コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 雨のあと君と見た虹【コメ募集】
- 日時: 2014/08/09 18:39
- 名前: 瑠亜 (ID: KqRHiSU0)
いつからだろう?
暑くて溶けそうな天気で坂を何回も何百回登ったって
君しか考えてなかったこと
いつからだっけ?
隣の席になりたいってくじで一生の願いを込めていたのも
いつからなんだろう
独りのくせに、君のこと好きになったこの気持ち
登場人物 >>1
物語>>5
- Re: 雨のあと君と見た虹【コメ募集】 ( No.11 )
- 日時: 2014/08/10 14:05
- 名前: 瑠亜 (ID: KqRHiSU0)
深呼吸をする。
なんで、こんなにも…こんなにも
——久佐田くんが頭から離れられないんだろ
「どうしたの?美爽ちゃん」
侑咲樹ちゃんとお弁当を食べながら話しているのに
自分ったら久佐田くん久佐田くん…失礼にも程がある
「ううん…なんでもない」
むしゃむしゃと手作りのおにぎりを食べる自分…
久佐田くんはなにを食べてるんだろう…
ってあーー!また考えてる!
あたしのバカ野郎!
勢いよくおにぎりを食べる
「げほっごほっ」
「あーあ、むせちゃったじゃん はいジュース」
「あ、ありがとう侑咲樹ちゃん」
考えるのやめようと思ったのに…って、このジュース…
なんか変…
「げほっけほっな、なに、味なのこのジュース?」
「唐揚げ味だよ」
満点な笑顔で言われると不味いなど言えない…。
「へ、へぇ、珍しい味だね…」
「まだ、カバンの中にもジュースあるからそのジュースあげるよ」
「わ、わーい嬉しいなあ…」
偽りというものは人の為に偽るから偽りという
字が生まれた
まさに、私は侑咲樹ちゃんの笑顔のために
偽ってしまった。
「今日の雨、すごいね」
「うん、晴れそうにないよ」
「侑咲樹ね…お友達いなかったんだ」
突然の侑咲樹ちゃんの発言にびっくりした
なんで、いきなり?
「頭がいいし、なんでもできる完璧人間!だから、私の隣で答えやどう行動すればいいか教えて!っていつも言われてる気がして…寂しかった、慣れたけど…寂しかったんだ…だから、本当の友達ができて、侑咲樹嬉しいんだよ…ありがとう、美爽ちゃん」
彼女はもう1個の唐揚げ味のジュースを取り出し
飲みながら私に言う
「私はね、クラスのみんなから嫌われてた気がして高校生活なんてもう地獄だって…ずっと考えてたんだよ…こっちこそ、侑咲樹ちゃんが友達になるって言ってくれて本当に嬉しいんだよ…」
つい、おにぎりを食べながらしょっぱい涙を流す
「な、泣かないでよ、侑咲樹まで泣けてきちゃうから」
そういいつつ、もう泣いている侑咲樹ちゃん
「ははっ、侑咲樹ちゃんの泣いてる顔、変だよ」
「はははっ、美爽ちゃんだって おにぎりの米粒付きながら泣いてるの変だよ」
お互い、おっかしい泣いてたのに笑う
より一層おにぎりが美味しく思えてきた
お昼ご飯の時間。
Part3end
- Re: 雨のあと君と見た虹【コメ募集】 ( No.12 )
- 日時: 2014/08/10 21:15
- 名前: 瑠亜 (ID: SkZASf/Y)
- 参照: http://www.kakiko.info/upload_bbs/data/img/2951.jpg
イラスト書いてくださりました!
本当にまいなさんありがとうございます!(´;ω;`)
- Re: 雨のあと君と見た虹【コメ募集】 ( No.13 )
- 日時: 2014/08/11 02:23
- 名前: 瑠亜 (ID: SkZASf/Y)
- 参照: http://www.kakiko.info/upload_bbs/data/img/2951.jpg
Part4 虹
雨が少し止んできた、それと同時に授業終わりのチャイムが鳴る
いよいよ、放課後。
必要かもしれないと思った折りたたみ傘はいらなかったのかも
「侑咲樹、すぐ家帰らないと行けないからバイバイ」
と、侑咲樹ちゃんが私を呼んでわざわざ言いに来てくれた
「…さてと、帰るか…」
机に置いてあった、自分の荷物を手で持った
「あ、鹿部さん」
「あれ、久佐田くんまだ帰らないの?」
「うん、相談所立てたから」
ああ、この前言ってた放課後に現れる相談所ね
意外に久佐田くんやる気まんまん
「だけどさ、相談に乗ってっていう人今のとこといないみたいだよ…」
少し、がっかりする顔をする久佐田くん
ふぁ、ファイトと心で励ます
「よかったら、鹿部さん…相談にのろっか?」
「え、あ、わ、私?」
いきなりの発言に戸惑う
相談すること…あるかな…。
「…あのね、最近頭から離れられない男の子がいて、その人はとっても優しくて、知れば知るほど知りたいって思っちゃうんだ…」
名前は出してないけど、久佐田くんのことをいう
バレないか少しドキドキ気分
「へえ…鹿部さんも恋するのか」
恋?あたし…そんな気持ちになってたんだ…
久佐田くんに相談してるけど
久佐田くんに恋してたんだ…
今から思うと顔が赤くなって熱い。
久佐田くんはふと窓を見た
「あ、雨完全に止んだよ…」
窓の奥を見れば、虹があった
「虹が出てるね…」
「ほんとうだ、虹俺好きなんだ」
「へえー、確かに綺麗だもんね」
この気持ちが好きという気持ちなのかな…
同じ虹を見ていて、時が止まればいいのにって
やっと、気付いた自分の気持ち…
これって好きっていう気持ちなんだね
つづく
- Re: 雨のあと君と見た虹【コメ募集】 ( No.14 )
- 日時: 2014/08/11 11:34
- 名前: 瑠亜 (ID: SkZASf/Y)
- 参照: http://i1.pixiv.net/img147/img/kylakawaii2000/45258947.jpg
恥ずかしいながらも自分もミニチュアですが書きました!
鹿部さんと久佐田くんです♪
- Re: 雨のあと君と見た虹【コメ募集】 ( No.15 )
- 日時: 2014/08/11 13:30
- 名前: 瑠亜 (ID: SkZASf/Y)
- 参照: http://i1.pixiv.net/img147/img/kylakawaii2000/45258947.jpg
「好きな人の相談…またしていいかな?」
彼は私を見て少し驚いた様子だったが、微笑んで
「うん…もちろん」
ドキッとした
久佐田くんきっと、気付いてないだろうな…
「好きな人の話してもらってもいい?」
「え、あ…その人はね…人の事ちゃーんとわかってて、優しくて、かっこよくて…気付いたら好きになってた」
「…なるほどね…応援するよ」
少し、もやっとした…期待してたのかも
他の男の子好きな私を止めるなんて…そんなのないか…
「うん、頑張る」
無理矢理、笑顔を見せた…これでいいんだろうかと少し疑問に思ってしまった
Part4END
この掲示板は過去ログ化されています。