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私の見えない世界
日時: 2013/01/05 22:34
名前: るな (ID: D//NP8nL)



前回「ずっと、いっしょだよ」を書いていたるなです!


引き続きよろしくお願いします!!





さて、今回の「私の見えない世界」は2作目となります。



登場人物



☆本条 みのる(男・17歳)

本条家の跡取り。ある事故以前の記憶がない。



☆真白 このみ(女・17歳)

みのるの通う学校に転校してきた。右目が見えない。




あらすじ



2年生の2学期に転校してきた真白このみ。どこか影がある彼女は、みのるの席の隣の席に来る。同じ過去を持つみのるには心を開くが、他のクラスメートには冷たい態度を取っている。
みのるもまた、両親との溝が深く、心には見えない壁があった。

二人の行く先は——……





文章がままならない作品となるかもしれませんが、この作品もよろしくお願いします!!

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Re: 私の見えない世界 ( No.32 )
日時: 2013/03/05 17:54
名前: るな (ID: lerfPl9x)


ゆめ様
すいませんが、私はずっと【るな】のままです。

Re: 私の見えない世界 ( No.33 )
日時: 2013/03/25 14:23
名前: るな (ID: lerfPl9x)



8 気持ち


自分を【自分】としてみてくれる人がいた。



嬉しかった。



だけどあの人はこんな自分を認めてくれるだろうか。



不安で不安で仕方がない。

Re: 私の見えない世界 ( No.34 )
日時: 2013/03/25 16:13
名前: るな (ID: lerfPl9x)


俺はなんてことを言ってしまったんだ。


このみ、いやひより…あぁ、もうこの際どうでもいい!

とにかく俺はアイツに「好きだ」と言ってしまった。
なんの前置きもなく《告白》してしまった。

なんてことを俺は…。

でも、確実に判明した。


何も考えないで「好き」と出たということは、本当に俺はアイツが好きなんだ。

『愛情なんていらない』

そう思ってきたけど、俺は求めていたんだ。《愛情》を。



「あぁ…どうしよ…」


どうもこうもありゃしない。

明日は普通に学校だし、いつも通り席は隣どうしのまま。

何もなかったかのように振る舞うしかない。

Re: 私の見えない世界 ( No.35 )
日時: 2013/03/27 11:23
名前: るな (ID: lerfPl9x)

最近、これ書きながらここのスレッドでよかったのかなぁ…とか思ってます。
それぐらいちょっと重〜い内容になりそうですけど、最後くらいは明るくしようと頑張りますのでよろしくです。



〈続き〉

しかし一体なんて呼べばいいんだ?

学校に来たのはいいけど、今度はなんて呼べばいいのかが分からない。 
いつも通り呼ぶのも変な感じだし、だからといって本名を呼ぶのも周りに不自然に思われる。


そんな俺の思考を読んだかのようにこのみ(ひより)は言った。


「今までと同じように、《このみ》って呼んで」


俺と《このみ》の間だけにある不思議な壁が、俺たち二人を覆っている感じがした。

他の誰も入れないような壁が。

こんな感じ、悪くない。


「みのる、ひとつ聞いてもいいかしら」

「えっ?あ、ああ」

「あなたは私のこと、本当に好き?私に何があっても好きでいてくれる?そばに、いてくれる?」


不意討ちをくらった。 最近は何かと頭の回転が遅い…。


「ねぇ、答えて?」


ひとつ咳払いをして、俺は質問に答えた。


「好きだよ。このみに何があっても、俺はおまえことずっと好きだ。 ずっとそばにいてやるよ」


するとこのみは、自分の机を倒してしまった。
目の前で倒されたら直してやらない訳にいかない。
ましてやこのみは目が半分見えないんだから。


でもこれはこのみの罠だった。


「……!」


一番後ろの、それも窓際の席で本当に良かった。これを見られていたら…。


「本条、真白!大丈夫か?」


ああ、もう、うるさいなぁ三影のやつ。
ほっといてくれよ…。


「大丈夫です。すみませんでした」


このみが瞬時に言ってくれた。
そして、机を直してもとの位置に直った。


「みのる、ごめんね」


「…えっ?」


このみの方をみると、もう寝ていた。

Re: 私の見えない世界 ( No.36 )
日時: 2013/03/27 15:48
名前: るな (ID: lerfPl9x)


9 過去


困惑した。


彼に。


そして、自分に。事の重大さに気付いたのは、全て終わったあとだ。


どうしよう、どうしよう、どうしよう…。


ごめんなさい、









…ごめんなさい。


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