コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 彼は天邪鬼【更新再開】
- 日時: 2014/09/14 17:17
- 名前: 莉遠 (ID: glXVlHlM)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=33268
基本明るくて特に対象年齢はないのでコメディ・ライトに投稿しましたが、たまに暗くなっても気にしないでくださいね。
久々の小説投稿なので文脈崩れまくってるかもしれない&更新不定期な可能性ありですがお願いします。キャラクターは随時更新します。
あと、最近『私は臨時ドS執事に一目惚れをした。』を書き始めました。そちらの方もよかったらどうぞ。
プロローグ:>>1
登場人物:>>2
—キャラクターデータ:>>227・>>268・>>377・>>549
—細かいプロフィール:>>94
—呼び名>>194
用語:>>4
オリキャラ募集(終了):>>9
アンケート:>>174
質問コーナー:>>205
A:>>209 >>231
〜これまでのお話
・NO.1〜10 >>43
・NO.11〜20>>113
・NO.21〜30>>190
・NO.31〜40>>265
・NO.41〜50>>338
・NO.51〜60>>426
・NO.61〜70>>498
・NO.71〜80>>543
・NO.81〜90>>601
来てくださった尊いお客様
椎茸様 z@w*様 もか様
リア様 妖狐様 珠紀様
朔良様 ケンショー様 しろいぬ様
魔月琴理様 反逆者A様 雛+様
一ノ瀬美鈴様 ラズベリー。様 加織様
雪花菜様 杏月様 蒟蒻畑様
日向様 レモン様 峰川紗悠様
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- Re: 彼は天邪鬼 【陰陽師篇開始】 ( No.467 )
- 日時: 2013/12/24 17:31
- 名前: 莉遠 (ID: 5K27D2Vq)
another story NO.6『赤西正義』
ク〜リスマスが今年もや〜ってくる〜♪
12月25日、皆クリスマスと騒いでいる。ガキ共とリア充共が特に騒いでいる。だが、そんなもん知らん。
彼にとって12月25日はただの自分の誕生日。故に、主役はサンタのプレゼントをもらって嬉しいガキでもなく、夜景が綺麗だと夜にデートしてイチャイチャしてるカップルでもなく、はたまたこの小説を読んでくださっている尊い読者様でもない。自分、赤西正義の誕生日なのだ。
だが、赤西正義は知っての通り、大財閥“赤西グループ”の御曹司であり、厳格な教育の下育って来たため、誕生日とかもあまり盛大に祝われていないのである。ただ一言、父親から“おめでとう”と言われるだけであり、いつも通りの食事、誕生日プレゼントも特にはもらったことがない。
そう、だから12月25日は赤西正義の誕生日であるが、そこまで特別な日でもなかったのである。
あの日は中3の12月25日だった。皆、受験勉強で頑張っている時期。だが、正義は勉強しなかった。別に勉強しなくてもパーフェクトな頭脳を持っている彼には不要だったのである。だから、誕生日でも単に彼は暇なだけであった。
しかし、そんな中、ある一本の電話がかかってきた。
涼太:赤西、今久利生たちと勉強してるんだがこいつ馬鹿なんだ。俺も受験勉強あるし、教えてやってくれないか?
正義:ああ、別にいいが・・・
涼太:俺ん家、確か知ってるよな?今から来れる?
正義:ああ、今から行く。ただし・・・
涼太:わかってるよ、ただじゃ動かないのがお前だもんな。今日クリスマスだろ?今ウチにケーキあるんだ。それで動いてくれる?
正義:・・・・・・いいだろう、交渉成立だな。
と言って正義は涼太の家を目指して歩いていた。クリスマス・・・か、やはり巷では皆クリスマスと言っている。
誰一人自分たちの誕生日を祝ってくれない。てか、覚えてもくれない。父親は自分をただの道具としか見ていない。自分たちが生まれた理由なんてあるのか?
財閥の御曹司として生まれ、ただただ次期総帥になるために育てられた。それどころか、天邪鬼の特性のよる天賦の頭脳を幼い頃から財閥のために使われ、その功績を父のものとした。まあそれはかまわない。次の総帥になることに文句もない。文句があるとすれば、それは自分を一人の人間として見ていないことだ。だから誕生日も特に祝わないのであろう。
そんなことを考えていたら、桐谷家に着いた。そして正義はインターホンを押した。
“ピンポーン”
正義:赤西だ。開けてくれ。
“ガチャ・・・”
涼太:お、赤西。悪いな急に呼び出して・・・
正義:わかっている。久利生に勉強を教えるのには骨がいる。受験生のお前にとっても大変なことだ。
涼太:ま、お前も受験生なんだがな。俺の部屋はわかってると思うが2階のつきあたりだ。
正義:ああわかってる。
そして涼太の部屋を開けた。そうしたら・・・・・・
“パンッ!パンッ!パンッ!”
クラッカーの音が鳴り響いた。そしてその部屋には同窓会メンバー全員が揃っていた。
夏姫:赤西くん!お誕生日おめでとう!
裕輝:これでお前も15歳だな。ガキ!
正義の顔はポカンとしており、頭にはクラッカーで飛び散ったテープなどがのっかっていた。
正義:・・・・・・何これ?
涼太:何だよ、お前今日誕生日だろ?受験勉強の合間を縫って、こうして集まって祝ってやろうってことだよ。
蔵之介:ま、後で勉強を教えてもらうのだがな、借りを作らなければお前は動かんだろう?
智:素直に言えばいいじゃないですか。ただ、おめでとうって言いたかったって。僕は違いますけど。
蔵之介:お前も素直に言えよ!
夏姫:ほらほら!赤西くん座って!ケーキがあるんだよ。一緒に食べよう!
涼太:ほら、主役。さっさと座れや。
・・・・・・主役か。まさか僕の誕生日を覚えてくれていたなんて、意外にもほどがあるぞ。父親ですら覚えてくれなかった誕生日。持つものはやはり友達と言うわけだ。
涼太:どうしたんだ?赤西。
正義:いや、何でもない。祝うんなら盛大に祝えよ。
敦:何それ〜。せっかくケーキ作ってあげたのに〜〜
正義:お前が作ったのか。相変わらず料理うまいのだな。
敦:うん。ほら〜、食べて食べて〜
夏姫:その前に・・・裕くん!電気切って!
裕輝:はいよ。
カチッ。
そうしたらさっきまで明るかったからあまり印象を受けなかったが、ホールケーキの上には15本ものろうそくが立っていた。
夏姫:せーのっ!
ハッピーバースデートゥーユー!ハッピーバースデートゥーユー!
ハッピーバースデーディア赤西(くん)!
ハッピーバースデートゥーユー!
涼太:ほら、ろうそく思いっきり消せよ。
正義:・・・・・・仕方がないな。
赤西正義。次期赤西グループ総帥。もうこのレーンでずっと何もなく人生が過ぎゆくと思っていたが、ふとしたときに悪くないこともあるものだ。
- Re: 彼は天邪鬼 【陰陽師篇開始】 ( No.468 )
- 日時: 2013/12/24 17:38
- 名前: 莉遠 (ID: 5K27D2Vq)
NG集・another story NO.6
涼太:赤西、今久利生たちと勉強してるんだがこいつ馬鹿なんだ。俺も受験勉強あるし、教えてやってくれないか?
正義:ああ、別にいいが・・・
涼太:俺ん家、確か知ってるよな?今から来れる?
正義:ああ、今から行く。ただし・・・
涼太:わかってるよ、ただじゃ動かないのがお前だもんな。今日クリスマスだろ?今ウチにケーキあるんだ。それで動いてくれる?
正義:・・・・・・いいだろう、交渉成立だな。
と言って正義は涼太の家を目指して歩いていた。クリスマス・・・か、やはり巷では皆クリスマスと言っている。
誰一人自分たちの誕生日を祝ってくれない。てか、覚えてもくれない。父親は自分をただの道具としか見ていない。自分たちが生まれた理由なんてあるのか?
財閥の御曹司として生まれ、ただただ次期総帥になるために育てられた。それどころか、天邪鬼の特性のよる天賦の頭脳を幼い頃から財閥のために使われ、その功績を父のものとした。まあそれはかまわない。次の総帥になることに文句もない。文句があるとすれば、それは自分を一人の人間として見ていないことだ。だから誕生日も特に祝わないのであろう。
そんなことを考えていたら・・・・・
正義:ここ、どこだ?
道に迷ってしまった。
夏姫:赤西くん来ないね。
裕輝:アイツ、まさか・・・リア充だったとかか?
皆:それはない。
- Re: 彼は天邪鬼 【陰陽師篇開始】 ( No.469 )
- 日時: 2013/12/25 16:29
- 名前: 椎茸 (ID: VTNklIIG)
正義君おめでとうございます
正義君も寂しい人生を送ってきたんですね、実はとても嬉しいのですかね
もーおめでとうございます、大好きです
- Re: 彼は天邪鬼 【陰陽師篇開始】 ( No.470 )
- 日時: 2013/12/31 17:41
- 名前: 莉遠 (ID: 5K27D2Vq)
そうですね、親から愛をあまり受けず、財閥御曹司と言うことで周囲からも一人の男の子として扱ってもらえず、さらに天邪鬼であるため色んな面で人と浮いていました。
まあこれは多分本編中に書く気はないので裏設定としてここに書いておきますが、涼太たちと違って赤西くんは一回もグレたことがありません。周りが大人だらけだったんで、幼い頃からすでに現実を知っていたんですよね。
いや、今でも十分若いのですが、そういう世界で住んでいて、なおかつすっごく頭がいいため、人生をどうすれば効率よく生きられるかわかってるんですよね。だから人を従えるのも得意ですし、色んな意味で自己中なんです。そういう設定です。
- Re: 彼は天邪鬼 【陰陽師篇開始】 ( No.471 )
- 日時: 2013/12/31 18:16
- 名前: 莉遠 (ID: 5K27D2Vq)
NO.65『夢見たいな話なんだけど』
イザナミ・・・たまに天邪鬼の夢に出てくる不思議な少女。そう、現実では一度も会ったことはない。だから、何かあるとは思っていたが、現実に存在する人物だとは思わなかった。
だが、目の前にいる少女、彼女は紛れもなくイザナミだった。
イザナミ:やあ、会いたかったよ、涼子ちゃん!
涼子:イザ・・・ナミ?イザナミ?嘘・・・何で?え?ここ夢の中?
と思って頬をつねるが、痛かったのでここは現実だ。だが、イザナミと共にこの風景、やはり夢で稀に見る風景であった。
真白:オイ、アイツはお前が前言ってたイザナミって奴なのか?だけど・・・夢の中でしか会わないって話じゃなかったっけか?
イザナミ:そうだよ、実際ここは現実の世界じゃないよ。そうか、君のこと、どうも知らないと思ってたら陰陽師だったのか。なんか細工したのか?俺に知られないように。
涼子:え?どういうこと?
真白:ほら、お前に昔、お守りあげたろ?あん中に札が仕込んであったんだよ。ステルス効果の札をな。まあ、目的は他の陰陽師に見つかった時に私とは無関係と言い張るための・・・
涼子:ちょっと白さん!怒るよ!
黒鉄:違う!ツッコむトコ違うぞ!問題なのはここが現実世界じゃねぇって台詞だろうが!
確かに、黒鉄さんの言うことは至極全うでございます。
イザナミ:そのままの意味だよ。ここは俺が住んでいる異空間なんだよ。大丈夫。しばらくしたら元の世界に戻してあげるからさ。
黒鉄:何の目的でだ?
イザナミ:う〜ん、どう言おうかな。これだね。
“完全なる復活”
急に声のトーンが低くなった。今まで飄々と、明るく話してきたが急に雰囲気が変わった。
涼子:復活・・・
イザナミ:条件はたった3つ。すごく簡単だよ。一つ目は・・・退魔剣。
イザナミの手には退魔剣があった。それはさっきまで黒鉄が所持していた物であった。
黒鉄:あ、てめっ!いつの間に!
イザナミ:二つ目は・・・天邪鬼!
気がついたらイザナミが目の前から消えていて、涼子の後ろにいた。そして涼子にぎゅっと抱きついた。
涼子:ちょ・・・いつの間に!
真白:こいつ、速いとかそういう次元じゃねぇ!
イザナミ:そして・・・最後に、この場所。実は、君たちがさっきまで立っていた場所の真下には俺が封印されていてな。だからこの空間まで引っ張ってこられたのさ。ま、そうなるようにイザナギに仕向けてもらったんだけど。
黒鉄:封印だと?
真白:・・・・・・昔々、妖の根源と呼ばれる“鬼神”が人々を毎日のように食らっていました。その鬼神はとても強く、どんな力持ちな人間でも敵いませんでした。
その頃、ある不思議の力を持った人間が生まれました。その名は“かぐや姫”。少しお転婆な女の子でしたが、妖に匹敵する力を持っており、そしてその優しい性格から沢山の人々が彼女を慕いました。
彼女が成熟し、いよいよ鬼神に挑もうとしたとき、運悪く不治の病にかかってしまいました。彼女以外に鬼神を倒せる者はいない。そう考えた彼女は、これから力を持つ人間が生まれるように神様に祈り、そのまま土の中で眠りにつきました・・・・・・
かつて(NO.51>>370)白さんが話していた伝記をこの場で再び述べた。
黒鉄:あん?どういうことだ。そりゃ、陰陽伝の一説だったか?
真白:お前、イザナミなんぞと言ってはいるが、この“かぐや姫”ってお前だろ。土の中で眠りについたってか、力を未来に残すために地中に封印されたってのが正しいんじゃねぇのか?
涼子:!?
イザナミ:その通りさ!さすがは陰陽師だね。俺の本名は“かぐや姫”で間違えないよ。そんな話が陰陽師に残ってるんだね。その伝説に残った本人が知らないなんておかしな話だよ。
真白:ちなみに、この鬼神ってのが・・・
と言って真白が顔を向けた、その目線の方向にはイザナギがいた。
イザナギ:あ?うん、僕僕。僕、イザナギって名乗ってるけど、人間からは鬼だとか言われてたなぁ。
涼子:な、なんか夢見たいな話なんだけど。
イザナミ:夢じゃねぇよ・・・涼子ちゃんの力さえありゃ俺は現実に復活出来るんだ。もう、土の中で暮らすのは嫌なんだ。協力してくれるよね。
真白:だけど、お前、病なんじゃねぇのかよ。
イザナミ:病?そんなもん俺にはねぇよ。聞きたいかい?俺がどうしてこんな状況になってるのかを。何でお前たち陰陽師が存在しているのかを。だけど、それは俺が復活してから、ね?
涼子:え?
イザナミが持っていた退魔剣が光り出した。そうしたら涼子は体中が熱くなってきた。
涼子:な、何これ・・・!?
イザナミ:ごめんね。ちょっと熱いけど・・・我慢してね。
退魔剣の光が収まったとき、今いる空間から元の場所に戻っていた。しかし、そこにはイザナミもいた。
涼子:ハァ・・・ハァ、どういう・・・こと?
イザナミ:・・・天邪鬼の記憶から今の世界がどうなってるか知っていた。知ってたけど目の当たりにすると・・・本当に醜いものだ。
イザナミ、完全復活!
続く
少しわかりにくいので今の現状を整理しますね
イザナミは元々かぐや姫という異能力者であり、鬼神ことイザナギを倒すために地中深くに封印されていた。それがどういう理由かは謎だが、イザナギと協力して、封印が解かれたという感じです。
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