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- 緋色のムジュン恋愛帳【参照1000感謝!】
- 日時: 2014/05/31 13:57
- 名前: 杏月 (ID: ieojggCq)
いつも私の話を聞いてくれる『君』が好きだった。
優しくて、笑顔が綺麗で、そんな『君』に想いを寄せていたのに・・・。
いつの間にか、『貴方』を好きになってしまった。
けれど、゛あの時″の出来事が怖くて怖くて・・・、この想いを信じたくない。
『君』の笑顔と、『君』の努力が、誰よりも輝いてた。
そんな『君』に惚れてしまった。
『君』の目線は、僕だけを映してほしい。
誰にも・・負けたくない。
俺は『アイツ』が嫌いだ。
馬鹿で人一倍うるさくて、お人好しで笑顔を絶やさない『アイツ』が嫌いだ。
素直になんかなりたくない。
素直になったら、負ける気がするから。
小さい頃から、私は『貴方』が好きだった。
口が悪いけど、それが『貴方』なりの優しさって事は誰よりも知ってる。
私の気持ちに合わせなくてもいいんだよ?
素直になって。
「私は貴方が好き。だけど、一つの言葉・行動で誰かを傷つけてしまうのなら一人で生きていく」
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- Re: 緋色のムジュン恋愛帳【美弥乃ボイス公開!】 ( No.71 )
- 日時: 2014/04/29 13:59
- 名前: 杏月 (ID: ieojggCq)
気がついたら私は、学校の図書館で突っ立っていた。
何でこんな所に・・。
「何で素直にならないの? 口にした方が気持ちいいよ?」
美弥乃ちゃんだ。何て、悲しく今にも涙が出そうな瞳をしているのだろう。
もうちょっと覗いてみる。けど顔だけ見れなかった。
誰? 誰なの——・・・?
「これが俺らしくていいだろ? 今までこういう風で生きてきたんだ。
アイツを傷つけた。・・嫌いになっただろうな」
「馬鹿!」
珍しく彼女は怒鳴った。
何があったのだろう。もっと知りたい。知りたい——けど、近づこうとするたび二人は遠のいていく。
「・・待って」
分からない。何でこんな言葉を発しているのか。
「待って! 追いていかないで!」
その時、美弥乃ちゃんと一緒にいた人が振り向いた。
あれは——・・・。
「まっ・・・」
私の声が図書館で響いたが、美弥乃ちゃん達には届いていない。
自分の姿が消え、数秒後、その残った声も聞こえなくなった。
「———はぁはぁ・・・」
何で私はこんなに息切れをしているの? 変な夢でも見ていたのだろうか。
寝ていたはずなのに、気がついたら目が覚めていて、体から汗が出ている。夢・・・思い出そうとしても全く思い出せない。
「何なの、本当・・・」
耳に入ってくるのは、時計の針がチッチッと動く音だけ。時間を確認するとまだ一時、夜中だ。
不安というか、何故か胸騒ぎがしたが私はまた寝ることにした。
- Re: 緋色のムジュン恋愛帳【美弥乃ボイス公開!】 ( No.72 )
- 日時: 2014/04/29 18:10
- 名前: 七海 (ID: GudiotDM)
はい(((o(*゜▽゜*)o)))
こちらこそ(*^^*)
- Re: 緋色のムジュン恋愛帳【美弥乃ボイス公開!】 ( No.73 )
- 日時: 2014/05/02 23:01
- 名前: 杏月 (ID: ieojggCq)
*
「——昨日の事?」
そう沙空君に聞かれ、コクコクと頭を頷かせる。
休み時間に彼を屋上に連れ出し、あの事について話している最中だ。沙空君は何だか、分かっててわざと分からない振りをしている気がする。
「・・・もしかして凛羽ちゃん、その事でずっと悩んでたとか?」
「そう、なんです・・・」
やはりバレていた。少し化粧をして隈を隠していたのだが・・・。
変な夢(?)を見た後、すぐに寝ようとしたのだが、簡単には言う事を聞いてくれず、そのまま朝が来てしまったのだ。
「考えるも何も、そのまんまの意味なのに」
「その『そのまんまの意味』が分からないんですよ! ・・・本気なんですか?」
一番知りたいのはそれだ。いや、本当に知りたいのは沙空君の気持ちじゃなくて、自分の気持ちなのかもしれない。
結局、私は私の事を理解出来ずにここにいる。
「本気だよ。軽そうとかよく言われるけど、そーゆー事で嘘なんかつく程、馬鹿じゃないんだ」
「・・・」
確かに沙空君はいつも発言が軽そうに聞こえる。今だってそうだ・・。
その言葉も嘘なんじゃないかって、そう言ったら喜んでくれるんじゃないかって・・・。
「凛羽ちゃんは・・どうなの?」
「私は・・・」
聞かれる事は何となく予想はついていた。
しかしさっき言った様に、私は全く理解をしていないのだ。どう言えばいいのか・・・それさえ分からない。
- Re: 緋色のムジュン恋愛帳【美弥乃ボイス公開!】 ( No.74 )
- 日時: 2014/05/03 00:24
- 名前: セレスティア (ID: YohzdPX5)
ここっ、こんなにもすごい作品を書かれる御方が私の小説にコメントなんてぇっ!!
……………取り乱してすみません。。
えと、「華の君〜世界で世界で一番護りたくて、一番愛してる〜」(タイトル少し変えました)の作者のセレスティア、通称セレナです。
私、個人的にこういうストーリー好きです。
私は楓君好きです。
何か、似てたりするんです。
更新頑張ってください。応援してます!
- Re: 緋色のムジュン恋愛帳【美弥乃ボイス公開!】 ( No.75 )
- 日時: 2014/05/05 17:33
- 名前: 杏月 (ID: ieojggCq)
セレスティア様
あああ、コメ有難うございます!!
好き・・・ですか!?全然皆素直にならなくて、イライラしちゃう小説ですよ!?(←自分で言うな
楓君ですか〜。じゃあ、いい場面が書けるように努力します(`・ω・´)
更新頑張ります!
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