コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 雨のあと君と見た虹【コメ募集】
- 日時: 2014/08/09 18:39
- 名前: 瑠亜 (ID: KqRHiSU0)
いつからだろう?
暑くて溶けそうな天気で坂を何回も何百回登ったって
君しか考えてなかったこと
いつからだっけ?
隣の席になりたいってくじで一生の願いを込めていたのも
いつからなんだろう
独りのくせに、君のこと好きになったこの気持ち
登場人物 >>1
物語>>5
- Re: 雨のあと君と見た虹【コメ募集】 ( No.21 )
- 日時: 2014/08/16 01:43
- 名前: 瑠亜 (ID: GsLNLUDc)
「二択しかないんだよ?あっちゃんと話さないか…私を裏切ってあっちゃんと仲良くずーっと一緒にいるか…ねぇ…どっち」
誰なんだろう、この人は…
いるちゃんじゃないよ…こんな人しらない
「…2番だよ。…大体もっとあっちゃんと仲良くなりたいなら自分から積極的に
話せばいいのになんで…侑咲樹が」
すると、彼女は私を睨んでアイスを投げた
「意味わかんない」
不機嫌そうにそう言い切って衣瑠香は走って去って行った
侑咲樹はなにも悪いことしてないって言い聞かせた
なのに、本当にこれでいいのか…言葉を並び間違えたのだろうか
私は彼女と買ったアイスをパクリと食べた
「冷たい…」
一人は寂しいな…
次の日も次の日も
衣瑠香は私と関わるのを避けた。私もできるだけ避けた
昔オソロで買ったモノを捨てるか悩んだ
「お前ら喧嘩でもしたの?」
あっちゃんは鈍感だから、きっと衣瑠香の気持ちにも気づいていないのだろう
だけど、たまにそれが得と思う時がある
優しいし面白いあっちゃんだけど恋愛としては見れない
それが事実。
いるちゃんにはどう写ってたのだろうか…
それから、月日が立つと慣れるもので
高校も同じ。なのにもうなにもかもない
昔、3人で坂を登ったこと虹を見たことを思い出す
もう…言ったことは戻れない
ENDPart7END
- Re: 雨のあと君と見た虹【コメ募集】 ( No.22 )
- 日時: 2014/08/16 10:32
- 名前: 瑠亜 (ID: GsLNLUDc)
Part8 泣く
「っていうことなんだ…」
侑咲樹ちゃんと久佐田くんと榎木さんの
仲がようやく見えた
「侑咲樹ちゃん、榎木さんって何組?」
「え、あ…C組だけど」
言いに行こう、何を考えてたのって
きっと、答えがわかる
——すれ違ってないのかわかる
私は借りていた椅子を立ち上がって、まっすぐ榎木さんのところへ
向かおうとする
「ちょ、美爽ちゃん?」
止めようとする侑咲樹ちゃんは必死だった
だけど、このままじゃ私の気分がすまない
「榎木さん、榎木衣瑠香!出てきなさい!弱虫!お前の母さんでべそ!
ばーか!あほ!ちーび!」
「ちょっと、騒がしいわね…悪口を言われてるわ…大声で」
「出ましたよ、侑咲樹ちゃん榎木さん!」
「わ、わかってるよ、ちゃんと目見えるから」
「で、何の用なの」
「話し合いに来たの」
中学校の君らの過去のことを
「……とりあえず、落ち着いたところで話そう」
周りを見ればこっちを見ている同級生
「…そ、そうだね…」
そして、体育館の裏で話すことになった
まるで、昔のヤンキーみたいだ…。
「それで、なんのことを話すの?朝のこと?」
「…中学校のこと、なんで侑咲樹ちゃんにあんなこと言ったのか」
榎木さんは一瞬、驚き下を向いた
「…もうよそうよ、美爽ちゃん…答えはわかってるよ
どうせ…私のことなんて親友じゃないって思ってたのよ…」
侑咲樹ちゃんはそう言い切った。悲しそうに認めたくないのに…
「ち、違うよ!なんで、…なんで」
「絶交しょうって言葉はあなたから聞いた。私があなたのこと裏切ったってことになった言葉もあなたから聞いた…そんな簡単に言える人って親友だと思えないよ」
「…ごめんなさい」
「もう、遅いよ…もう許せないんだ」
「…ごめんなさい……あんなこともう言わないから…言わないから…もう一度友達になって欲しい」
「…なにそれ…いるちゃん可笑しいよ…避けてきたくせにそんなこと言うなんて可笑しいんだよ」
「…ちゃんと理由があるの…ねぇ聞いて」
「嫌よ、あっちゃんのこと好きだからとか言うんでしょ…そんなの私にとって理由にならない
もう、こんな話やめよう…絶交した仲じゃない」
つづく
- Re: 雨のあと君と見た虹【コメ募集】 ( No.23 )
- 日時: 2014/08/16 11:04
- 名前: フレンチ (ID: EhAHi04g)
瑠亜さんへ
初めまして。兄であるモンブラン博士におすすめと言われたので読みにきましたが、本当にその通りでした。
参照100突破おめでとうございます!これからもちょくちょく読みにきますので、無理せず書ける範囲で楽しく更新してくださいね(笑)「
- Re: 雨のあと君と見た虹【コメ募集】 ( No.24 )
- 日時: 2014/08/16 11:19
- 名前: 瑠亜 (ID: GsLNLUDc)
おー!コメントありがとうございます!
読んでいただいてとても嬉しいです!楽しく更新頑張りますw コメント本当にありがとうございますw
参照100突入祝いもありがとうございますwm(*_ _)m
- Re: 雨のあと君と見た虹【コメ募集】 ( No.25 )
- 日時: 2014/08/17 18:01
- 名前: 瑠亜 (ID: GsLNLUDc)
侑咲樹は榎木さんに背を向けた
「…ばいばい」
どこか、行きたくないけど無理していう感じだった
「ま、待ってよ侑咲樹ちゃん」
それを追いかける私。
榎木さんをちらり見た。
言いたいのに言えない、涙を堪えるような感じだった。
この二人はすれ違っている気がする…
答えは誰が持っているのだろう…真実は…
私は関係ないのかもしれない…でもどうにかしたい
「…ごめんね、侑咲樹ちゃん」
「…美爽ちゃんのせいじゃないよ」
振り返り私をみて無理に笑う彼女を見るのが辛かった
こんなの望んで、榎木さんのところに乗り込んできていない
私は本当に正しかったのだろうか…。
「私、帰るね…家の手伝いしなきゃ」
手を振って侑咲樹ちゃんは私に背を向けた。
彼女が見えなくなった…
「…鹿部さん何してる?」
ひょこっと私の後ろから、私の顔を覗く久佐田くん
「え、あ、え、い、いやなんでもないよ」
動揺してしまった、あぁあああーあたしもう少し可愛く驚けないのかな
「…本当に…?」
心配そうに私を見る。なんだか、嘘つけないよ…
涙が出そうになった…私は関係ないけど…
苦しむ侑咲樹ちゃんを見るのは嫌だった
いくら、彼女が私のせいじゃないよって言っても…私は思う
ほんの少しでも私のせいだよって…
「…く、久佐田くん…」
私は彼に抱きついて泣いてしまった。
人気のない、廊下で
一瞬驚いた彼だが…優しく私より大きい手で頭を撫でてくれた
ENDPart8
この掲示板は過去ログ化されています。