コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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two
日時: 2015/12/21 21:54
名前: lucky man (ID: T1OugAgl)

どうも。lucky manです。
小説を書き始めてはやめ、
書き始めてはやめ、な私ですが
懲りずにまた書き始めます。

(小説と呼ぶべきなのか
 定かではありませんがね。)

今回は二人の青年のお話。

「暇で仕方ないっ」
という方だけ読んでください。

それでは。

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Re: two ( No.4 )
日時: 2015/12/21 22:37
名前: lucky man (ID: T1OugAgl)

「いらっしゃい。
 貴方がキョウ君ね。」

出迎えてくれたのは大家の
お婆さん・・・ん?

さっきの?

「貴女はさっきの?」

「さっきの?
 あぁ、貴方が会ったのは
 おそらく私の妹だと思うわ。
 女の子も一緒にいたでしょう?
 ・・・そんなことより。
 遠いところから疲れたでしょう?
 早速お部屋に案内しましょうかね。」

僕は大家さんの後に付いて
階段を一段ずつ上りました。

「ここよ。
 何か困ったら言って頂戴ね。」

大家さんは去っていきました。

Re: two ( No.5 )
日時: 2015/12/21 22:47
名前: lucky man (ID: T1OugAgl)

部屋に入って、まずは
荷物を置いて窓を開けました。

「海・・・。」

青い空に青い海。
白いかもめが飛んで
風に船の帆がたなびく・・・。

「気持ちいい。」

「でしょ?」

・・・えっ?

取り敢えず、恐る恐る
後ろを振り返りました。

「・・・ギャア!!」

こここ、この部屋には
僕以外誰もいないはずなのに。
ソファの上に人っぽいなんかが
ちょこんと座ってるんですケド!?

「いや、俺、
 れっきとした人だから。」

これが僕の

楽しい?生活の始まりでした。

Re: two ( No.6 )
日時: 2015/12/21 23:28
名前: lucky man (ID: T1OugAgl)

「君、誰っ?
 どこから来たのっ?」

「俺、カイト。そこから来た。」

そういってカイトが指さすのは
この部屋の扉の1つでした。

「俺の部屋とこの部屋は
 その扉で繋がってんの。
 この部屋には初めて来た。
 新しい人が入ってくるって
 大家さん言ってたから(笑)」

繋がってる?
どういうこと?

「じゃ、俺は今から仕事。
 なんかあったら呼んでね。」

カイトは本当に部屋の扉を
サッサと開けて戻っていきました。

Re: two ( No.7 )
日時: 2015/12/22 17:24
名前: lucky man (ID: T1OugAgl)

コンコン。

「失礼しまーす。
 やぁ、ここは気に入った?」

上司のコマチさんが
ニコニコしながらやってきました。

「コマチさん、あの、そこが。」

「あ、隣と繋がってるんでしょ?
 だから家賃が安いのよ、きっと。
 どうしても嫌だったら
 大家さんにふさいでもらうか
 引っ越すかしなさいよね。
 これ、引っ越し祝い。
 同居人?と仲良く食べなさいね。」

「あ、ありがとうございます。」

「じゃあね。明日からよろしく!」

「はい、よろしくお願いします。」

コマチさん。
貴女はなんて適当な方なのでしょう。

ちなみに引っ越し祝いにもらったのは
この町のお土産屋さんで売っている
船の形をしたクッキーでした。

Re: two ( No.8 )
日時: 2015/12/23 10:05
名前: lucky man (ID: T1OugAgl)

夕方。

荷物を片付けていると
またもやあの扉が開きました。

「や、キョウ。
 お腹すいた。なんかないの?」

「えっ?」

唐突ですね、貴方。

「あ、そこにクッキーありますから
 良かったら食べてくだ——って、
 もう食べ始めてるやん!?」

まるで小動物のように
クッキーを頬張るカイトさん。

「おいひい。」

「そりゃ良かったです。」

「ご馳走さまぁ。」

「全部食べたんですか!?」

「じゃあね。」

あ、帰っていった。

何だったんでしょうか、あれは。


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