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亜湖と龍牙の恋愛模様
日時: 2015/10/25 06:39
名前: 星飯 緋奈 (ID: uLBjsRTH)


初めまして!というか、羽柴第一学園の日常を読んでくれた方は知っていると思いますが、イナですね。はい…
名前を変えたくて名前を変えました!
ですが、羽柴第一学園の日常では引き続きイナとして頑張ります。
登場人物は、今の所こんな感じです

湯堅亜湖
名木雪楽
雨匙龍牙

増やしていく予定ですが、こんなキャラがいてもいいんじゃない?といったリクエストも受け付けていますので、よろしくお願いします!

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Re: 亜湖と龍牙の恋愛模様 ( No.1 )
日時: 2015/10/25 06:44
名前: 星飯 緋奈 (ID: uLBjsRTH)


湯堅亜湖は、レイゼル学院中等部の生徒である。レイゼル学院は理事長が外国人であるので、外国語に力を入れる学校である。
そんな学院に通う亜湖には、親友がいる。
名木雪楽という少女だ。
そして、亜湖は好きな人もいる。それが、レイゼル学院の姉妹校である香凛学園の生徒である雨匙龍牙である。
「亜湖って、まだ龍牙君の事が好きなの?」
「うん…たらしっていうのは知ってるんだけど、ねぇ…」
「諦めきれないのね。分かるわぁ」
雪楽は、そう言ってうんうんと頷いた。雪楽は、レイゼル学院の高校生、街切えつらに恋をしていたが、彼が同学年の街上識華と付き合っている事が分かり、密かに失恋してしまったのだ。
だが、今も諦めてはいないらしい。
「でも、龍牙君って、以外と鈍感なんだよねぇ。たらしだけど鈍感。ある意味凄いのよ、彼。」
「そうなの?」
亜湖は、龍牙に恋をするまで、全く恋話や恋愛とは無縁だった。告白される事はあっても、全て断っていたし、恋愛=つまらないものという印象だったからだ。
「やっぱり、恋する乙女経験が浅いねぇ」
「恋する乙女経験って…」
「まぁそれは良いとして。たらしって、次々に恋愛相手を変えるわよね?でも、鈍感な人は、自分に好意を持ってもらってもあんまり気がつかないのよ。言ってしまえば、亜湖みたいに無言で好きって言ってても一切気がつかない、ってことよ。」
そう言い切って、雪楽はチョコレートのお菓子を口に運んだ。亜湖はつられて、いちご味の飴を口に含む。
「でも…龍牙君にはなかなか会えないわけだし、メールとかでしか、連絡とる方法ないから。はっきりと好きって言うのは、恥ずかしいからいいにくいし…」
亜湖は、そう言って口の中の飴を噛み砕いた。それに苦笑しつつ、雪楽は亜湖にアドバイスをした。
「なら、龍牙君を呼べばいいんだよ。メール出来るならさ。というか、LINE交換すればもっといいと思うけどなぁ」
「え⁉︎無理無理!恥ずかしくて出来ないよ!」
「だーかーらー‼︎そんな風に奥手になってるから、龍牙君に気がつかれないんだよ?」
雪楽は、龍牙の幼馴染みである。龍牙が鈍感で、流されやすい性格で、すぐ飽きられるのなんて、最早呆れるほど見てきた。そして雪楽は、亜湖の恥ずかしがり屋も、恋した相手には振られない限りずっと一途である事も知っている。だからこそ、
「今度の休日、龍牙も誘って、遊びにいく?」
「…うん。龍牙君が来るなら」
頬を赤らめて答える亜湖に、雪楽は苦笑した。

Re: 亜湖と龍牙の恋愛模様 ( No.2 )
日時: 2015/10/25 06:47
名前: 星飯 緋奈 (ID: uLBjsRTH)

香凛学園に通う雨匙龍牙の部屋は、決して綺麗とは言えない部屋であった。だが、床はピカピカに磨きあげられ、机の上にもほとんど何も置かれていない。汚いのは、本棚と、ベッドくらいである。
机に向かい、課題を済ませている龍牙の手元にある携帯が電話が来たことを知らせる。
「もしもし?」
『あ、もしもし。龍牙?』
「僕のケータイなんだから、当たり前だろ?で、なんだ?」
『えーとね。今度の休みに、どこか遊びに行かない?』
「あぁ…はぁ⁉︎」
いきなり電話してきたと思えば、遊びの誘いとは…
龍牙は呆れた。そりゃもう呆れた。
何故って、レイゼル学院も香凛学園も、立派な進学校であるからだ。
「あのさ、雪楽。テスト近いんじゃ…」
『亜湖が来るって言ったら?』
雪楽が笑っているのが、電話越しでも分かる。からかっているのだ。
だが、龍牙は自分の顔が火照るのを止められたなかった。
学校が違う。ただそれだけで、会えない。それが、龍牙が恋する亜湖という人物なのだ。
だから…
「分かった。行くよ。」
『本当?やったー!これで亜湖も喜ぶね!』
雪楽は、また連絡するね!と言って通話を切った。
「やばいな。亜湖さんが来るのか。テスト近いけど、たまには遊びに行くのもいいかもな」
龍牙の頬が赤く染まっていく。なにせ、亜湖は初恋の相手だからだ。今まで、告白されて断るのが辛かったから、告白を受けてきた。だが、本当に好きな人がいる。だから、彼女ができても亜湖の事を考えている。それを悟ってか、付き合ってもすぐ振ってくる女子が殆どである。
本当の気持ちを、亜湖に伝えたかった。だから。
「こ、告白、しようかな…」

Re: 亜湖と龍牙の恋愛模様 ( No.3 )
日時: 2015/10/25 08:16
名前: 杏莉 (ID: AuOiXVj/)

私の小説に来ていただきありがとうございます。

とっても、素敵な作品ですね!

しかも文才力がある………………欲しい(((


では、更新ファイトです!


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