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- 難探偵少女幸 キャラ募集中
- 日時: 2016/01/30 20:33
- 名前: リュー (ID: CQQxIRdY)
難探偵少女幸
おもしろそうなので、あとでこうしんします!
登場人物
咲野幸/さきのゆき
咲野難探偵事務所所属の探偵で、自由人。
赤野中学の颯大たちのクラスに転校してくる
お金とトマトやのフライドポテトが大好き
中2
早旅颯大/はやたびそうた
赤野中学2年で、成績普通で、ずば抜けていいところもない
文樹莉乃/ふみきりの
颯大の家の隣人で、幼馴染み
成績優秀、優柔不断で、なんでもできる
【キャラ募集用紙】
名前/読み
性別
年齢
性格
設定
容姿
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- Re: 難探偵少女幸 キャラ募集中 ( No.31 )
- 日時: 2016/02/13 16:22
- 名前: リュー (ID: yMcAY8PJ)
「まず、幽霊騒動とチタ………ホ?の、本が盗まれた事件の繋がりについて。
まぁ、これは話を聞いていればわかることだから。
まず、本題。
榊さんが来た日、あの日は何の日だったと思う?」
と、幸が音緒に問いかける。
シンと静まり返る。
今日は四月九日。
近くにあった桜が、幸を取り囲むように舞い散った。
「綺麗………だね」
リノはその光景に見とれ、自分用のスマホを、持っていた鞄から出して、写真をとる。
——パシャ——
その音が合図になったかのように、音緒は口を開いた。
「そんなの、知るわけないでしょ」
音緒はうつむき半分に答えた。
「嘘だ。本当は知ってるはず」
相変わらずの無表情でそういう幸に、音緒は
「だから、知んない!」
と言う。
「知ってるはず」
「知らない!」
叫んだ音緒に幸は
「別に悪いことじゃないから。あんたが、悪いことした訳じゃない。だから、話して?」
幸はまっすぐと音緒を見つめた。
「わ、わーったよ」
そして、五十嵐は語り始めたのである。
あの日、4月8日は榊透子——忍の母親の誕生日だった。
榊の祖父、督三はその日、体調がよかった。
だから、忍は、弟が「お母さんのために部屋を飾り付けしたいから、飾りつけの道具を買いたい」と、言ったときに少しくらいならばと、祖父を家に一人にして、近くのスーパーに行ったのだ。
スーパーに着いた。
「お姉ちゃん、あれ買っても良い?」
「うん、良いよ」
弟の正太郎は嬉しそうに走る。
それから買い物をしていると、のりとハサミを学校に忘れたことに気づいた忍は弟をつれて学校へと行った。
学校へ着き、教室へ行く忍。
「私の机、ここだっけ?」
忍は、机の中を覗いてみる。すると、のりとハサミがあることに気づき、それを素早く取った。
- Re: 難探偵少女幸 キャラ募集中 ( No.32 )
- 日時: 2016/02/14 20:23
- 名前: リュー (ID: RuL2wqqJ)
「あんた、誰?」
と、いきなり背後から声が降りかかる。
忍はとっさに振り向き、
「さ、榊です。榊忍………」
どうせわかってもらえないだろう。
そう思っていた忍に、意外な答えが帰ってきたのだ。
「榊………あー、いつも来てない奴か。私、音緒。五十嵐音緒。よろしく、榊」
「う、うん、五十嵐さん………」
こうして、二人は話し込んでしまった。
音緒のしてきたいたずらのはなし、忍の家族の話。
話せばきりがないほどだ。
そんなとき、教室の入り口から
「おねえちゃーん、うぇーん!」
という声が聞こえたのだ。
忍は、校舎の入り口で弟が待っていたことを思いだし
「ごめんね、お姉ちゃん、時間かかって………」
と、慌てて帰ろうとしたが
「お姉ちゃん、違うの。お祖父ちゃんがね、いないの」
と、なさけなさそうにいった。
「お、おじいちゃんが?!」
忍は驚き、大声でいった。
すると、音緒が心配そうに
「どうしたの?榊」
と言った。
「じ、実はね…………」
頼れるのは音緒しかいない。
そう思った忍は事情を説明した。
「たいへんじゃん!」
事情を聞いた音緒は言った。
「早く、探してきな!急いで!」
と言い、忍の背中を押す。
しかし、正太郎は泣いたままその場を動かなかった。
「どうしたの?正太郎」
忍は心配で聞くと、正太郎は小さく
「このままじゃ、お母さんに迷惑かけちゃう………」
と言った。
「正太郎…………」
- Re: 難探偵少女幸 キャラ募集中 ( No.33 )
- 日時: 2016/02/16 17:27
- 名前: リュー (ID: HJWJGKQ2)
「ねえ………」
二人の話を聞いていた音緒が口を開いた。
「良い考えがあるんだけど」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「で、その考えがこの幽霊騒動なの?」
リノが音緒に聞く。
「うん、そう」
- Re: 難探偵少女幸 キャラ募集中 ( No.34 )
- 日時: 2016/02/16 19:43
- 名前: リュー (ID: 66F22OvM)
「まず、私が棚の上にあった本をミノリヤで買ってきたボールと一緒に、糸を張り付ける。それを知った千代は怖がる。初巳先生が言わなかったのは、榊の事情を知っていたから。そして、幽霊騒動を起こした隙に千代のケータイを盗み、榊は母親にメールして、呼びつける。その間に榊は弟と一緒に祖父を探す。
ヒャキンのレシートが証拠になったのは、ボールを買ったことが証拠になるから。本がなくなっていたのは、ボールと一緒に、糸を張り付けたときに、五十嵐が持っていったんだろ?」
- Re: 難探偵少女幸 キャラ募集中 ( No.35 )
- 日時: 2016/02/19 21:02
- 名前: リュー (ID: QBu8QfZi)
幸の質問に、音緒は手を叩き、クスリと笑い
「お見事、チビ探偵」
と言った。
そして、真剣な顔になり
「でも、あんたの推理からすると、悪いのはあたしであって、榊じゃない。だから、みんなにはあたしのせいって言っといて。別に、いつものことだからさ」
と、幸に向かって言う。
幸は、意味がわからないとでも言うような顔で首をかしげて
「五十嵐、なにいってんの?」
と言った。
「は?」
と言う音緒。
もしかしてと思った颯太は口を開こうとしたが先にリノが口を開いた。
「つまり、幸は誰にも言う気はないんじゃない?!」
おい、俺が言おうとしたんだけど。
そんなことおかまいなしにリノは続ける。
「だから、榊さんのことも、五十嵐さんのことも秘密にする気なんだよ!」
幸は桜の木を見上げて、呟くかの様に言った。
「幽霊、意外と好きなんだ。だから、幽霊のせいって結果でも良いんじゃないか?」
たしかに、彼女の言う通りだ。
それでもいいのかもしれない。
「じゃあ、帰ろうよ、幸!せっかく早帰りなんだし!」
リノが幸の背中を押し、行く。
リノは颯太の横を通りかかったときに
「さっきは言おうとしてくれて、あんがと」
と小さい声で言った。
颯太はみるみるうちに耳まで真っ赤になってしまう。
「早旅、行かなくて良いの?」
五十嵐の声で、リノと幸が先に進んでいたことに気づく。
「そうくん、おっそいよー!」
「早旅、早くきな」
二人のところに颯太はあわてて
「まってくれよー!」
と言って追いかけた。
一話 転校生は名探偵 END
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