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- 宮廷物語〜試練時々恋愛〜
- 日時： 2013/08/21 20:57
- 名前： 音 （ID: HFyTdTQr）
初めまして。音です。
初心者なので、変なところもたくさんあると思いますが、頑張って行きたいと思っています。
感想等、いただけたら嬉しいです。
暗くするつもりは無いのですが、初めの方に暗めなところが多々あります。……が、そこメインではありません。
他は、面白くなるようにつとめていますので、よろしくお願いします。
＊目次＊
お知らせ >>169 2013/8/12 更新
登場人物紹介 １>>1 ２>>17 ３>>20
登場人物イメージ>>31
序章 １.２.３>>2-4 ４>>9
第一章 １>>10 ２>>16 ３>>21
第二章 １>>27 ２>>32 ３>>34 ４>>43 ５>>46 ６.７.８>>51-53
第三章 １.２>>72-73 ３>>76 ４>>81
第四章 １>>110 ２>>119 ３>>134 ４>>136 ５>>144
第五章 １.２>>173-174
ルト １>>11 ２>>13 ３>>15
エリ １.２>>23-24 ３>>149
ショウ １>>25 ２>>61 ３>>63
カエ １>>26 ２>>66 ３>>145
〜参照２００記念番外編〜
○この番外編の説明>>87
カナエ×ショウ Ⅰ>>88 Ⅱ>>92 Ⅲ>>97 Ⅳ>>100 Ⅴ.Ⅵ>>103-104
〜参照５００記念番外編〜
○この番外編の説明>>150
♪カナエ×ルト Ⅰ.Ⅱ>>155-156 Ⅲ>>161
☆エミリ×ショウ Ⅰ.Ⅱ >>167-168
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- Re: 宮廷物語〜試練時々恋愛〜 ( No.57 )
- 日時： 2013/04/20 20:43
- 名前： いろはうた （ID: FLOPlHzm）
何故でしょう…
サイヤさんが私が書くレイヤさんとだぶる…
剣術がらみかな…？
そのせいか
よくわからないけどものすごくサイヤさんに親近感がわくよ…
いや、音ちゃんが書くすばらしいキャラと私のを比べること自体が罪・・・
くううっ（⊃ｏ； ）
イケメンっていいねっ！！←これだけ言いたかった
- Re: 宮廷物語〜試練時々恋愛〜 ( No.58 )
- 日時： 2013/04/20 21:14
- 名前： 音 （ID: HFyTdTQr）
あっ。
すいません！！！
名前も似てるし！
ああああ…。
私…、せめてサイヤさんの名前を改名させますっ！
そんなつもり全くなかったんだけど…
いろはうたちゃんのレイヤさんの方がかっこいいし、強いです！
親近感わいてくれて、ありがとう。
サイヤさん改め、キョウさん…。
は、どうでしょう？
イケメン…ありがとう！
ごめんなさい。そして、ありがとう。
これからもよろしくお願いしますorz
- Re: 宮廷物語〜試練時々恋愛〜 ( No.59 )
- 日時： 2013/04/20 21:25
- 名前： 音 （ID: HFyTdTQr）
りんごさん
脱出、カナエちゃん、頑張ります。
私も、脱出とか好きですねー！
頑張りますっ！
- Re: 宮廷物語〜試練時々恋愛〜 ( No.60 )
- 日時： 2013/05/24 21:52
- 名前： 音 （ID: HFyTdTQr）
第二章 ＊９＊
「——ナエ様、カナエ様！」
「はぃぃいっ！」
あー。びっくりした。
はぁ。脱走計画を立ててから私、ビクビクしちゃってる。
今、目の前にいるのは、執事の中で一番偉いモーリスさん。
「はぁ。カナエ様も随分と庶民らしくなりましたねぇ」
「っ！ 何それ」
庶民が悪いみたいな言い方。
結構失礼な事を言ったが、モーリスさんは眉をひそめただけで腕を組み、私を見おろした。
「それで？ 何を企んでおられるのですか？」
鋭い。落ち着け、私。ばれないようにしなきゃ。
「わっ、私はべ、別にこっ——」
ああああぁ危ない！ 私は馬鹿だ。
「こ、何ですか？」
「なんでもありません」
私は即答した。
「ふぅ〜ん」
「……」
目を細めて私を見るモーリスさん。何もかも見透かされそうで、怖い。
いつもならここで諦めて、聞かれていたことを白状していたが、今回はそう簡単に諦められない。
無表情、無表情。私は、動揺していることをばれないようにモーリスさんの目だけをじーっと見ていた。
しばらく睨み合い、のようなものが続いた。
「まぁ、いいでしょう」
勝った！
とっさにそう思ってしまったけど、これは勝ち負けのある勝負じゃない。
しかも、モーリスさんはこれよりも気になることがあるみたいだし。
「しかし、なぜ武術のレッスンまで受ける事にされたのですか。絵のレッスンだって受ける必要は無いのに、ジョージ様が……っと、それはおいといて。沢山の事に興味を持つ事は良いことですけど、レッスンは王族の方々が優先ですからね。武術や絵のレッスンからカットさせていただきますから」
「はい」
モーリスさんの長い長いお説教が終わりました。
ちなみに、私が口をはさめないくらい早口でした。
「私のレッスンでは、カナエ様に礼儀作法をいちから叩き込みます」
「はい」
言いたかったことを全部言ったのか、すっきりした様子のモーリスさん。なので、これ以上ぐちぐち言われることはないみたい。
いちから。厳しいレッスンになること間違い無しみたいです。
「まぁ、カナエ様は庶民らしくなってもおしとやかなので、もとに戻るのは簡単でしょうが。もう、今日はお部屋でゆっくりなさってください」
「失礼しました」
その言い方に少しいらっとしたので、きつく言ってしまったけど、モーリスさんが庶民庶民って言って、悪いんだから良いよね？
- Re: 宮廷物語〜試練時々恋愛〜 ( No.61 )
- 日時： 2013/05/18 17:28
- 名前： 音 （ID: HFyTdTQr）
ショウ ＊２＊
カナエは結局、今日一日中帰って来なかった。
皆、笑っているけど、やっぱり心配そうだ。
——一人を除いて。
「じゃあ、俺もう寝るわ」
カエはそんなに慌てた様子ではなく、むしろいつもより楽しそうだ。
姉がどっか行ってしまったというのに、なんでだ？
まさか……？
「ショウ兄ちゃん、エリ姉ちゃん、ちょっといい？」
やっぱり。カナエが何処に行ったかだいたい分かってるんじゃないか？
「何？ カエ。もう寝るんじゃないの？」
エリ、なんか怖いよ。
エリもカエが今日一日楽しそうだったのに気づいてたみたいだし。だから、カナエがいないっていうのに何楽しそうにしてんのよ？ って思ってるんだろうな。
「だからっ、ちょっと部屋に来て欲しいんだけど」
カエも、怖いよ。
でも、カエがピリピリしてる理由は分からない。結構付き合い長いけど、カエのことはいまだに良く分からない。誰にも本心を見せてないっていうか……
でもなぁ、二人共喧嘩すんなよ？
「行こうぜ」
カエはもう、先に自分の部屋に戻っている。
さっさと行きたかったからエリの手をとった。
ん？ エリの顔が少し赤い気がするのは気のせいか……？
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