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【戦国】殿と家臣と【短編集】
日時: 2015/03/12 17:02
名前: 捨駒 (ID: H65tOJ4Z)

いらなくなった小説を全てロックして、今度こそきちんと完結できる作品を作りたいと思います。

頑張ります。

この小説は、作者の趣味が合わさっております。
なるべく忠実に合わせますのでどうかお願いいたします。
おかしいよ!って思ったときは、モニターを閉じて、どうぞ、海の見える丘へ行ってください。

特にあとは…無いですね。



目次

先駆け時代→>>26
織田時代→>>2>>15>>18>>19>>22>>25
秀吉時代→>>1>>5>>4>>6>>7>>8>>21>>27>>13>>14

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Re: 【戦国】殿と家臣と【短編集】 ( No.7 )
日時: 2014/12/07 21:44
名前: 捨駒 (ID: 9/mZECQN)



「若ァァ!!」
「消え失せろォォ!!こじゅろうたいさーん!!」

キックをかまし、畳に打ち付けられる家臣の隣でその親は微笑んだ。

「んふふ…今日もいい天気だなァ…」

のびてしまった小十郎に梵天丸は痰を吐く。輝宗はモサモサとした頭を掻き上げて痰を吐かれた小十郎に目を落とした。

「梵は凄いねー。きっと、天下も取れるハズだよォ。」
「フン!こんなのとはランクが違うのよ。」
「うふふ。竺丸にも負けちゃダメだよー。」
「承知いたしました!必ずや、梵が父上をも凌ぐ大名になります!」

小十郎は思っていた。

「…殿。いつまで寝ているのですか。」
「えぇ?後、四千年くらいかなー。」

あの頃の誓いはどうしたのだろうかと。

目の前にいるこれが主君であり、独眼竜として名を馳せている奥州の覇王・伊達政宗だとは微塵も思いたくなかった。

「今では輝宗様も居ないんです。」
「父上は、俺の右目で眠っている。…なんてねー。フハハ。」

自ら、父を撃ったとはいえども、弟を殺したともいえども、母を追い出したとはいえども、失うものが無くなった政宗はこの様に怠けてばかりいるのだ。

この奥州に、米沢に不安を抱くものは数多くいた。

「頭に来た。」
「重ちゃーん。どこいくのー?」
「…出てく。」
「え?」
「出てくつってんだろうがァァ!!この、腐れイタチ野郎めェェア!!」

走る重実を追いかける気力も無く、膝をついた。
少しだけ、小十郎も心を入れ換えたかと期待した。

「お前もイタチじゃん…」

小十郎は激怒した。殿には家臣の心が分かっていないと、三時間程説教した。

Re: 【戦国】殿と家臣と【短編集】 ( No.8 )
日時: 2014/12/08 10:04
名前: 捨駒 (ID: gM3fL3C0)


怒る小十郎を無視し、調理場へ足を運ぶと大量の芋と枝豆。

「…ごじゅ、うるせーしなんか作るか。」




「そして、こうなったと。」
「まあな。うまいぜー、青のりとも合うし、南蛮から伝わったちょことも合う。塩をかければもっとうまい!」
「アンタ。馬鹿ですか。」

大量にあった芋をふんだんに使った。悪く言えば、アホぐらいてんこ盛りにされた薄切りの芋を揚げたもの。香ばしい香りはなんとも言えないが、また伊達家の兵糧が無くなったのかと思うと小十郎は涙が出てきそうになった。

横に並べられた緑色の餅はなんとか食べられそうだが、肝心のこの芋の素揚げをどうするかが悩みの種だ。

「とうっ!」

いきなり聞こえる声は上から勢いよく降り、積み上げられた書物の上へバランスよく着地する。

「お前は…」

「名前はと聞かれたら!答えてあげるが世の情け…」
「前田慶次!」
「直江兼続!」

右側に立つ、からの大きな男は派手な着物を着崩し、煙管を懐から取りだしお構い無くに吸う。
その左にはきっちりとした着こなしだが、髪を高い位置で結い、顔に派手なペイントを施した男。

「戦乱の世駆ける二人には!」
「景勝様の作られる、清い明日が待ってるぜ!」

拍手をして喜ぶ政宗に直江は照れ臭そうに言う。

「別に、お前らが困ってそうだから来てやったとか…違うからな!」

相手はあの前田慶次と直江兼続。
小十郎は一応、刀に手をかける。

「あー怒んないで。」
「…は?」

表情を一気に崩した慶次に首を傾げる。山盛りの芋の素揚げを指差し笑いながら言った。

「それさ、欲しいんだよ。美味そうだし。」
「…どうします?毒でも盛りますか?」
「おい、丸聞こえだぞー。」

警戒する家臣をよそに、政宗はどこかへ走っていく。目を丸くした二人に小十郎はお茶を出し、一応だが客室へ案内した。
暫くすると半分ほどを詰め込んだ大きな箱を差し出して青のりとちょこを別の容器に移したものを渡した。

「また今度、塩おくってよ。」
「おう!」

という微笑ましい事情のもと、三成にぽてちが渡りました。

政宗がずんだ餅を作ったという事実はありますが、ぽてちは作っていません。

「……あ。」

『重実の事、忘れてたわ…』




Re: 【戦国】殿と家臣と【短編集】 ( No.9 )
日時: 2014/12/28 16:40
名前: 餃子女 (ID: wxXAjABh)

どうも。
餃子女です…。

捨駒さん、いかにも歴史大好き人間ですね!!

かっこいいし、文も面白いですw

あの…おすすめの本で、「清須会議」というんですが…お勧めです。

是非機会があれば手に取って見てください!

Re: 【戦国】殿と家臣と【短編集】 ( No.10 )
日時: 2014/12/08 22:40
名前: 捨駒 (ID: /XK1VBbn)

餃子女様→

あれ?お久しぶりです…かな。違うかな。

清洲会議、この前テレビでしてましたよね!なんか、戦が起きるのかなー、と、思いきや、豊臣秀吉がなんか柴田と敵対している話でしたね…
うーん、戦が見たかった←

はい!歴史が好きですねー(*´ー`*)
読めば読むほど新しい解釈が出来るものもあり、驚かされる事もある。これ以上語るとウザいので自重します。

文は格好いいだなんてそんな、眠たかったからかな?
面白いのは多分手抜きだからだと…あの、読者につっこませるタイプの奴です。(≡^∇^≡)

Re: 【戦国】殿と家臣と【短編集】 ( No.11 )
日時: 2014/12/08 22:58
名前: 餃子女 (ID: wxXAjABh)

ですよね。

おひさしぶり…ですよね??多分…(大分失礼)



戦…

燃えますな。えぇ。

私は戦国〜江戸が好きでして…

戦国の驚かされる戦術と戦略が好きです……裏をつく所等々…
江戸はやっぱ幕末の新撰組…!!はっ))
すいません。口に強制ガムテ。。。

突っ込むタイプ、私は見てて好きですよ!!!

うむ…捨駒さんのおかげで歴史人物が覚えられそうです。
まぁ、まだ学校では鎌倉なんですがww



では、更新頑張って下さい!
応援してます!!


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