コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- two
- 日時: 2015/12/21 21:54
- 名前: lucky man (ID: T1OugAgl)
どうも。lucky manです。
小説を書き始めてはやめ、
書き始めてはやめ、な私ですが
懲りずにまた書き始めます。
(小説と呼ぶべきなのか
定かではありませんがね。)
今回は二人の青年のお話。
「暇で仕方ないっ」
という方だけ読んでください。
それでは。
- Re: two ( No.14 )
- 日時: 2015/12/27 00:45
- 名前: lucky man (ID: T1OugAgl)
「ただいま。」
「おかえり〜。」
ソファに座ってるカイト。
「何でいるんですか?」
「ねえ、お腹すいた。」
僕は貴方の保護者ではないのですが。
「ダメ?」ウルウル
「・・・何食べます?」
「うーんとね、
キョウの得意料理が食べたい。」
それならハンバーグでも作ろうかな。
「野菜も食えるから心配しないでね。」
お、大人相手にそんなことを
本気で心配したことありません。
野菜ぐらい普通は食べられます。
- Re: two ( No.15 )
- 日時: 2015/12/27 13:34
- 名前: lucky man (ID: T1OugAgl)
もぐもぐ。
「美味しいねぇ。
キョウは実家でも
料理やってたの?」
「ええ。それはもう毎日のように。
母さんと父さんは畑仕事が忙しくて
僕が家事を担当してました。
兄弟がお腹すかせると悪いので。」
「へえ。
偉いお兄さんだね、キョウは。」
「・・・僕は弟の方です。」
「え、そうなの!?」
「姉が一人います。」
「あ、しかもお姉さんなの。」
「女子力の欠片もありません。」
「「誰がやぁ!!」」
突然扉が開いて、
なんと姉さんが入ってきました。
「ねねね姉さん!?
何でいるの!?」
「あんたの部屋を見に来たの!
で、キョウくーん。
誰の女子力が無いって?」
「ごごごごめんなさい!」
「ふふ、仲が良いんだね。」
カイトが言うと
姉さんは僕を離しました。
「あれ、
あんた一人暮らしじゃないの?」
「えーっと、
一人暮らしではあるんだけど
実質的にそうでは無いと言うか
一緒に食事するだけと言うか。」
「弟がお世話になっております。
ふつつかものですが
家事は一人前に出来ますので
今後も弟と仲良くして頂ければ
姉としても安心なのです。
どうか弟をよろしくお願いします。」
姉さんは何を頼んでるんだ?
「キョウ・・・。
あんた無駄に女子力高いから
何となくそんな気はしてた。
あんたが誰を好きになっても
姉さんは応援するからね。」
絶対勘違いしてますよね?
「姉さん、僕らは
別にそういう関係じゃないから。
部屋が隣同士なだけだからね?」
「ふぁー。眠い。
俺もう帰るわ。ごちそーさま。」
あ、カイト帰っちゃった。
「私も帰るわ。
またそのうち来るからね。
じゃあね。」
あ、姉さんも帰っちゃった。
何か疲れました。
- Re: two ( No.16 )
- 日時: 2015/12/27 15:46
- 名前: lucky man (ID: T1OugAgl)
こんな生活にも慣れてきたある日。
「ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ—。」
隣の部屋から咳が聞こえてきます。
カイトが風邪でも引いたのでしょうか。
バタッ。
・・・うん?
バンッ!
「カイト!?」
「あ、ギョー。
ごめん、うるさがったがぬぁ。
ちょっとづがれただげだがら。」
(あ、キョウ。
ごめん、うるさかったかなぁ。
ちょっと疲れただけだから。)
床に倒れてるカイトの顔は
本当に真っ赤になっていました。
僕はカイトを僕の部屋に
引きずり込みました。
とりあえずベッドに乗せて
体温計を渡しました。
「38度6分・・・。」
たしか薬が
あの棚の上の箱の中のケースの中に
あったはずです。
薬を飲ませるとカイトは
しばらくしてスヤスヤと
寝息をたて始めました。
僕はベッドの隣に机を置いて
仕事をすることにしました。
- Re: two ( No.17 )
- 日時: 2015/12/27 21:24
- 名前: lucky man (ID: T1OugAgl)
次の日の朝。
「うっ・・・。
あれ、ここ・・・。」
「あ、カイト、起きました?
具合はどうですか?」
「ゴホッゴホッ、
大丈夫だよ、ゴホッゴホッ。」
「・・・この薬飲んで、
マスクして、休んで下さい。」
「ゴホッ、お腹すいた。」
「・・・お粥作っときました。」
「ありがゴホッ。」
・・・。
- Re: two ( No.18 )
- 日時: 2015/12/28 13:08
- 名前: lucky man (ID: T1OugAgl)
カイトの風邪も良くなって
僕の部屋に彼が入り浸るのも
日常茶飯事となってきました。
このアパートに来て
数ヵ月が経ち、この町にも
雪降る季節がやってきました。
今日は仕事も休みで、
灰色の港が寒そうに見えます。
今夜には雪が
「にゃーん。」
積もることでしょう。
大家さんの妹さんの
「にゃーん。」
お孫さんもはしゃいでいました。
カイトもこたつでミカンを
「にゃーん。」
もぐもぐ食べながら
僕の膝の上に乗った
真っ白な・・・猫ぉ!?
「「何でやぁ!?」」
「にゃぁ!!」
「こら、キョウ。
大声出しちゃったから
ミルクがびっくりしたでしょ?」
「にゃーん。」←ミルク
「す、すみません。」
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