コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 青龍〜10人の仲間〜
- 日時: 2015/08/12 20:35
- 名前: 葵 (ID: ar61Jzkp)
久しぶりに書きます。
少しでも皆さんのお暇つぶしになれればと・・・
今回も逆ハーなのですが、ギャグ風味もあるので楽しんでいただければ。
よろしくお願いします!
登場人物
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プロローグ
<<4<<5
1章
1話【始まりの合図】
<<6<<7<<8<<9<<10<<12<<20<<21<<24<<25<<26<<27<<29
1話・完
2話【ネガティブ男子は最初の友達】
<<34<<38
- Re: イケメン警備隊 ( No.5 )
- 日時: 2015/08/08 11:17
- 名前: 葵 (ID: ar61Jzkp)
「あれあれ〜。薫おきたんだ〜。おは〜」
「かおるんおはようー!っていうかかおるんはやらないんですか?・・僕はやりますよ、ほーちゃんがなんか企んでそうですが」
「・・・・・・・・面倒・・・・」
「お前らしいな」
「・・・・・・・・・うるさい」
夕暮れ時の街に鐘が鳴り響く。
それが始まりの合図なのか、まだ誰も知らない。
- Re: イケメン警備隊 ( No.6 )
- 日時: 2015/08/12 11:53
- 名前: 葵 (ID: ar61Jzkp)
1話『始まりの合図』
廊下をバタバタと走る音が響く。迷いのない足音は、一直線にある部屋の前まで来ると、次いで勢いよく扉を開ける。
『なんじゃい、この辞令はぁぁぁぁぁぁぁあああ!!』
バシーーーンと扉を開ける音と共に、大音量の声が部屋に木霊する。
「ちっ・・・・来たか」
『え?え?ちって何!?何で舌打ち!?っつーか言いたいことありすぎて何から言えばいいのか分からないんですけどぉぉぉぉぉおおお!!』
「あーもーうっせぇな。とりあえず黙れ。そんで俺様の言うとおりに動け。いいな姫咲。ちなみに却下も意見も意義も意味をもたねぇから」
『理不尽だ横暴だ!何様だっつうの!』
「琢磨様」
ソウデスヨネー。
何様俺様、タクマ様こと東雲琢磨は一応私の師匠だ。流れる金髪、濃紺と赤のオッドアイ。そんでもって超絶美形の俺様男。・・・あれだな、外見にいいとこ全部もっていかれて中身最悪っていう王道パターンだ。・・・口に出しては言えないけど。
- Re: イケメン警備隊 ( No.7 )
- 日時: 2015/08/08 15:02
- 名前: 葵 (ID: ar61Jzkp)
話を戻すが、こいつは見た目通りの俺様野郎だ。言い出したら、絶対に引かない。ってことはもうこの辞令は撤回できないわけで。
『あー話になんない・・・・』
「っつうかてめぇも師匠に対してそんなエラそうな口を叩いていいと思ってんのか?殴んぞ」
最後のセリフにドゴッと鈍い音が被る。
『ふぎゃっ!!殴るぞって既に殴ってるんじゃん!!』
「うっせぇもう黙れ。じゃねぇーとこの場でチューすんぞ」
『ひいいぃぃぃっ!!すみませんすみません』
「・・・・・・そこでおとなしく謝られると腹立つな。マジでチューしてやろうか?」
『ぎゃあ!いらない!つっうかお互い嫌な傷を残すだけじゃん!』
「いやー俺って嫌がられるほど燃えるんだな、これが」
『ぎょえー!!近い近い近い、異様に顔が近い!!』
唇と唇が触れ合う魔の瞬間まであと少し・・・・・
- Re: イケメン警備隊 ( No.8 )
- 日時: 2015/08/08 16:40
- 名前: 葵 (ID: ar61Jzkp)
スッパーーーーン
「いっつ!」
「いい加減にしてくださいね、琢磨」
左手にハリセンを持った(利き手左だったんだ・・・)、これまた美形が目の前に立つ。すっきりとした長さの灰色の髪に、深紅のメガネを掛けている。彼は籐堂白、師匠の部下というか、お目付け役だ。
「おい白。何で俺様が殴られなきゃならんのだ。このアホ娘を殴れよ」
『あ、アホーーーぉぉぉぉおお?それはあんたじゃ・・』
スッパーーーーン!!!
壁を勢いよく叩く。
「僕の言うことが聞こえなかったんですか・・・・黙らなねぇと、次は鼓膜破んぞ・・・」
『はいっ、すみません!!』←(白さん、裏の顔出てるぅぅーーー!!)
「ちっ」
白さんはにっこりと笑ってハリセンを【能力】でしまう。白さんの能力は『物体出現』。出現と言っても消失もお手のものととても綺麗に笑って言われた。その笑顔に、嫌な汗をかいたのは言うまでもない。
- Re: イケメン警備隊 ( No.9 )
- 日時: 2015/08/08 17:27
- 名前: 葵 (ID: ar61Jzkp)
ひとつゴホンと咳をたてて話を続ける。
「アホ娘だかバカ娘だかチビ娘だがはどうでもいいんですよ。琢磨、貴方姫咲に辞令の事をきちんと話したんですか?」
『あのぉ・・・白さん。それって地味に悪口ですよね、チビ娘って・・・・』
師匠は頭をガシガシと掻きながら、だるそうに口を開く。
「あー言った言った。とりあえず辞令の通りだから」
「そうじゃないでしょう。向こうの隊の内情とか町の状態などは話したんですか?」
『バカ娘って・・・・』
「はぁ?別にたいした説明はいらんだろ。行きゃあイヤでも分かるんだし」
「そういう問題じゃありません。説明しないせいで後々問題が起こったらどうするんですか。後始末は僕がする事になるんですよ?面倒事は嫌なんで」
『アホてアホ娘なんて・・・』
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