コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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生まれた星が悪かった!
日時: 2015/10/15 19:39
名前: あずさん (ID: uWXzIoXb)


おてんばで活発な和国の姫・メイリィ。
王子の婚約者候補としてやってきたレイジュ王国では、正直王族から迷惑がられてるけど気にしない!

だが、そんな彼女に思わぬ事態が!!

ってカンジの話ですが、そこまでドロドロしておりません(ちょっとダークかもしれないけど)!
元気なお姫様がめっちゃ奮闘したり、助けてもらったり、迷惑おかけしたりすると思います!しっかりラブコメ要素いれちゃいます!

あたたかーーく見守ってください!

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Re: 生まれた星が悪かった! ( No.14 )
日時: 2015/10/29 19:47
名前: あずさん (ID: uWXzIoXb)


第10話「俺の苦悩も分かってくれよ、と言いたいです・・」



この王国で生まれて18年になる。第2王子として、小さいときから様々な勉強をしてきた。
礼儀やマナーもしっかり学んだ。

けれど…王家に生まれた自分には、小さいときから親同士が決めた婚約者がいた。
メイリィ・ポルメリア。それが俺の元・婚約者。

姫様としてはあまりに常識はずれな少女だった。和国の女性というのはおしとやかで誠実なイメージがあったが、彼女の陽気で活発なあの性格にはさすがに驚きを隠せなかった。
廊下を思いっきり走ったり、窓から飛び降りたりと自分が子供の時でさえそんな行動はしなかったというのに、女子でありながらしかもあんな動きにくそうな着物を着ながら走り回るのだ。


俺は王国の将来をいつも考えていた。だから幼い時から勉強には力を入れていた。
なのに、自分が必死に勉強しているすぐ近くで、いつも彼女は自由に動き回っていた。
そんなのを見ると、必死こいている自分が馬鹿らしくなって勉強が無意味に思えてくるのだ。
いや、本当は無意味なはずじゃない。けれど、彼女を見ていたら自分まであんなふうになりそうで気が引けた。

家来や王族たちにもたくさん迷惑をかけているのに、そんな彼女と本当に結婚なんてしてしまったら、この国の将来は本当に大丈夫なのだろうか。
いつからかそんなふうに考え始めていた。

もっと誠実で、優しくて、穏やかな———そんな女性となら生涯を共に歩んでいきたいと思った。


そんな中自分の前に現れたのは、同じ学校に通うマリーネアという少女だった。
彼女は、自分が求めている女性そのものだった。
交流していくうちに話は合うし、彼女がどれだけ善良な人なのかも実感した。

———彼女なら…。とさえ、時々願った。



そうして、ある日…その願いを明確にさせる日がきたのだ。

メイリィがこの王国を陥れようと目論んでいたこと——。
そして、マリーネアに陰湿な嫌がらせをしていたこと———。

すべてが覆った。

親同士が決めたことだから、王家の未来のためだから———。
そんな概念はすっかり消え去ってしまったのだ。

やはり婚約者にするべき相手はもっと他にいるのだ———そう、それはきっと…。
そう思い、勢いとともにメイリィに「婚約破棄」を言い渡した。


でも仕方ないと思った。彼女は駄目だと信号が鳴っていたのだから。

いつも陽気に笑って、本当の姿なんて見せようともしなかったのだし。




昔、一度だけ見たあの涙なんて…どうせ見間違えに決まっている。

Re: 生まれた星が悪かった! ( No.15 )
日時: 2015/10/29 20:00
名前: ぱすてる∞ (ID: Q.pGZPl6)

マジですか!ロッカさん速達で来ますか!わーい!!

あ、わたしのとこの題名は『金色の魔女とオオカミ』です。
今自分のなかでは第一章書いてるつもりなんですけど、
一章からごちゃごちゃしすぎたかなぁって悩み中です((
こんなカス作品でもよければ、見に来てみてください…。

メイリィが、泣いた…!?
わー、なんでだろ。。。次が気になります!

Re: 生まれた星が悪かった! ( No.16 )
日時: 2015/11/01 19:28
名前: あずさん (ID: uWXzIoXb)


第11話「雨にもまけず風にもまけず下っ端家来にも負けず!上」



「なぁなぁ聞いたか?あの問題児の姫さん、城の外にある塔に監禁されたんだってよ!」

下っ端の家来たちが中庭でそんな話をしていた。

「なんでもこの王国を破滅させようとか何とか。それがバレて王子にはフラれ自分は刑が決まるまで監禁だとよ」
「ははは!本当かよ!不幸な話だな」
「ざまぁみやがれだとは思うけどな!俺たちもどんだけあの問題児な小娘に振り回されたことか」
「だよなぁ。姫君だからって調子乗って暴れてたもんなあの娘」

口先から出る言葉はもうメイリィの悪口だけ。

「なぁ今度、ちょっと悪戯しにいこうぜ。どうせ城から離れてるし人は寄り付かない場所だろう」
「賛成。今まで散々俺たち家来を振り回したんだから、少しは仕返ししてやんねえとな」


話がだんだんとよからぬ方向へ進み、ろくでもないことを考え始める家来たち。



そして数日がたち———



「よっし!これで完璧だ!脱出作戦その1!オサルの利用する小さな穴を大きくして脱出しようの巻!」

あらかじめ賢いオサルに城の中からノコギリを持ってきてもらっていた。
昨日の晩から汗水たらして隅っこにある小さな穴をどうにかこうにか広げることに成功。

「ぃよーし、これなら私も通れる!あとはオサルに地上まで降りてもらって私がこの紐を垂らして降下すれば完璧!」

オサルとハイタッチして大きく笑い声をあげる。
脱出したらひとまず和国に帰還しよう。
そのためにも食料をたくさんリュックに入れておこう。
オサルが取ってきてくれた新鮮な果実たちを一つ一つ入れていく。

「準備完了。では、参るぞオサル」

そう言うとオサルは小さく頷き、テクテクと穴のほうへ向かう。
メイリィもリュックを背負ってオサルの後ろをついていこうとした。

しかしその時だった。

「ん?なんか人の声が聞こえる」

オサルに「待って」と呼びかけ、窓にある鉄格子からじっと外を見た。

「あ、ここだろ。あの小娘が監禁されてる場所」
「へえ、ずいぶんきったねえ場所に閉じ込められてんなあ」

4,5人の家来たちが塔の下に集まっている。

「せっかく脱出のチャンスだと思ってたのに、邪魔が入ったかぁ」

気落ちするもすぐに立ち直り、家来たちの動向をうかがった。

「とりあえず石でも投げとくか?」
「フハハハ。幼稚な考えだな」

家来たちの会話にビックリするメイリィ。

「石を投げる?え?それ私が標的だったりする?」
「アイ〜?」

オサルと一緒に首をかしげる。
と、そうしているうちに塔の下にいる連中たちが会話を繰り広げる。


「だけどそんなことして泣かねえかな?」
「大丈夫だろ。いたーいとか言いながら笑ってんじゃねえのあの小娘なら」
「それに城からずいぶん距離がある。泣いたところで気づく奴はいない」


どう聞いても確実に自分へこれから嫌がらせをするであろう会話。
メイリィは鉄格子を握りしめる手に力が入った。


「…城に仕える者があんな低脳な人間なんて」


少しのショックと不安が込みあがった。それでも払拭し、いつもの笑みを浮かべる。


「舐められたもんだね和国の姫も。小娘一人だと思って甘く見られちゃ困りますなぁ」


メイリィがオサルと目を合わせる。
彼女のアイコンタクトから何かを察したオサルは、パッとその場から走り去る。




「ささやかな悪戯をしてあげますか!」



腕組みして、真下にいる家来たちに強い笑みを浮かべた。



Re: 生まれた星が悪かった! ( No.17 )
日時: 2015/11/01 19:36
名前: あずさん (ID: uWXzIoXb)


ぱすてる様


ぜひぜひぜひ見に行きます!!!!
ゴチャゴチャしちゃうの分かります!!
私も今まさにそんな感じで、全然ストーリー進められなくて
困り果ててすごい泣きそうな気分です!(笑)

でも諦めずお互い頑張りましょう!!
たぶんどうにかなりますよ!プラス思考!(適当すぎですいません)


では更新頑張ります!今度ちゃんと訪問しにいきます!

Re: 生まれた星が悪かった! ( No.18 )
日時: 2015/11/02 20:54
名前: ぱすてる∞ (ID: Q.pGZPl6)

メイリィの悪戯とかすごいこわそうですね笑

泣きそうですか!
私は泣きを通り越してもはや笑いですよ!!あ、ニホンゴガ…((

私はもう時々…っていうか三回に一回くらい番外編いれてますよ!!
うん、どうにかなりますよね!ぽじてぃぶ×2!!

じゃあ、お互い頑張りましょー!


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