コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 大好きだった君へ…
- 日時： 2013/11/05 14:01
- 名前： 花咲椎名 （ID: cebg9jtM）
どうも、花咲椎名です。
この機会にどんどん投稿したいと思っていますが、
遅れることもありますのであしからず。
まぁ、温かい目で見てくださると幸いです。
- Re: 大好きだった君へ… ( No.12 )
- 日時： 2014/01/22 09:50
- 名前： 花咲椎名 （ID: cebg9jtM）
「あ・・これです」
私は、ダンボールの絵を指差した。この絵は一週間後にあるコンクールに出すつもりの絵だ。自分で言うのもなんだけど画力はほとんどない。
でも先生に出してみないかといわれた時には凄くわくわくした。
あたしなんかでも出していいんだと思えて凄く嬉しかった。
「あーこれかー。凄いセンスいいよね。」
「え！？え。いや・・・そんなことないですよ！！」
センスが良いなんて言われたことがなかったから、びっくりしすぎ て、声が大きくなってしまう。
「いやいやいや、あるよ」
「あ・・ありがとうございます・・・」
素直に嬉しい。絵のことでほめられたことなんて先生くらいしかないし・・・。まあそのほめ方も
「いやぁーこの気持ち悪さ加減がええやろ」
そう、こんな感じ・・・・。【気持ち悪さ】をほめられる。
あたしが描いた絵は凄く気持ちが悪くなるみたいだ。そこをほめられるともう褒められてるのか、けなされてるのかよく分からなくなってくる。はぁ・・・。
「そうですね。このダンボールの中に顔がある感じとか、あとこの口の下についてるビスケットとか気持ち悪くて良い感じすね」
「だろだろ？？」
いやいやいや、あたしをのけ者にして話を進めて行かないでくれますかね・・・・。いや・・・っていうか・・・橋川さん？？それは褒めているんでしょうかね・・・・。どっちなんですか・・・？？？
「おお、分かるねー！よかったなー、褒められたぞ！！」
「え、褒められてたの！？」
いきなり話しかけられたのと、褒められていたという事実にびっくりして、思わず言ってしまった。あたしはしまったと思って、下を向いた。
「っぶは」
・・・・・・・・・ん？
なんか笑われたような気がするんだけど・・・。
何・・・？気になってゆっくりと顔を上げると、口を押さえて肩を震 わせている人が約一名。
「なんで笑ってるんですか」
すこしむっとしながら聞く。
「いや・・？」
まだ笑いをこらえているようすの橋川さん。
「何で笑ってるんですかー？」
もう一回聞いてみる。
「いや、君面白いよね」
「え、どこがですか」
「いや、全体的に」
どゆことだ、全体的にって。なんか失礼なことを言われたような気がするぞ・・・。
- Re: 大好きだった君へ… ( No.13 )
- 日時： 2014/01/27 08:44
- 名前： 花咲椎名 （ID: g7gck1Ss）
観覧１００行きました！！！！！！！
ありがとうございます！！！
こらからもよろしくお願いいたします！！
- Re: 大好きだった君へ… ( No.14 )
- 日時： 2014/02/03 08:56
- 名前： 花咲椎名 （ID: cebg9jtM）
「・・・もういいです」
話が分からなくなったので、新しい絵に手を加え始める。
適当に、そこらへんにあるものを模写する。
私が離れた間にも、絵について討論している。
その絵についてどんだけ語ることがあるんだ・・・・。
まぁ、語ってくれるのは嬉しいけどもね。
「ねえねえ」
橋川さんに話しかけられる。
「何でしょうか」
「いんや、この絵どうすんの？」
「え・・・いやどうも・・」
・・・・何聞いてんだこの人は・・・。
意味が分からない・・。
「へー、んじゃあ俺にくれる？」
「え・・別に良いですけど・・」
「やったね」
なんか、変な人。こんな変な絵をもらいたがる人なんていないでしょ、普通。
- Re: 大好きだった君へ… ( No.15 )
- 日時： 2014/02/03 09:12
- 名前： 花咲椎名 （ID: IzBKD/r0）
「こんな変な絵を欲しがるなんて、変人ですね」
「こんな変な絵だから欲しいんだろ」
・・・・けなされてるのか、これは。どうなんだ。
変な絵だから欲しいって普通思わないでしょ。
- Re: 大好きだった君へ… ( No.16 )
- 日時： 2014/02/12 17:12
- 名前： 花咲椎名 （ID: 32zLlHLc）
まあ、いいか。
「分かりました。今描いているやつで良かったらあげます。」
そう言ってから、また絵を描き始める。
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