宴〉  ——ミルラ



「ちょっとミルラ。どういうつもり?」

苛立ちを隠さず、私の下へやって来た少年を、微笑んで迎えた。
十八歳という若さにして、宮廷魔導師の称号を持つ天才であるクレイ。
とはいえまだまだ子供なようで、私は実に嬉しくなる。

「あら? ちょっとした悪戯よ」
「あのね。ぼくが聞いてんのは、どうして悪戯をしたかなの」
「ふふ。何故かですって? 簡単じゃない。単純だわ。
 私は無駄に凝り性なあの人達をまとめて城から引き離したかったの」
「いや…。ああもうっ」

どうやら私がはぐらかしたのが気にいらなかったようだ。
案外短気な性格であるクレイは、魔導書を床に叩きつける。

「良いじゃない、ばれなかったのよ」
「そうじゃなくて。本当にもう…今頃騙されてヴァレイにいるよ?
 各国代表会議は、後一か月後なのに」
「うふふ。でも、貴方も何も言わなかったじゃないの、クレイ?」
「うるさいなぁ。それで? アレンの許可なしに軍を動かすの?」
「もちろん」

そうじゃなきゃ意味がないでしょ、と笑ってみせる。
私の演技に気づいてたのに、わざわざアレンはヴァレイに行った。
恐らく、いや絶対にヴァンもシリウスも気づいていたはずだ。

「宮廷魔導師団にも助力願うわ、いいでしょう?」
「んー…今回だけならいいよ」

もう何度目かのその台詞に、私はくつくつと笑いをかみ殺す。
クレイは魔導書を拾うと、若干ため息を吐いて私を見た。

「ミルラ姉。今回は楽勝だよね」
「ええ。何せ盗賊相手だから♪」

私は壁にかけておいた、戦斧と大剣を両手に握る。
服は…ああ、ドレスじゃ動きづらいかしら。戦闘服に着替えたほうが…?
まあ、どうにでもなるわ。

「で。どうすればいいの、最高指揮官どの?」
「あー…そうね。宮廷魔導師団は前線じゃ動けないから…。
 どうしましょうねー…」
「あのね」
「冗談よ。回復魔法が使える者は怪我人の処置にまわして頂戴。
 攻撃魔法が得意な者は騎士団と共に突撃、援護をお願いして…。
 弓が使えるものは高台から敵を殲滅」
「了解」

あっさりと承諾し、クレイは去ってゆく。
私は紅蓮の戦闘服に着替えると、騎士団の下へ走り出した。
…ああでも。死人ってどうしよう、とか思いながら。


「宴の始まりよ! やったぁ!!」
「うわ出た、《狂戦姫》ミルラの本音」
「そんな古い名前で呼ばないでよ」

そんなことをミアと話しながら、私は馬にまたがる。
さあ、派手に行きましょうか!!

Re: 剣を失くした剣士の国【キャラ募集です!】 ( No.48 )
日時: 2013/01/23 18:03
名前: 幻想少年 (ID: .zYCudUc)

〈16.玩具の国へと続く道〉



「王子、ルーシェ、ヴァン、シリウス!!」
「うげ、何です急に。それほど大声でなくとも聞こえますって」
「ヴァン様! 緊急ですわ!! 他の方々はどちらに!?」
「え…。出かけてますけど?」

全力で叫び、宿、ヴァン達の部屋にタックル。
部屋の中に居たヴァンは、少し顔を歪めて面倒くさそうに応対する。
うえっ、やっぱり埃臭いなぁ…この宿…。

「うえ、こんな時にっ」
「何かあったんですか? あ、やっぱいいです話さないで下さい」
「ヴァン様! ふざけてるとぶった斬りますわよ!?」
「何があったんですか!? 是非、聞かせて下さい! この俺に!!」
「堂々とヘタレないで対応に困る!」

フェナさんの一言でヴァンが熱心になる。すげぇ、フェナさん。
そんなわけで、ヴァンに事情をさらさらと話す。
そして語り終わった時の、ヴァンの反応は予想外だった。

「へえ」

ノーリアクション。一言で言えばそうだ。
古びた木の椅子に腰かけ紅茶をすするのがやけに絵になる怠惰の罪人、
椅子が抜けてしまえと呪いをかける私、刀に手をかけるフェナさん。

「大変だったんですね、痛いほどよく分かりますマジで」
「ヴァン様はとっても聡明なお方ですわね♪」
「いや脅してるでしょフェナ——さん。とにかく俺は興味ないんです」
「怠惰は罪です。神に背かないで、ヴァン!」
「宣教師か何かかお前は!? ったく、もう…。ただの銀時計でしょ」

いいつつ、ヴァンが持っていたティーカップをひっくり返す。
紅茶がこぼれる、ということはなく。
代わりに一羽の鳩が飛び出し、ヴァンの右腕に華麗なる着地を決める。
ヴァンがカップを元に戻すと、先ほどと同じ紅茶があるだけ。

「お前は手品師かっ!?」
「うっさいですね、練習し…いや、単なる特技ですマジで、ええ」
「ヴァン様はがんばり屋ですものね」
「昔です。昔。過ぎ去った栄光ですから」

そんなことを言いつつ、ヴァンの頬が若干赤くなる。
え? 何コレ? ガチで練習してたん!? 物凄く反応に困るんだけど!!
そんなことを思い悩む私をよそに、ヴァンは便箋に文字を躍らせる。
…読めん。何語だ、これ。

「リファルの言葉です。まあ、ちょっとこういうのは得意でして。
 よ、っと…行ってらっしゃい、事故に気をつけて」

笑顔で手紙を持たせた鳩を送り出し、ヴァンは立ち上がる。
ばさっと黒いコートを羽織り、黒い手袋を着ける。

「さ、行きますよ。フェナは待機、アレン達に俺達の用事を伝えて。
 あんたは俺と一緒に、リファルまでデートです」
「えっ、間に合ってまーす」
「何勘違いしてんです。船とですよ、船と。旅です」

呆れたように言い、ヴァンは私の首をつかんで引っ張っていく。
もうちょい優しく扱おうか。一応女の子ですのよ。

レイヌ、リファルまで旅しまーす。

Re: 【参照300突破です!】剣を失くした剣士の国 ( No.49 )
日時: 2013/01/23 18:04
名前: 紅雨 (ID: .zYCudUc)

別の名前使っちゃった…(・ω・`;)
前の僕です

Re: 【参照300突破です!】剣を失くした剣士の国 ( No.50 )
日時: 2013/01/24 18:01
名前: 琉架 (ID: MnBE3vuR)

きとぁーーーーっ!!

待ってましたよ( ; ; )
続きが読めてうれすぃ←

また来るのですなw

Re: 【参照300突破です!】剣を失くした剣士の国 ( No.51 )
日時: 2013/01/25 21:15
名前: 紅雨 (ID: 5b2hjtdK)

琉架さん>

ま、巻き舌!?

待たせてましたよ、他サイトの小説更新忙しすぎて←
ふっ…人の限界ってあるもんだn((黙
読んでくれて嬉しい(・ω・`)

またいらっしゃいなw


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